フットボールを生きる街

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ノート

フットボールを生きる街 #16 ヒーロー

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“Tu zurda nos regaló un sueño que cambió nuestras vidas, comenzando desde entonces una de las etapas más gloriosas de nuestro club.”
- De toda tu afición

「きみの左足が見せてくれた夢が、僕たちの人生を変えてしまった。あの日から、僕たちの

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フットボールを生きる街 - あとがきにかえて

あとがきにかえて

セビージャの地を留学先として選んだのは、ふと地図を眺めていたときに、街の中心地から比較的近いところにふたつの大きなスタジアムを見つけたからでした。なぜか、セビージャという未知の街に呼ばれているような気がして、胸が躍ったのを憶えています。

わたしにあてがわれたセビージャ大学の寮は、そのふたつのスタジアム、つまり、セビージャFCのラモン・サンチェス・ピスフアンと、レアル・ベティス

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フットボールを生きる街 - エピローグ

わたしにとって、好きなものへの愛を語ることは、喜びと同時に恐怖を伴うものでした。情熱を傾け、探究する対象としてのフットボールが、軽視されがちであることを恐れていました。

だから、卒業研究のテーマにフットボールを選ぶことにも、はじめは戸惑いがありました。 その不安を払拭したのは、ほかでもない先生の「面白そうだから、やるべき」というひとことでした。フットボールに限らず、あらゆる興味の対象の価値を認め

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