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【8/26】センサーが反応せんさ、

・1800字弱


・喘息の薬が切れているという事実、軽視していた。

・私は年齢を重ねるとともに喘息が徐々に治りつつあるので油断していたのだけど、「自分は大掃除をすると死ぬ」という事実を忘れていた。大掃除アレルギーである(埃のアレルギーです)

・子供は掃除をしないとお仕置きが下るかもしれないが、私は掃除をするとお仕置きが下るようだ。緊箍児(孫悟空の頭の輪っか)が肺についている。

・本当に今日は呼吸するので手一杯で何もしていない。外に出ようものなら死が待っている。

・助けてくれ。陸で溺れている。救いはない。本当に、死だ。

・喘息の薬を貰うために病院に行きたいのだが、喘息であるが故に外出できないのって、どうしたらいいんだ?まあ経験則、数日ほっとけば元に戻るのだけど…


・いつかの日記でも書いたけど、私は幼少期から、肺に休日がないという事実を恐れている。日本人はストライキが認められているので、そんなに肺をブラック環境に置いたら、しっぺ返しが来るよ?


・人生が全部無理だな。漫画も描けないどころか、もうコンビニバイトすらできない。

・痛



・ポジティブな話をしようや

・止まり出したら走らない、読んだぜ!短編集!

・共感と妄想の編み物だった

・小説内で起こってることは普遍的で、日常の延長線上にあることばかりであり、それを見た語り手が何を妄想しているかが味噌だ。この本はネタバレを喰らっても面白さが衰えなさそう。

・短編集なので、東京に住む色んな人が語り手になるのだけど、語り手が全員、「品田遊バフ」がかかってるなと思った。いや当たり前なんだけど。

・品田遊先生は毎日ブログを更新していて、そこでも日々思いついた妄想を書き留めている。「自分の顔をコピーしてくる虫がいたら、叩き潰せなくて嫌だな。そのまま繁殖して自分の顔が増えたら嫌だな」みたいな。たぶんそういう妄想のネタを100000000個持っていて、そこからいくつかピックアップして文脈の串を通して短編集に落とし込んだのがコレじゃないかな。

・あるあるが多くて話の解像度が高い。芸人の「あるある言いまーす!」みたいな文脈のない急なあるあるじゃなくて、文脈上必要なあるあるが例え話としてポンポン出てきて気持ちがいい。品田遊先生のネタ帳はすげ~~量なんだろうな。

・品田遊先生はオープンなDiscord鯖を運営していて、メンバーは一万人を超えている。そこのチャンネルとして「永遠の苦しみ」「作中作」「あったな~」「ない名台詞」みたいなのがいっぱいあり、要は「○○の例を挙げてください」という趣旨の大喜利的チャンネルが多い。品田遊先生のネタ帳もこんな形でセルフ大喜利してるんだろうなぁと思うなど

・コロモー作ろうと言い出したのも品田遊先生だったよね(詳しくないけど)


・例え話って、遠いものであればあるほど面白いじゃんか(伝われ)。脳内で紐づいていなかったものが紐づくのって根源的な面白さがあると思う。

・かまどさんが自身のブログで「不条理に条理が通る感覚が好きなんだと思う」「無意味なものやまとまりのない散らばりを見たらそこに共通して通せる串がないかを探したくなる」と述べていて、アーなるほどと思うなど。

・元ツイは見つからなかったけど、いつかTwitterで「ウチの犬が廊下を歩いてるとき地震が起きたので、それ以降、犬は廊下のその部分を避けて歩くようになった。君の脳内ではそう紐づいているのか」みたいなツイがバズっていて、ハハァ…と思うなどした。

・人間にもある。「物欲センサーがあるので、欲しがらなければガチャで推しが出る」だの「描けば出る」だの「パチ屋には当たりの台とハズレの台がある」だの、古くでは「生贄を捧げれば雨が降る」だの言われていたわけでしょ。

・マーフィーの法則というのがあり、その中の「洗車しはじめると雨が降る」「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」などの法則が有名なのだが、それも「実際にはない因果関係をを脳内で紐づけがちだよね」という人間の心理を皮肉ったものだ。(興味があったら調べてね)


・マ…要は人間って脳内で離れた場所にあるアレとソレを紐づけるのが好きなんだな。

・「ランダムワード」というネタ出し法が存在するのもソレなんだろうなと思うなど


・おわり

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