見てきたOVAの歴史を振り返り(加筆あり)

お疲れ様です。春風亭吉好です。

先日ラジオもえよせでOVA(オリジナルビデオアニメーション)に関してトークしたのでこちらでも更に掘り下げてみようかなと思います。
基本的にハマって見た作品を中心に語っています。

OVAというのはテレビアニメでも劇場版アニメでもなくビデオ(今ならBlu-ray)で販売されるアニメの事。
販売後にテレビで放映される事もあるが基本的には購入しないと視聴できない。

ラジオもえよせOVA回YouTube版はこちら↓


ミンキーモモとクリィミーマミ

妹がいたので少女向けアニメもよく見ていました。ちにみに吉好は1980年生まれ。
ミンキーモモは82年、クリィミーマミは83年放送なので再放送かもしれないけど好き良く見ていた。
当時はOVAという事も知らずにレンタルビデオで借りて視聴。
「モモの続きだ!」「マミの続きだ!」と思ったのが初めて触れたOVAだったように思う。

ダーティペア

テレビシリーズ85年放送。OVAは87年発売。
重厚なSF描写とコミカルかつお色気なキャラが面白い作品。女ペアなSFシティーハンター といったところかな。
今なら深夜放送と思うがこれがゴールデンタイムに放送していたのだからいい時代だ。
やはりリアルタイムではなかったかもしれないが後にハマりOVAも見る。
元々OVA向けっぽい作風だったのでテレビからの流れは自然だったように思う。

NG騎士ラムネ&40

テレビシリーズ90年放送。OVAは91年、93年に発売。
ラジオもえよせで何度も語っているが当時小学4年生で周りがアニメを卒業していく中で逆にヲタクへの道にズブズブとはめられた作品。
完結はしつつも先を感じさせる最終回だったのがその続きが見られる!と初めてOVAという存在を意識したかもしれない。
が、小学生に購入資金は無く、レンタルに並ぶのを待ったが近所ではなかなか並ばずにやっと視聴できたのは1年以上あと。
そこにはちゃんとストーリーの続きと恋愛関係の発展が描かれ感動した。

天地無用

まさにメディアミックスの権化といった作品。
OVA(92年、94、03、16、20)、テレビ(95、97)ほか劇場版アニメにラジオドラマ、コミックとありとあらゆるメディアミックスを成功させて今のアニメファン向けアニメのメディアミックスの基板を築いた作品の一つといっていいかもしれない。
天地無用のテレビ版の後に2クールアニメも一気に増えたし。
他にもいわゆるハーレムものの基盤とも言える。(恋愛の男ライバルがいなく女性キャラは多くが主人公が好き)
その前にもあったろうが今も続くわかりやすいテンプレは天地無用の影響が大きいように思う。
もちろん無条件でモテるわけではない。主人公の天地はとにかく優しく、それでいてやるときはやる男気を見せるのでモテる事に違和感はない。
OVAを語る上で外せない作品。

トップをねらえ!

OVA88年発売。エヴァの庵野秀明監督による監督作品。
エヴァブームに乗って遡ったのではなくエヴァより前に触れていた。
それもこのOVAをデジタルアニメ化したものがPCエンジンで発売されていてそれをワゴンセールで購入したまたま見ていた。
しかしそれは全6話中の4話までしか収録されていなかった。
もちろんそこまでも面白いのだが後にロボットアニメ史上に残る熱い合体シーンのある5話、全アニメ史上に残るエンディングのある6話を見て感動し震えた。
1話はパロディ要素が強くそこで離れる人もいるかもしれないが騙されたと思って最後まで見てほしい。
回が進む毎に引き込まれていき絶対忘れられないアニメになる。

ガオガイガーFAINAL

勇者ロボシリーズの最終作。テレビシリーズ97年放送。OVA00年発売。
初めてDVDメディアで買ったOVAかな。
テレビシリーズの正当な続編。
ロボットアニメの続編OVAではキャラクターの絡みに焦点を置かれ(おもちゃ販売の為にロボットパートを伸ばす必要が減る)、なんならロボット戦闘がほぼない作品もあったりするがガオガイガーは寧ろ新メカはバンバン出るし、テレビシリーズではなかったパワーアップ形態まで出るという大盤振る舞い。人物描写、ロボット戦闘どちらも徹底的に作り込まれていた。
ただでさえ宇宙規模だった話もスケールアップしまさに正当進化した続編だった。
テレビが直球ならOVAは変化球な作品が多いイメージだがガオガイガーはテレビが豪速球、OVAは火の玉ストレートといったところか。

マクロスプラス

OVA94年発売。劇場版95年公開。
マクロスシリーズは愛覚えていますか、マクロスセブンと作画、音楽のクオリティが高かったがそれがここに極まりといった感じ。ある意味マクロスの全てがここに詰まっているような。
セル画枚数もさる事ながらCGとの組み合わせが見事。
ちなみに伝説の5秒とされる超絶作画ドッグファイトは劇場版。今からなら劇場版を見た方が吉か。

機動戦士ガンダム0080

OVA89年発売。ガンダムシリーズ初のOVAであり、富野由悠季監督以外が監督をつとめた初のガンダム作品。本作の成功がある種のちのガンダムシリーズに繋がったかもしれない。
MSの戦闘以上に人間ドラマに主軸がおかれニュータイプも出てこないしガンダムの出番も控えめ。
実質の主人公はパイロットでない少年だし。
にも関わらずヒットしたのはそのシナリオの魅力でしょう。
最後のビデオレターは感涙必至。

新キャプテン翼

OVA89年発売。世界的に有名なサッカー漫画キャプテン翼のテレビシリーズの続編。
テレビシリーズは国内の中学生大会で終了しており後半のJr.ユース編を初アニメ化。
OVA全巻発売した直後にテレビ東京で毎週放映。
キャプテン翼はブーム時に幼かったがちょうどこのOVAが出たあたりで漫画を全巻集めていてテレビ放映で視聴。
駆け足ではあったけどよく纏まっていた気がする。
最近多いOVA→テレビ放映の先駆けかもしれない。


ラジオもえよせOVAトーク回 ポッドキャスト版はこちら↓


※何作品か後ほど加筆します。

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