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【女子一人旅】北欧フィンランド④🍃~エストニア タリンへ~


「エストニアのタリンには、
ヘルシンキから船で2時間で行ける。」

私の好きな作家さんの旅行ルート。

ヘルシンキから船で?2時間で?違う国に?


なんて面白いのだ。
短時間で国境を跨ぐことできるなんて。
それも、船、で。

正直、船は好きではない。
小型船だと酔う。
海を見るのは好きだが、海の上にいると思うと、
少し不安になる。

今何かあっても、どうにもならない…という恐怖に襲われるのだ。

だがしかし、この旅行ルートは、ものすごい数の人が
経験してきていること。
毎日何便も出ているし、かなりの大型客船だ。
この機会を逃したら、わざわざエストニアのタリンだけに行くことは、
きっとこの先ないだろう。

ということで、チケットを購入した。5千円かからないところも、いい。

朝9時の出航で、本当に11時には着いたのだから驚きだ。
船はやはり大型ということで、酔わなかった。
(念のため、酔い止めの薬は持参した。)

客席がたくさんあるので、自分で座って席を確保する。
しかし、出遅れると座るところがなくなりそうなので、
あまりギリギリに乗船しないほうがいい。

みんな何をしに行くのかな。気になる。


タリンのターミナルには、ロッカーもある。
大きな荷物を預けて、一安心。
いざ町へ。

歩いて20分弱。
太っちょマルガリータに到着。
ここからタリン街の散策が始まる。

わたしはTHE ヨーロッパのような街並みが
大好きだ。
これまで訪れたヨーロッパの都市はローマとパリ。
ローマは遺跡に溢れた町という感じがしたし、
パリはオスマン計画により統一された
建物の高さと色彩が独特。
どちらも好きなんだけど、わたしが思っている
THE ヨーロッパのディズニー映画に出てくるような
可愛い街並みにはまだ出会えていない。

タリンは、そんなわたしのような(?)こだわりを
持った方にオススメの街。
とにかく、かわいい。
建物の色も、屋根も。
求めていた景色に辿り着けた。
水色クリーム色ピンク色の壁に赤茶色の屋根。
ちょっとずつ違うのに統一感があるのは
なんでなんだろう。
とにかくパシャパシャ写真を撮る。
あとで見返したカメラホルダーは
建物の写真ばかりだ。

広場


タリンは蜂蜜が有名なよう。
重たいけれどせっかくなので1つ購入。
かわいいキーホルダーも。
ほんの少し、ヘルシンキよりも物価が安い気がする。

タリンでのTo do リスト1つめ。
「Chocolats de Pierre のホットチョコレートを飲む」
ところがお店が見つからない。
お土産屋さんのレジで場所を聞く。
ちょっと小道を進んだところにあった。
色の可愛いお店だ。
(店員さんも可愛かった)

夏だけどホットチョコレート。
これが、大大大正解。
タリンに来てよかった、と改めて感じた瞬間。
チョコレートが、本当に美味しい。
甘ったるくない。
わたしはあまりミルクが好きではないが、
このミルクさえも美味しいと感じた。
今でもまた飲みたいと思う。

写真を見ているだけで幸せ

外はとっても明るいのに、
お店の中は薄暗い雰囲気。
テラス席の方が人気。
コントラストが素敵だった。

コップについたチョコレートもきれいに
食べて、次の目的地へ。

今回は11時着で18時発のフェリーを予約した。
フェリーに乗るためには早めにターミナルまで
行くことを考慮し、多めに見て7時間の滞在。
ちょうどいい時間だったと思う。

タリンな街並みが見渡せる高台へ。
風が強いが気持ちいい。
小道がたくさん。
こう見ると建物もかなり密集している。
遠くにはこれから乗るフェリー見える。
そしてわたしは今日、あの海を超えてスウェーデンに
向かうのだ。

もれなくかもめが映っている


人生って面白いなぁと思う。
10年前のわたしは、
半年前のわたしさえ、
自分がタリンにくるなんて
想像していなかったしできなかった。
ましてやフェリーに乗って国境を越えるなんて。
子どもの頃と比べて、試験もなければ進学もない。
自分は成長しているのだろうか、
ずっと同じなんじゃないか、
と思うこともあるけれど
振り返ってみれば一目瞭然。

新しいことが好きになり
好きが増え
いろいろあるけれど
楽しんでるなぁと思う。
何もない人生も面白くないし、
何かあったって最後はうまく行くと思えば、
いいじゃないか。
世界は広い。
タリンにだって行けるのだ。

なんてことを思ったり思わなかったりしながら散歩。
ホットチョコレートだけではお腹が空いたので
マジパン細工で有名な「カフェ マイアスモック」へ。
タリンで1番古いカフェ。
こちらもテラス席が混んでいて、
座れないかなぁと思ったが、
お昼時ではなかったこともあり、
中は空いていた。
何より席数が多いのが嬉しい。

窓側の席をとり、
オレンジジュースとパスタを注文。
オレンジジュース、濃い。氷が入っていないのもいい。
パスタも美味しかった。

おいしかったなあ


もう一度広場に戻って、
可愛い建物たちを目に焼き付ける。
日本にもこんな広場があったらいいのに。
いやいや、ここにしかないから、いいのかな。
もし、こんな広場が家の近くにあったら…
私はベンチに座って読書をしたい。
日記を書きたい。
コーヒーを飲みたい。
ぼーっとしたい。
そんなことを考えるのも、楽しい。

最後に、「バプテスト教会」へ。
上まで登れることを知る。
かなりの段数。
ぐるぐると階段を上っていく。
途中何人もの人とすれ違う。
これは…転がり落ちた人がいるのではないかと疑ってしまう。

なかなかいい運動をして頂上へ。
なんという景色。


自分が歩いていた場所が見える。
反対側に回ると海。風が気持ちいい。
改めて、タリンに来られてよかった、と感じた。



最後にフェリーターミナル付近のスーパーにも
寄ってみた。
基本的に表示は何も読めない。
でも見て回るだけで楽しいのだ。
オレンジジュースがおいしかったので、買った。


また来るのだろうか、タリン。
わからないけれど。
「かわいくて優しい小さな町」に来られて
私は大満足。


お土産

さあ、次なる目的地はスウェーデン。
16時間の船の旅が始まる。


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