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mofi|はみだしコラム

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mofiの週刊マガジンに掲載し、小原および三谷個人のページで無料展開している「ご挨拶」「編集後記」のコラムたちをまとめたマガジンです。その週のコラム紹介や、ニュースに関するこぼれ… もっと読む
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2018年4月の記事一覧

映画ビジネスの基礎固め。|mofi 203号 編集後記

今週のコラムは、みなさんが普段行く映画館に払うチケット代がどのように作品に戻っていくか、ざっくりと語ってみました。 この映画興行の話は、「中の人」からすると当たり前のように扱われて、ことさら取り上げられることもありません。しかし、映画を語ったり、観たり、作ったりするうえでは、興行収入という指標は切っても切り離せない関係なのです。だから、note の連載の早い段階で押さえておきたいと思い、執筆にいたりました。 映画は芸術でありながらビジネスであるという、なんとも難しい立ち位

「大ヒット上映中!」の実態。

引き続き数字に斬り込む、今号のmofi。 コラムを執筆したケイン(三谷の愛称)は丁寧な語り口で、言ってみれば「いまさら人に訊けない」興行収入の仕組みをわかりやすく解説しています。 大手のハリウッド・スタジオが映画を公開するには、それなりの経費がかかるというもの。ましてや製作規模が世界最大級なブロックバスター映画ともなれば、元を取るための損益分岐点が天文学的な数字になることもあります。 そんなとき、映画産業にとって良質な映画とはなにか? 単に「当たる」「当たらない」「面白

ムービーパスの腹のウチ。

今週のmofiの目玉はこちら。コラムのボリューム、だいぶ膨らんじゃいました。 世界と北米の興行事情。数字で読むハリウッド | mofi 202号 世界の映画市場はどう成長しているのか? その中のハリウッドの立ち位置とは? MPAAが公開した最新の統計に加え、最速のニュースをいち早く読み解く、保存版の大解説コラム。(掲載:mofi 第202号 2018/04/16) リンク先のロゴ、よくウェブで閲覧できる映画予告編の頭に出てきますよね。これは「アメリカ映画協会」と訳してい

データでみるハリウッド。|mofi 202号 ご挨拶

出勤しては大谷翔平の活躍をすぐさまチェックして、午前中の仕事に気合を入れる今日このごろ。みなさんいかがお過ごしでしょうか? さて、ハリウッド映画などで、冒頭に本記事の表紙のような緑の画面が出てくるのを見た方もいらっしゃると思います。 実はこちら、日本でいう「映倫」がやっている、映画の対象年齢を決める団体による、審査(rating レーティング)の画面なんですね。このレーティングの世界というのが非常に変わっていて面白いのですが、詳しくは "This Film is Not

ロゴデザインって、偉大。|mofi 201号 編集後記

日本的感性として、4月は始まりを連想させる。新しいことを始めてみたい、新しい気分を味わいたい。ずっとリデザインしたいと思っていた mofi のフォーマットが、このタイミングに起きたのは、決して偶然の産物ではない。 というわけで、粛々とリニューアル中の私たちのマガジン。手前味噌ながら、個人的には大変気に入っている仕様変更となっている。今後このマガジンのデザインについて触れることはなかなか少なそうなので、触れておきたい。 今回のリニューアルでつくっていただいたロゴマークは、大

今週の献立。

今週配信の「mofi | ハリウッドを読み解く週刊マガジン」vol.201は、三谷があらためてもろもろの変更のご挨拶とご連絡を致します。 合わせて、毎号恒例の『今週の映画ニュース』も、週末興行からネットフリックスの新しい動きまでをカバー。 note.muで継続課金マガジンの配信をはじめたことは、筆者も個人的にご案内した通りです。201号って、けっこう凄いことじゃないでしょうか。それなりに誇らしいです。 note.muの方ではバックナンバーが載っていませんので、今月は数本