見出し画像

失敗を許容するジャストカルチャー

モリタフレンドスクールとは


morita friend school(モリフレ)は、2020年4月に鳥取県大山町に開校した、”こどもが学びを楽しむ場”です。

ここでは地域の小中高生を対象に
①「個々に応じた学習伴走」
②「教室を飛び出した課外活動」
という2つの取り組みを主に行なっています。

前回は「みんなそれぞれ違うよね」という事をテーマに、成功・失敗を積み重ねる中で自分を知っていく、という点をお話しました。

<前回の記事のリンク>

今回は「失敗」というものの捉え方について、補足を書きました。

失敗を恐れずチャレンジしたいと思えるには


こどもを見守るには、大事なポイントもあると思っています。
それは、”失敗をしても立ち直れる、そしてまたチャレンジを繰り返せる環境”を整えることです。
こどもが、存在そのものを否定されない(安心を感じることができる)環境で、挫折や悔しさ、楽しさ、喜びなどの感情を感じられることが大切だと考えています。

モリフレでは、こどもたちの”結果”に対して何か言うことはほとんどありません。テストであれば点数に対する振り返りではなく、そこに至った行動を振り返り、次(の行動)をどうするかをこどもたちと一緒に考えていきます。その中で私たちがするのは、客観的な情報の提示と、この子にはこれが合うかもしれない、という仮説・選択案の提案ですが、最後に決めるのはあくまでこども本人です。(ここでも自己決定にチャレンジ)

余談ですが、医療や航空など失敗が許されない現場では、「失敗を減らすために、失敗を許容する」というジャストカルチャーという文化があるそうです。逆説的ですが、失敗は貴重な学習機会であるのに、失敗を恐れて行動しなくなると、学習機会を失い、結果的に失敗を繰り返すようになる、ということが研究されているそうです。
https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m005355.html

モリフレも、こどもたちが「失敗を恐れずチャレンジしてもよいかな」と思える場であり続けられるよう、日々試行錯誤していますので、ぜひ親御さんにもご理解、ご協力いただければと思います。
よろしくお願いします。

《モリフレのチャレンジも継続中》
これからも、モリフレの理念や、いまチャレンジしている取り組みについて配信していきたいと思います。
ご質問や感想もお待ちしています。

モリタフレンド通信

協力:たまおひろこ
モリフレで実践中の対話プログラム「トリセツワークショップ」発起者。
モリフレでのチャレンジをつづけるモリタさんに伴走中です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?