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オープンチャット(LINE OPEN CHAT)は、スキマ・コミュニケーション革命かもしれない(でも運営は酷い)

LINEが、2019年8月10日から「オープンチャット」という新しいサービスをβ版として、こっそり開始しています。略称は「オプチャ」。

そして、本日8月19日からは、全LINEユーザーに公開されました。幸運にも、LINEから事前登録ユーザーとして声がかかっていたので、モフモフという管理者名でいくつかの「トークルーム」(オープンチャットにおける、チャット部屋・コミュ的なもの)を立ち上げて、約10日のあいだ徹底的に使い倒してみました。

その結果、これは絶妙な規模感とバランスとアクセスのしやすさで、既存のSNSやサークル活動のスキマのニーズにマッチする、革命的サービスになり得ると感じたので、この記事を書いてます。

オープンチャットとは?

オープンチャットは一言でいえば、「LINEのグループチャットを匿名で使えるサービス」です。

トークルームのUIはまんまLINEだし、メニュー内の機能(ノート、イベントなど)もグループチャットとほぼ同じ。もちろん、スタンプも使えます。


逆にLINEグループチャットと違う、主なところは以下の通り。

・トークルームの定員を30人〜5000人の間で設定可能
・管理権限を持つ管理者、共同管理者が設定できる
・匿名(トークルームごとにユーザー名とアイコンを設定できる)
・トークルームの名前、所属カテゴリ、説明、アイコン等が設定できる
・トークルーム参加用のURLが発行される
・トークルームを検索して、自由に参加できる

つまり、オープン仕様で匿名のLINEグループチャットということです。mixiコミュとかTwitterとかSlackみたいな仕組みを想像するとちょっと違っていて、ネット黎明期からあるチャットルームとかSkype、Slackの1つのチャネルに近い雰囲気です。IRCとかICQとかありましたよね……。あと、MSNメッセンジャー……(ネット老人会が懐かしさで感涙)。

オープンチャットの始め方

※すでに始めている人は、読み飛ばしてください。

1.  LINEを最新バージョンにアップデートする
 
ちなみに、LINEで年齢認証をしていないと機能が制限されます。

2.  好きなトークルームを見つける
 オプチャのトップページで検索したり、トークルームのURLから直接トークルームを探します。最初に入るなら、僕モフモフの管理しているトークルーム紹介所がおすすめ(オプチャTOPでもレコメンドされてます)。

■トークルームの宣伝部屋 📢
https://line.me/ti/g2/-BS2Pb0vRDXlTDBawMUm5g

3.  トークルームの「参加」ボタンを押す
 すぐに退会・再参加できるので、気軽に入ってみましょう!

4.  その部屋だけで使う専用の名前とアイコンを決める
 ここが一番慣れないところかも。部屋ごとに名前やアイコンを変えてもいいんです。そして元のLINE IDがバレることはありません。

5.  交流を楽しむ!!
 アナウンスやノートに、その部屋のルールが出てることが多いので、ルールを守って交流しましょう。基本的にスタンプ連打はルール違反です。


オープンチャットの可能性

オープンチャットは、LINEが4年の構想期間の末に満を持して日本市場に投入してきた本気のサービスです。よくある別アプリでのリリースではなく、LINE本体アプリで最も重要な画面である「トーク画面」を占有させるサービス設計になっていることが、本気の証明でもあります。

一般公開した今、8000万のLINEユーザーがすぐに使えるコミュニティサービスのインパクトは凄まじいものがあります。モフモフが運営するトークルームは、トップページで紹介されていた時は1時間で500人もメンバーが純増しました。趣味関連のキーワードを含むトークルームを新しく作るだけで、どんどん人が流れ込んで来ます。アクティブ率の落ちている、競合のmixiコミュなどとはリーチできる人数が桁違いです。今後は、ビジネス用途での利用も増えてくるのではないかと思います。

オープンチャットの特徴、競合との違いは?

では、オプチャはどんな使い方が最適なのか? 事前登録者のみのサービス期間中に数十個のトークルームを運営して、その答えが見えてきました。

競合サービスと比べた場合の、オープンチャットの特徴は以下のとおり。

・チャット形式(ストック型ではなくフロー型)である
・チャンネルやスレッドは無く、1つのチャットルームのみである
・部屋ごとに匿名での参加ができる(実名でもOK)
・非公開、合言葉、人数上限など、参加条件のカスタマイズができる
・8000万人のLINEユーザーが、リンクひとつで始められる
・URLがあるので、TwitterやWebサイトでも参加者を集められる
・簡単に作れる。いくつでも作り捨てできる。

オープンチャットに向いてない用途とは?

チャット型なので、すぐにログが流れて行きます。リプライ機能はあるのですが、リンクが貼られる程度で、長文の個別投稿に対してレスの応酬をするような、本格的な議論には向きません。

また、mixiコミュやFacebookグループのような本格的なコミュニティ構築を完全に代替するには、テーマ別のチャネルが作れなかったり、イベント機能が貧弱である分、力不足かもしれません。

また、友達同士のグループなど、お互いにLINE IDを晒してもいい相手同士ならグループチャットで済むので、わざわざオープンチャットでやる必要はありません。

どんな用途に向いているのか?

これらのオープンチャットならではの特徴を踏まえた上で、どんな使い方ができるのか考えると、ひとつの結論にたどり着きました。

『溜まり場に置かれたノート』
これです。

オープンチャットはテーマを掲げてゼロから知らない人を集めるという使い方もできますが、すでに人が集まっている外部のサークルやファン集団のためのチャットルームとしても、非常にうまく機能しそうです。

・大学や社会人の部活や趣味サークルの連絡帳
・YouTuberのファン、Twitterアカウントのフォロワー
・特定のサービスの利用に関するQ&Aなど、ユーザー同士の助け合い
・地域やイベントや作品単体など、狭い分野でのファンコミュニティ
・イベント中や番組放映時だけの、期間限定チャットルーム

『最も手軽に、チャット機能だけを導入する手段』
これこそが、オープンチャットの本質的な価値かもしれません。この記事のタイトルで「スキマ・コミュニケーション」と呼んだのは、このことです。
そしてオープンチャットだけが持つ最大の強みは、飽きるなどしてユーザーが一度サービスを離脱しても、復帰する可能性がめちゃめちゃ高いということ。なぜなら、LINEのトーク画面は、8000万人がほぼ毎日開く場所だからです。そこにチャットルームが並んでいる。このアドバンテージは大変なものです。

オープンチャットの不安要素

可能性を感じるオープンチャットですが、LINE側の運営体制が、かなりひどい状況です。

まず、新規参加者向けのチュートリアルがありません。そんな新サービス、なかなか見ませんよね。なので、多くの人が何が何だかわからず、大混乱が起きていました。チャットなので、同じ質問が何十回と繰り返されています。

2つめに、これは初期登録ユーザーに共通の意見かと思いますが、事前予告なく一般公開(数日前にあった「近日中に公開」というメッセージのみ)したのは最悪でした。何もわかっていない新規ユーザーが爆発的に流入し、大手ルームの管理人たちは、平日の日中からスタンプ連投荒らしなどの対応に追われることになりました。

3つめとしては、ベータ期間で明白になった改善点すら対策をせず、必要な機能の実装もせずに、本サービスに突入したことです。
スタンプ連投荒らしを弾くための機能や、カテゴリでトークルームを検索する機能、運営をサポートするBot機能など、事前予告されていましたが、なんのためのベータ期間だったのか、謎です。

また、荒らしやスパム、猥褻な用語や写真、出会い系の書き込み、怪しい儲け話やネットワークビジネスへの勧誘などが、各トークルームの管理人の管理に丸投げ状態で、LINE側は完全放置しているのも不安要素です。

オープンチャットの未来

このままでは、大きな2chになる未来しか見えません。
8000万ユーザーの手元に広がる巨大な暗黒大陸になるのか、価値あるスキマコミュニケーション革命になるのかは、LINE側の規制と運営手腕にかかっていると思います……。

おすすめトークルームリスト

最後に、モフモフの管理するトークルームのリストを置いておきます。3000人以上のユーザーがいるところもあります。どこでも、気軽に参加してみてくださいね!

■トークルームの宣伝部屋 📢
https://line.me/ti/g2/5zixwhbqFjQ1syTWiKYCng

■オプチャのサービスについて語る会(オープンチャットってどうよ)
https://line.me/ti/g2/I-uE24eCifaTbr7VsFtDtA

■SNSマーケを語る会
https://line.me/ti/g2/fPM480XeqP0uhsf-IsSydg

■イベント告知&探し!
https://line.me/ti/g2/J1Jko1IdAFWsarQItvLZ_A

■Web制作関係者トークルーム
https://line.me/ti/g2/XqIua3V7uLG7LT_VMpBVhQ

■THE ブレスターズ 〜 8月だヨ!全員集合知(みんなでブレストする会)
https://line.me/ti/g2/BzzmraMeV53-Yxti0mIm7w

■はてなブックマーカー
https://line.me/ti/g2/RS7sJjwhpt9o71ce05-xQQ

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岡安モフモフ

もふもふしたそんざい。矛盾ラブ。おもしろ企画をねりねりする。 SNSのクチコミ分析とかマーケティングするひと。Webサービスをつくるひと。note初期に金井ノトを考えたひと。昔セガガガのゲームシナリオを書いたひと。アーガイル株式会社の代表。

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