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【8/30】壊すの怖すぎる

・1900字強。


・マジで何もしていないヤバの日だった。ということで、下書きに置いてあった適当な文章でも投下しようかな。


・小田急の切り付け事件!


少なくとも4人が切り付けられ、6人は逃げる際に転倒などして負傷していた。

・6人は逃げる際に転倒などして負傷…!


・容疑者、警察の調べに対して「以前から電車の大量殺人を思い描いていた」「人を殺せなくて悔しい」「逃げ惑う姿を見て満足」みたいな倫理的にアウトな供述はしている。それに対してSNSの住民が口々にバッシングしている。

・あくまで警察に訊かれたから正直に答えただけなのであって、「聞いてもいないのにベラベラ喋り出した」というわけではない。

・犯人からすれば、心境について訊かれただけなら、沈黙を貫いたり、聞こえの良い嘘の心境を話した方がいいのに、正直に話してくれたのだ。そこに追いバッシングするのは違うのでは。

・犯人が何を供述しようと、SNSの住民によるバッシングは強まると思う。例えば「殺すのが楽しかった」と言っても、「魔が差した」と言っても、「正当な仕返しだった」と言っても、或いは独自の死生観について語っても、何を言ってもバッシングは強まる。つまり犯人視点だと「心境を正直に話せば話すほど損」であり「沈黙が最適解」ということになるが、それでいいのか…?そんな正直者がバカを見るような社会で、いいのか…?

・私は犯罪者の素直な心境が聞きたいよ


・正直者がバカを見る例

・私が中学の頃、テストが返却された後に先生が「採点ミスがあったら持ってくるように」と言ったので学生が「点数が上がってる採点ミス」を見つけて持っていったら、普通に減点されて損をしていた。そのため、不直な学生は「自分が得をしている採点ミス」を報告しなくなったが、正直な学生は律儀に報告してしっかり減点されていた。でもそれって、それでいいのか…?

・就活もそうだ。志望理由に関して「家から近くて異動がないから」「賃金が高いから」なんて正直に言う人間が落とされ、「やりがいを求める」「興味がある」だの、「社会の役に立ちたい」だの嘘を言う人間が受かる。ホラ吹きオリンピック。


・昨今では、ネット炎上への最適な対処法が「放置」になりつつある。謝罪すればするほど炎が強まるからだ。謝罪するほど損だなんて、社会のあるべき姿ではなくないか。


・話を戻す

・Twitterで色々検索をかけていたら、とても心が痛んだ。皆が義憤に駆られ、自分が安全圏にいることをいいことに、特定された犯人の個人情報を面白おかしく共有している。そこには娯楽として消費される義憤がある。

・犯人の男性、ネットでSNSアカウントが掘り起こされて「こんな過去があったから女性全般への恨みがあったんだ!」みたいな特定まとめ記事が立ったりしていて、いやぁ…犯人の過去に興味があるのはわかるけど、でもやっちゃいけないでしょ…と思うなど。

・住所まで晒されてる。ダメでしょ…

・犯人に社会復帰する気が実際あるかどうかに関わらず、無関係者が私刑によって社会復帰の余地を奪っているのもダメだよ。


・こんな文を書いていると文盲から「君は犯人の肩を持つのか?」と言われそうなので断っておくが、私は切り付け行為に関しては法的制裁を受けるべき非道徳的な行為だと思っている。それとこれとは別問題だ。



・あ

・連想した別の話をさせてね


・こういう事案をたまに見かける。「絵を描く代わりにアマギフを送るよ、という口約束をTwitterのDMで取り付けたが、その片方に不履行があったので、もう片方がそれをネットで晒した」という事案。それ、嫌だなあ。

・そういう事案をネットで見かけたとき、可哀そうとは思えど拡散はしない。もっと法的拘束力のあるコミッションサービス上でやりとりしようとしなかったのが悪い。


・あ。

・「著作権があって、それは法律で守られてるから侵害されないんでしょ」というのは皆漠然と理解している。私も漠然と理解している。しかしそれで実際に著作権を侵害されたとき、踏むべき手続きがわからなくてとりあえず加害者をネットで晒しものにしてみる被害者がよく居る。(著作権侵害に限った話ではない)

・それで大バズりしたとて、返って来るのは賠償金や謝罪ではなく、ただただ慰めの言葉ばかりである。

・自分は法に守られてるから安全だと漠然と思わないことだ。被害を受けたとき、然るべき手続きを踏んで被害を訴える能力や、証拠能力のある証拠を残す能力がない人間は、法に守られていないのと同じとは言えないだろうか?



・法に関わらず全てにおいてそう。



・もう人間界は嫌になってしまった。早く深海に帰りたい…



・おわり

・語感の良い架空の苗字「亞島(あじま)」

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