VketRealで感じたVRChatで話すことの煩わしさ【閑話】

前書き

今回は長くても仕方がないので簡潔にまとめました。書いているの年末ですしお寿司。
2023/12/16&17、バーチャルマーケット2023リアルinシブハラに参加してきました。
例の如くオフ会で、フレンドと会ってVket色に染まった渋谷と原宿を練り歩いていました。

ただ、話していてどこか違和感を感じました。
コミュニケーションがしやすい。というか、いつもよりスムーズで摩擦が少ない。
良いことです。人によってはリアルで会うのはハードルが高くなりやすいことですから、むしろ良いことです。
ですが、何故引っ掛かりなく円滑にコミュニケーションが取れるのでしょうか。
今回は上記のことについて考えていきます。
では、本編です。

無意識的にラグを意識している

VRChatはインターネットに接続し、サーバーを介して利用するサービスです。その為当然自分の見えている、聞こえている世界に何らかが反映されるまでに多少遅延時間が発生します。
現実世界で話すことを基準としラグを0秒とするなら、 VRChatの場合はPINGの数値にもよりますが最低3秒〜です。(JPサーバー、invite instanceで半年前に検証&とあるリアルイベントでの実体験)
つまり、このラグに話づらさの原因があるのではないかと考えています。
このラグは2人で話している場合にはあまり影響はないと思います。同じ相手に対するコール&レスポンスの単純な言葉のキャッチボールなのですから。
ですが、3人以上になった時、人数に比例するかのように多大に影響すると僕は考えています。
単純にラグがどうこうという話もありますが、複数人でファシリテーターがいない場でオーバーラップすることなく円滑に話すというのは現実であっても難しいことです。
僕は過去に検証した時辺りからコミュニケーションにラグが発生している事に関心を持ったため最初は意識していましたが、だんだんと無意識的に意識する様になりました。もはやクセですね。

綿密な情報量が少ない

VRChatは自身の物理現実の動きを機材を通して仮想現実に投影します。
VRなら最低で3点トラッキングではないでしょうか。
他にも、eyelockやlipsync、瞬き、ヘッドセットと連動して下半身を動かしたり等がありますが、今挙げたこの4つは物理現実の動き忠実に再現して反映しているわけではありません。下半身云々は今回の話とあまり影響が大きいとは感じないですからこの際あまり考えなくて良いと思います。GoGoLocoとかごろ寝システムを使って調整することもできますし。
特に重視すべきはeyelockやlipsync、瞬き等の顔面の動きだと思います。
ところで、メラビアンの法則もしくは3Vの法則、または7−38−55ルールをご存知でしょうか。
人同士がコミュニケーションを取る時、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%の割合で影響しているという心理学的法則です。
eyelockやlipsync、瞬きは全て視覚情報に分類されます。
ある程度AvatarDescriptorやツール、ギミック等を使えば自分で調整することも可能ですが現実でとっている様な自然なコミュニケーションとは程遠い様に感じます。
つまり、脳が円滑なコミュニケーションをするのに充分な情報を得られていないが為に、引っ掛かりを感じているのではないかと。
慥かにギミック等を活用して相手に見せるものを多少マシにすることはできるでしょう。ですがそれが自然体ではないこともまた慥かです。
よくあるじゃないですか。例えとして、VRChatterがオフとかするとVRCでいつもする行動をリアルに持ち出す超身内ノリ。あれを持ち出すきっかけというのは似た様な事象が発止した時に物理現実と仮想現実を比較したときに感じた違和感をああいう表現でアウトプットしてなんらかの結果を得てるというのが僕の考えなのですが。違和感とか、いつもは当たり前の様にやっているつまり自然体なものが普段しないプロセスを挟んだりというのは不自然に感じざるを得ないことです。だからこそ感じたことを何かに表現してる。と。
伝わりましたかね。まぁ、この項目で僕が伝えたいことはこれじゃないというのはわかると思うのですが。
ちなみに書いているときにフェイシャルトラッキングやらアイトラッキングやら思い浮かびましたが圧倒的マイノリティすぎるので考えないことにしました。

最後に

今回はただただ僕がログで残したかった思いが強かったので記事として出してみました。というかメタい話、これを疑問に思って5秒後くらいには考察が浮かんでいたので別に考えても何でもないんですけれどね。

では、また今度。

記事の内容にご満足いただけた様であれば記事のサポートをお願いします。
頂いた報酬は今後の活動のための資金として活用させていただきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?