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花とジュエリー

今日はお花とジュエリーのお話。横浜の中でも私が住んでいる地域は観光に来る方も多くて、毎年「全国都市緑化よこはまフェア」というのを開催しています。山下公園や横浜スタジアムも綺麗ですが、なんといっても港のみえる丘公園とローズガーデンは今本当に見頃!

東京で生まれ育った私にとって昔は横浜って遠い場所でした。とりわけパシフィコ横浜に用事がある時にだけ行っていた ”みなとみらい地区” は私には人工的すぎて、「ここには絶対住めない」と毎年心の中で思っていたものです。(今はもう慣れました!)

結婚後夫の実家に越してきたので、住む場所を自分たちで選んだわけでもないのですが、何よりも何よりも、ここに来て良かったと思えるのがこの季節のローズガーデン。気が向けば駅からの家路に寄り道することも出来て、お散歩コースにできるくらい近いのが嬉しい。

桜の頃から庭園は毎日のように手入れがされて、行く度に違う花が楽しめるように工夫されています。花が大好きな私としては、観光名所として市が力を入れてくれることに大感謝。この季節を心待ちにするようになりました。花壇にきちんと整列されたお花にはあまり魅力を感じませんが、無造作なように色々な花が入り乱れ自然な雰囲気を残している場所が私は好きです。

結婚式はせずウェディングフォトも撮っていない私たちですが、こんな場所で撮れたら最高だなと思い、カメラと三脚を片手に自分たち (母撮影) で記念撮影をしたのもこの季節のローズガーデンです。

数日しか咲くことのない花たちが出す生命力ってすごいし、訪れる人誰もがニコニコして綺麗だね〜と話している。マイナスの言葉が耳に入る余地が無い魅力的な場所です。ケミカルな花の香りは苦手ですが、本物の花たちは本当に良い香り。

夫が休みの日には一緒に散歩をしてベンチで抹茶を点ててみたり、おやつを食べたり。平日人の少ない時間にはちょっとジュエリーを持って行って、一人でカメラ片手に撮影をするのが時間を忘れてしまうくらいの楽しみ。

私のジュエリーは煌びやかなものではないし、天然石を活かすことを心がけているので自然と草花に溶け込むんですよね。切り花で撮影する時もあるんですが、やっぱり生きている花の瑞々しさやエネルギー、優しい木漏れ日なんかを室内では捉えられないというか。

コストや効率だけを考えたら全くもって無駄なことで、ほぼ全て一点ものなのにどれだけ撮影に手間かけてるの!という感じなんですが 笑。   私にとっては夢中になれることだしそこに大きな意味があって、この感覚を失わないこと、そしてアップデートさせていくことがクリエーターである自分にとっては必要不可欠。それが大きなジュエリーブランドでは表現できない世界観なんだと思います。

思えばアイルランドで住んでいた家には庭があって、一緒に住んでいたトニーは庭仕事が好きな人でした。東京でずっと借家のアパート暮らしをしていた私にとっては、”庭から花を摘んできて飾れる” という小さなことがとても嬉しくて、可愛らしい雑草をジャムの瓶に入れ自分の部屋に置いたり、時には季節の花を買ってきて庭の草花と一緒にアレンジして玄関を彩ったりするのが楽しみでした。

この写真は確か私の家族が日本からやってきて、近所の人を呼んでガーデンパーティーをした時にテーブルに置いたもの。全部お庭のお花です。その頃から自然とジュエリーの撮影には花を使っていて、トニーも自分が手入れしている庭の花が新しい用途で役に立って綺麗な写真になるのが新鮮だったようで、いつも喜んでくれていたのが懐かしいなあ。

2匹のシーズーと一緒に暮らしていたので、散歩道で家の庭に無い花が道端に咲いていると、ちょろっといただいて帰ったりもよくしました。大変なことが多々あったアイルランドの生活でしたが、それだけは変わらず美しい記憶で、美しい国だったな。

横浜の港の見える丘公園、ローズガーデンはバラが終わったら今度は紫陽花が見頃になります。横浜方面へお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください!花のパワーで元気になりますよ〜!

トップのバイカラートルマリンリング、そして翡翠のペンダントは今週アップの予定です。インスタグラムとFacebook にて掲載をお知らせしますので、詳しくはそちらをフォローしてみてください!

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