欠乏の行動経済学

この本、結構読んでて、いろいろな欠乏の状況とそれがもたらす困った事態について説明してくれています。
欠乏があるから困った時代になるのか、困った事態があるから欠乏になるのかという点について考えると面白いです。

欠乏している状況で余裕がないために起きた問題に対処することだけを考えてしまって、それ以外のことに考えられなくなることをトンネリングと本書では言っていて、このトンネリングというのが面白くて何か欠乏が生じているからトンネリングになる、というのは当然として、欠乏が生じていなく余裕があるにも関わらずトンネリングが生じてしまうんです。

例えば、お金。お金がギリギリしかないから、そのギリギリのお金でどう対処するかということだけを考えてしまい将来のことを考えられず、トンネリングになる。また一方で、お金には余裕がある状況で、余裕があると思ってしまい、使わないで良いという可能性を考えないという点で、トンネリングになってしまうというのも面白いと感じました。

実際にまだこのトンネリングや欠乏という現象に対してどのように対処すれば良いかというところまでは読み進めていないので続きを読んで行動に生かしたいと思います。

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