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新卒社員の気持ち

社会人として初の夏を迎えた。

ジャケットを片手に忙しなく歩くビジネスマン。

道の端で、資料やパソコンを慌てて出しながら電話している人たち。

私もそんなビジネスマンとして働き始めて5ヶ月がすぎた。

今日は、そんな社会のひよっ子である新卒社員が、夏休暇を迎えたので、4月から5ヶ月間仕事をしてきて感じたことについて書いておきたい。

社会人みんなに読んでほしい。

簡単に私の自己紹介。

私の仕事は、人材紹介業の法人営業で、新規開拓営業をしている。
会社の規模は、大きくなってきたが、位置付けとしてはベンチャー企業、営業会社で
古い気質の体育会系の社風が特徴の会社だ。

新卒で入社しても1年目からあたりまえに結果にコミットすることが求められる。1年目とか2年目とかほとんど関係ない。

私の性格は、新規開拓営業ができるほど強靭なメンタル持ち合わせている訳でもないし、ゴリゴリな営業ができるタイプでもない。

しかし、予想外の配属先が法人営業の新規開拓を必要とされる部署だった。

やるしかない。やってみないと分からないと思って、取り組んでいるところ。

しかし、予想以上のメンタル面のしんどさと、この仕事にモチベーションが見い出せず、少し苦しい思いをしているのが現実。

就活生のとき、営業職という職種自体に抵抗がなかった。

私は、人材ビジネスの営業職とはどういったことをするのか、について深く知らないまま入社したみたい。

見えないものを売りにいく。
人材紹介サービスはこの時代に価値のあるものだが、商材が「人」なだけに難しい部分がある。

毎晩の平均残業が2時間ほど。新卒の私でも21時退社が平均。
私は成果が中々上がらないので早く帰れない。社風は成果が上がっていないのに早く帰るなんておかしいという文化。
毎晩の残業と成果は比例するものではないと思うけれど。

今何より辛いのが、周りの同期が目の前で次々と結果を出していき、上司に褒められているのを横目で見る悔しさ。惨めさ。

私は、同期の中で1番労働時間が長いのに、成果が上がってない、この効率の悪さを目の当たりにすること。

なかなかスムーズに物事が進まず、投げ出したいし、逃げたい。

結果が出ないことが悔しくて悲しくて惨めで、
帰り道の電車で自然と涙が出てきたり、
会社のトイレにこもって泣いたりもした。

私もう無理かもしれない。
こんな状況で8月を迎えた。

しかし、私の心はあることで、少しだけ軽くなった。

そのきっかけは、
部署の1番上の上司との社員面談で全てを吐き出して号泣してしまった。
普段は厳しい上司が、優しく聞いてくれた。

頑張ってもいいことがない、この仕事で働く意味を見出せないと、言い張る私に、

何かの運命で一緒に働くことになったんだから、もうちょっと頑張ってみよう!向いてないことはないから!やりがいを見つけれるように、全力でサポートするから!

たったこれだけの言葉。
特に説得力があるというわけでもない。
しかし不思議と、どん底まで落ちていた私が、また少しずつ今の仕事を頑張る勇気が出てきた。


新卒社員を教育する上司に伝えたいこと

どうか新卒社員の心と向き合ってほしい。

時には、一対一で向き合って、弱音を吐き出せる、抱え込んでいる不安やストレスを聞いてあげれるような環境を作ってあげて欲しい。

上司の前では「前向きに頑張ります」って言いながら、苦しんで追い込まれてる人が沢山いる。

ただ聞いてあげるだけで変わることも沢山あるはず。

まだまだ可能性のある若い人たちの未来を生かすのも殺すのも、上司次第な部分もあるから。部下は上司を選べない。

どうか新卒社員が、みんな心を病まずに仕事ができるようになりますように。

また夏季休暇明けから頑張ることができますように。

ふと残したいと思った私の社会人記録。

読んでいただきありがとうございました。

#つらつら #エッセイ #コラム #新入社員 #社会人1年目 #人材業界


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