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テレビを見て気づいた、旅の醍醐味

旅は、帰る所があるから、続けることができるのかもしれない

さっきやっていたテレビで言っていた言葉。登山家兼写真家の方が、写真家の原点となった鹿児島県に行って、10年前に撮った写真を、写真のモデルの家族に渡した時に言っていた言葉。すでに写真のモデルは亡くなっていたから、奥さんにその写真を渡していたんだけど、その奥さんが「お金よりも大切なもの」と涙を流しながら写真を受け取っていて、とても感動した。

その言葉を聞いた時に、「そういえば、最近旅に出ていないな」と思った。大学生の時はアルバイト代を旅行代にして使っていたのに。

大学4年生の時にやった、新潟~岡山間の旅が印象的だったな。青春18きっぷを使った旅だった。アナログな方法で旅行がしたいと思って、分厚いポケット時刻表を頼りに乗り換えをしながら目的地に向かっていた。最初に到着した東京では、四季劇場に行って「サウンド・オブ・ミュージック」を見ることができて、演者さんと一緒に歌いながらショーを楽しんだな。その後、目的地となる岡山に向けて西へ進んで、ヘルパーをしていたゲストハウスに1年ぶりに宿泊して、大原美術館や児島虎次郎記念館に行って大好きな絵画に触れた。最後帰路で長野~新潟が長すぎて、電車が間違っていないか何度も時刻表を確認した。

あと、旅とは違うけど、今の生活の拠点は関東だけど、帰る場所である新潟があるからこそ頑張れている気がする。新潟にいる時の私はかなりリラックスしている。田んぼや山、今の季節だと白鳥を見ることで生命力を感じることができている。

人生は旅のようだ

と例えられることがあるけど、旅で出会った場所、自分が生まれた場所、自分が生活している場所といった「帰る場所」があるからこそ、生命力を維持できているのかもしれないな。


2020年は、旅がしたい。生命力を感じられるような場所を新しく発掘したい。

とっても嬉しいです。創作活動の励みになります。