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蓋を開けてみる

最近鏡をちゃんと見ることや
写真を撮られること
相手の目を見て話すこと
なんとなくできずにいたのは

あらゆる容姿の変化や
必要な道具の新調や手入れが行き届かず
今の自分の見た目をいいねと思えずにいたからだなと、やっとわかった。

産後2年半が経った。

出産したその日から毎日乳を子に吸われた結果、乳房はびよよんと伸びて、胸は当初の位置からだいぶ下がり、乳を出し入れ酷使したブラのほとんどがへたってしまった。

これいいなと思って使ってきた下着も、今の形には合わなくなり、次なるしっくりくるものが見つけられずにいる。

メイクもそう。

もともとそんなにメイクをする方ではなかったけれど、他に優先したいことがありすぎて、ほとんどすっぴんの毎日になり。

使い切ったファンデーションの次を買う気になれなかったり、ちょっと使っただけで結局使用頻度の低さから固まってしまった口紅もそのまま。

これならいいかも!と久しぶりに試した色づき日焼け止めを塗ってよーしと出かけたら、太陽の下ではムラになっているのが丸わかり。

自分では気づかなかったゆえ、やっぱりわたしはメイクができないんだ、下手なんだ、とひそかに傷ついたりも。

だからといって、今の自分に、敏感肌のわたしに、どんな化粧品が合うのかわからず迷子。

服も基本的に授乳ができるものでなくちゃダメで、これなら大丈夫という数枚をぐるぐる。

スカートの裾やシャツの端で子の鼻水なんかを拭うのも日常茶飯事だし、いつのまにか白い服のあちこちにシミ。

煮洗いすれば落ちるのだろうけれど、それもなかなか余裕がある時しかできず。

髪を切りに行こうにも、その間の子守りはだれかにお願いする必要があるし(カットの時くらい1人になりたい)

こどもとの生活第一で回る毎日はなかなか予定を立てにくく、カットの予約もすんなりできないまま、どんどん伸びて帽子で髪を隠すような毎日。

歯の詰め物が取れてしまって歯医者に行きたくても後回しになりがちで、いつのまに日にちが経過していく。

そんなこんなでカメラを向けられても目を背けがち。

子どもと2人で写真を撮るのも楽しみたいけど子を撮るばかり。

授乳真っ只中で高まった食欲のまま今も食べすぎになりがちで、気づけばおなかもぽっこり。

冬の乾燥と春の毒だしか肌もカサカサしがち。

こう書き連ねてみてもよくわかる。

あぁなんて自分に手をかけずにきたのだろうと。かわいそうだったなぁと。

妹が手荒れで皮膚科に行ったら、先生がその手を包みこんで「よく頑張ったね」と言ってくれたそうだ。

それ。泣いちゃうな。

本当よく頑張ったよわたしのからだ。

どっから手をつけていいやらもうわからないほどになっていて途方に暮れそうだけど、ひとつひとつ、今の自分がこう在りたいと思う方へいにたい。

kaiさんのチャクラケアブックをゆっくり読みながら、あぁわたしも元気なようで、ケアが必要だったねと、気づけたからもう大丈夫なはず。

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