見出し画像

注染工場見学を経て

3つの注染工場を見学させて頂き、浜松の地場産業の現場に触れました。染料の匂いのなかで、もくもくと作業する職人さんの姿がかっこよく、お話も興味深く聞かせて頂きました。

注染そめという日本にしかない染色技術を使って、おもしろいモノ・コトを作るという今回のミッション。。。自分に何ができるかを考えながら、しかしながらそれが工場の皆さんに望まれることなのか?という問いも並べてみると、どうにも難しく感じました。1回やって終わりではなく、長い目で見て双方が向上する方法を見つけたいですが、、ひとまず思いついたアイディアを書いておこうと思います。

◯ 作り手・描き手の私としては、まずは1つ手ぬぐいを作ってみたい!というのは思いました。見たことないくらい綺麗な色のグラデーションの手ぬぐい。職人さんが嫌がりそうな、細い線のデザインと多色の滲み。お披露目する場所も整えて、まずは浜松の人にこんな綺麗な色使いのできる技術があるんだと、知ってもらえる機会をつくれたらと。その中で

・デザインを公募する

・外部デザイナーにデザインを依頼する

・色の配置を工場に任せて工場ごとのオリジナル手ぬぐいとして販売する

・二橋染工場の干し場で干しながらライブ

なども考えたり。なるべく色々な人に関わってもらい、美しい作品を多くの人と共有できたらと思います。


◯手ぬぐいオーダーのwebサイトを作る

注染そめで手ぬぐいを作りたい、と思った人がデザインデータさえ作れれば、スムーズに注文できるwebサイトを作ったら、全国からの注文を24時間受けられる。。問屋を挟まないクリエーターとの出会いの場にもなると思います。版作りや色ののせ方などに必要な知識を丁寧に伝えれば、できないことは無いと思うのですがどうでしょう?作る際は、煩雑なやりとりが工場にのしかからない仕様にしなければと思います。注染そめの特徴紹介、行程説明、予算見積もり、サンプルの無料取り寄せなどができるサイト。工場にどう振り分けるかは、、工場の得意ジャンルを把握した管理人が振り分けるなどで対応できるでしょうか。難しいかな。。。

現時点では問屋経由の企業・団体からの受注がほとんどだとは思うのですが、そこに染色好きな個人からの注文も加わればと思いました。染色好きな個人にどうアプローチするかも課題ではあるのですが、、。

妄想の粋を出ないアイディアかもしれませんが、忘れないうちに書いてみました。

鈴木萌子



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?