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パニック障害は社会に対する正常な反応

どこからどこまでを”症候群”というのかその線引きはとても曖昧なものではあるんですが

一番多く聞く悩みが「電車に乗れない」というもの


病的ではないにしろ長距離だと恐怖を感じるといったレベルから

止まってしまった時にだけ汗が出る

脈が速まる お腹が痛くなる 吐き気がする・・・など

症状もレベルも人それぞれなのですが ←私も長距離は苦手

共通しているのが そんな自分をダメな人間だと思っている

ということで それが苦しみの根っこになっていると思うんですね


結論から言いますと社会不安障害と言われるものは

社会に対する正常な反応であって

ダメな人間 精神が弱い 甘え クズ・・

だからそんな症状が出るわけではまったくないということ

これだけ先に断言しておきます


もちろん神経が繊細でデリケートな人が症状として感じ取るものではありますが

成長過程でその繊細な自分を誰かに否定されたか 恥をかかされたか

いつからか自分で否定して

大雑把 小さなことは気にしない どこでも生きていける

などと 無意識に嘘の自分を演じてきたがゆえ

”本来の自分へ戻る”ための装置が作動しているとも思います


行きたくなくても決められた時間に決められた場所に行って

やりたくなくても他の人と同じように事を行う

決められた時間に食べたくなくても胃に押し込み

人に迷惑をかけず 変な目で見られることなく

人に合わせて話ができる 

それができるのが普通


社会不安障害を引き起こす人々はたいがいこんなルールを持っていて

そのルールから外れてしまう自分というものを体験している

それだけのことだったりします


行きたくなくても決められた時間に決められた場所に行って

やりたくなくても他の人と同じように事を行う・・・

足並み揃えて隣の人と同じことをする

一歩離れてみたらこれものすごい機械的で軍隊みたいだと思うんですが

人間感じることも人それぞれなのにこんな生活できる方がおかしいって


思わないですかね 笑

学校教育でこのルールを定着させるように洗脳されています

ですが実はそんなルール本当は社会には存在しませんし

人に迷惑かけまくって時間守らないのに愛されている人もたくさんいるんですけど

そんな世界はダメな人間の世界と信じこんでいるので

不自由から抜け出せず枠の中でエリート目指して生きているだけなのです

ですからこのルールこそマイルール その人の世界での勝手なルールです

それを変えてしまえばパニックなんて一気に楽になります

※症状が無くならなくても気分が楽になる これがスーパー大事


ですから社会のいう正常な人(ルールが守れる人)に比べて

不安障害の人の方がアセンションの段階が早いとも言われていますが

ここでマウンティングしてしまっては意味がない(笑)


■ルールを変えてしまいましょう■

同じ時間に会社に行けなくていい

人と同じ時間に食事をしなくていい

そもそも会社に行けないのが人の自然の姿であるし

扉が閉まる乗り物が怖いのは人として正常な感情反応

人には迷惑をかける

そしてたくさん助けてもらう

私たちは繊細なので人より先に違和感を感じてしまっているだけである


自分が楽だと思えるルールにカスタマイズしてくださいね

鬱やパニックはダメだと言っている人達が悪いとは思いませんが

規則に厳しい人達がどんどん置いて行かれる社会にはなっていくと思います


そのルールから外れてしまう自分

そんな自分をまるっと全部OKにしてしまいしょう

それもあなたの大事な一部です

これからは自信をもって「パニック障害です」と言いましょう


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