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わたしのこころとからだのはなし

なんだか今日は夜が深い感じがするのでしずかに書き留めておきます。

ひとと比べてあんまりこころもからだも強くないことは子どものころからわかっていました。
病弱でぜんそく持ちだったし、走るのはとても遅いし、大事なできごとの前日は胃が痛くてねむれないし、ちょっとのことでつかれてしまう人生です。

3年前の23歳のときに、少しでも生きることが楽になれるように東洋医学(中医学)を学び始めました。
そのうちとある漢方薬局で無料体質相談会が開かれることを知りました。人と会うことがこわいわたしが、そのときばかりは勇気を振り絞って震える足取りで会場まで出向いて行ったのを覚えています。

いろいろな人生のつらみをお話ししたところ、担当の方は、「繊細なからだに生まれてきたんですね」とにこやかにそうおっしゃいました。

体力がない、気力がない。
自分のこころとからだはダメダメなんだと思っていました。
自分自身を愛したことはありませんでした。
価値のない人間だと思っていました。

けれども、その方が選んだ「繊細」という表現は、どこか柔らかく穏やかで、わたし自身も尊重されていい存在なんだと感じるきっかけになりました。

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時は移ろい26歳の今日、お仕事で心身を壊したのをきっかけに、毎週鍼灸院に通っています。
いまは通い始めたときよりずっと元気です。大丈夫。

そこで毎週のように先生に言われるのは、「がんばりすぎないでくださいね」という言葉。

できないこと・苦手なこともできるまで全力でがんばり突き進んでしまう、できること・得意なことはキャパシティーを超えるまでやり続けてしまう、わたしはそんな生き方をしているらしいです。
無自覚なのがたちわるいですね。

#今日も頑張らない
というハッシュタグを少し前に作りましたが、がんばらないことができないわたしはがんばらないようにするためにがんばってしまうんです。

「頭がオーバーヒートしてますよ!まだいけるって思ってるでしょう。もういけませんからね!だめですよ!休んでください!」
そんなふうに鍼灸院の先生には言われます。頭に鍼を刺されながら……。

仕事じゃない時間でも、新しいこと勉強したりイラストを描いたり、なにかひたすらに生産してしまうんですよね。きっと今もこんな文章を書いていないでゆったり読書でもしたらよかったのだと思うんです。でもつい何かを生み出そうとしちゃう。

毎週からだの具合をみていただいているので、先生のおっしゃる通りに一週間過ごしてみようと意識することができます。
今週は「体力を温存する期間」と言われました。つっぱしらずにセーブして過ごしてみます。

またもうちょっとしたら環境が変わります。
やりたい人生に少しずつ近づいていっているのかもしれないです。

そのうち湖のほとりの静かな家で動物に囲まれて暮らす人生になりますように。
おやすみなさい。

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