見出し画像

「何もしてない」罪悪感を解消する方法

時々、「やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何も済んでない」と自分を責めるときがある。

それは大抵、それなりな繁忙期を切り抜けて、(もしくは効率的な予定をうまく立てられずに)ちょっと時間に余裕がある時だ。
あと必ず、スマホでTwitterのタイムラインとインスタグラムのストーリーズを交互に見ている。

タイムライン上のあの人は、今日も頑張った成果を報告している。すごいなと思う。にもかかわらず、すぐ何かの行動に移すわけでもなく、「あーあ」という気持ちだけが続く。次第にその気持ちも忘れて、何も解決せずに終わる。

実は、ちょうど1時間前にも「そう」なって、だいぶ気持ちが落ち込んでいたのだけど、最近買ったばかりのiPadで日記を書き出したところ、とある解決法を見出した気がするので、忘れないうちにここで共有してみる。

そのいち 「やれている」ことを書き出してみる

「やれていない」ことが発端ではあったけど、まずは「やれた」ことを書き出してみた。
例えば「○○さんと会う」「○○の支払いを済ませる」など。
「すでに済んでいるけど脳内のTodoリストに入っていた」ものから書き出す、というような感じだ。

そのに 「やれていない(が恐らく未来の自分がやるであろう)」ことを書き出す

次に「済んでない」ことを書くわけだが、済んでいないことの中でも、自分の中で薄々とでも未来が見えているタスクがある。
すなわち、「これは後でやるだろうな」というものと、「めんどくさくてやらない可能性がある」ものだ。
「後でやれそう」と思っているものは、そのTodoをこなすことに特に頭の労力を使わないか、予定がすでに立っているので、割と前向きな気持ちのままで書きやすい。例えばもうチケットを買ってあるコンサートに行くとか、お土産を買うとか。

そのさん 勢いで「頑張らないとできない」ことも書いておく

ここまで来ると、それなりに筆が乗っているので、その勢いで「やろうと思ってできていないこと」も書く。
例えば「これまでの半年の経過をnoteで報告する」、「不用品を処分する」など。
大抵の場合、そのタスクは数日ほど保留になったまま頭の中に置きっぱなしの、それなりに時間・工数がかかるものが多いと思う。
ふたつみっつ、書き出したところで、ふと私にいつもと違う考えが落ちてきた。

そのよん 「私が満足しそうなタスク」を考える

たくさんのタスクを書いているうちに、「っていうか、そもそも、何でもかんでもSNSで報告するのが目的になってないか?」と気がついたのだ。

不用品を処分などもあるけれど、それも含めて、私が書いていたのは「私が考える理想の有意義な時間の過ごし方」であって、それは机上の空論。
やれないこともたくさん書いているリストで、罪悪感を無駄に募らせていた。

「じゃあ、いまの私は何をやったら本当に満足するんだ?」という自問自答を経て、出てきたのはこんなリストだった。

・運動する
・甘いものやパンを控える
・読書する
・何か書いてアウトプットする
・(仕事関係の)コンサートに行く
・良い服を揃える
・英語の勉強をする

このどれかを始めれば、自分の中の「漠然とした罪悪感」は収まりそうだ、という予測が立ったので、一番すぐ始められる英語の勉強アプリを起動させた。
結果、いつもより長い時間勉強できたので、さっきまでの鬱々とした気持ちはだいぶ楽になった。

終わりに 無限タスク地獄の現代人だけど

今回、「やらなきゃいけないからやる」よりも、「罪悪感を解消するためにやる」方がストレスなくタスクをこなすことができそうだ、ということがわかった。

私はおそらく「やらなきゃいけないことがたくさんある」不安に駆られている時間が人より多いタイプで、スマホのメモ帳にもかなりの数のTodoリストがある。

「やりたいこと100リスト」なんかとは比べ物にならない強迫観念のようなリストたちだが、今日の「罪悪感とさよならする」発明を武器に、これからは少しばかり気楽にリストにチェックを入れることができそうだ。

ちなみに、私にとっては「やりたいこと」と「やったら満足すること」のニュアンスが少し違うらしいということもわかった。
「やりたいと口に出す」というとき、「キラキラした自分ならこう言うだろう」といった、変なフィルターがかかっているのだ。

少し背伸びをすることの効能もわかっているので、良い塩梅を見計らいつつ、これからもTodoリストを乱立させていきたい。

新生活が始まった人も多いと思うので、よかったら参考にしてみてください。

#新生活をたのしく

この記事が参加している募集

新生活をたのしく

自主企画コンサートを行うべく準備中です。 (進捗状況は随時noteでお知らせします) いただいたサポートは、コンサート開催にかかる諸経費 (ホール借用費、チラシ印刷費、デザイン費ほか)に充てさせていただきます。