ひとくちエッセイ集⑤

・2000字強

・だからそれはツイートなんだって


友人と話していて、話の流れでその友人が「卒業証書を捨てた側の人間」だとわかると心の奥底の扉を開いてしまう。類は友を呼ぶというか、友は類なんだなと思うなど

エクスプレッシブ・ライティングという言葉がある。これは、ネガティブな感情を書き出し、思考を整理することで不安を解消する方法である。私含め、noteで「日記」と題して雑文(雑文というとネガティブなニュアンスが感じられてしまうかもしれないけど、ここではネガティブなニュアンスはない)を書いている方々は軒並みエクスプレッシブ・ライティングだと思う。

「性格が悪いキャラが死んだら嬉しい」というのは共通感覚としてあるのだろうけど、私はそれに加えて「ただし、その死は性格の悪さに起因するものである必要がある」という条件がついている。みんなは「性格の悪いキャラが急に落石で死んだ」というシーンがあったら嬉しいのかもしれないけど、私は別に……と思う。性格が悪くなければ死んでなかったというシチュでないと嬉しくない……

ICカードの「ICOCA」と「KITAKA」って対義語になるな。鉄道乗る時、ICOCAで行こか。KITAKAで来たか。

 「言動」という言葉の意味についてググると「言葉と行動」とか「言語と行動」とか出てくると思うけど、「発言と行動」が正しいと思う。だって「言葉」や「言語」は、「発言」と違って動詞にならないから。

 パルワールドというゲームのPV、リプ欄で散々「ポケモンのパクリ」と言われてて嫌すぎるな。

 現実の動植物をモチーフにしたデフォルメキャラクターを作ったら、ポケモンに限りなく近づくのは必然だ。ポケモンって1000種類を超えてるんだから動物をデフォルメしたらどれかしらのポケモンに似るのは必然じゃあないか。パルワールドがポケモンに似ているというより、パルワールド以外のゲームがポケモンと競合しないように「動植物を模したデフォルメキャラクターたちを育成するゲーム」に手を出してなかっただけだと思うんだよ。反例ある?
 「ポケモンのパクリ」と言った人間は、動植物モチーフのデフォルメキャラクターを10匹デザインしてみなさい。そうしたら私が、順番に「これポケモンの○○に酷似してるね」と言って回るから。

友人に進められたからとか、巷で流行ってるから、話題についていくためにコンテンツを鑑賞することについて、「履修」という義務っぽい表現が使われるのは納得がある

きっと電子レンジって8万円くらいだったとしても皆買うよね

理の通じない人への恐怖がある 理の通じない人の集落に放り込まれる妄想をすると気が狂う

品性について突き詰めて考えると、無口が最も品性を保てるという結論に至ってしまう(故に、自分は毎年、段々と無口になっていっていると思う)

「涙」という言葉の出てくる作品全般嫌いや そんな非文学的な方法で感情を表現しないでくれ。
涙を出さずに悲しみを表現している作品はね、すごいよ。

「異性との出会いを求める努力」は割と時間と労力を持っていくので、足枷とも言える。パートナーとの出会いが遅くなるというのはそれだけで、足枷を引きずって歩く時間が随分と長引くとも言える。

文章にも種類があるので、普段からエクスプレッシブ・ライティングをしていても小説を書く能力が上達するとは思えないし、普段から小説を書いていてもwikiの執筆編集能力が上達するとは思えない

ネットには面白さが保証されていない無料の作品が氾濫している。
 ネットの住民は集中力が6秒しか持続しない習性を持っているが、それはネットを巡回して作品を見ているうちに身に着く習性なのだろうと思っている。「腰を据えて、じっくりと作品を楽しもう」という姿勢でネット上を巡回していると、オチが面白くない作品を腰をじっくり鑑賞してしまい、時間を無駄にすることが多い。
 私が最近強く思っているのは、有料の娯楽コンテンツを、無料の娯楽コンテンツと比べたときの強みは「面白い可能性が高いこと」というより「面白くない可能性が低いこと」の方が強いなと最近思っている。いや、その2つは同じことなんだけどさ。

 私は普通に日光を遮るためにサングラスをしようかな笑と思ってサングラスを買ったのだけど、なんかサングラスをしてる人って「サングラスをしてる性格の人」に見えてしまうよなと思って、結局買ったまま一度も使っていない。

 エッセイという言葉もそうなんだよな。エッセイという言葉を使った瞬間に「自分の描いた文章をエッセイと呼ぶ側の人」になってしまうような気がする。

 たぶんだけど、「サ活」「サウナー」みたいな言葉もそうなんじゃないか。「サウナが好きでよく通っているが、サウナーという名称に付着した諸々の文脈までは引き受けたくないためにサウナーを自称しない」という人もいることと思う。ミニマリストもそう。


・前回


・おわり

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