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「スキルアップを目指すことになった契機」脱・初心者ダイバーを目指すログブック|海心地 LOG No.01

今年23年の7月のこと
突然ですが!
来春24年の3月にモルディブの
クルーズダイビングに参加することになりました

ええ、ええ、分かってますよ
そんなの初心者でもなんでもないじゃん、って言うんでしょ
でも本当にスキューバダイビングの素人、初心者みたいなものなんです
だとしたら無謀だろうって?
そんなの私が一番わかってるんですよ?

でもそれこそが、私が真剣に
ダイビングスキルに向き合い始めたきっかけなのです

これはどんな話なのか

この話は、2,3年に1回、
南国レジャーで潜るだけだったエンジョイダイバーが、
初めてダイビングスキルに向き合い脱・初心者を目指す
スキューバダイビングの特訓録です

インストラクターやガイドでは全然なく
本当にただの素人ですので、 プロからの上達ノウハウではないです
そんなやつが何か書き記したとて、
果たして人様のためになるのか、とは悩んだのですが

潜行も耳抜きも中性浮力も苦手
そんな私がジタバタ苦戦したり
数々の失敗を繰り広げたり
自分なりの対策を見つけたり

そんな話にも、
ダイビング巧くなりたい人、始めたい人の
ちょっとした助けになったりする部分があったりするのかもと思い、
徒然気ままに書かせていただくことにしました

体系立てて書けるほどの知識ではないので
日記のような形式で書き起こしていこうと思います

自分も試してみようとか
同じように頑張っているのを見て励みになるとか
自分より下手なやついて安心できるなとか
気軽に見てもらえたらと思います

一緒に、スキルを伸ばして、海中世界を満喫しましょう!
まずはそんな私の簡単な自己紹介を兼ねてダイビング歴から

軽い自己紹介がてらダイビング歴を

もともと旅行好きで、かつ、いろいろなものを
見たり食べたり体験したりが大好きで、
水族館や、映画への没頭なども含めて、非日常感を好む私からすれば
スキューバダイビングはそのすべてを兼ね揃えた体験に思えました
そうして10年以上前に、石垣島への旅行のついでに、
初めてのダイビングを経験

石垣を選んだ理由はマンタが見れるといいな、
というものだったのですが、
本当に遠目とはいえ初めて野生のマンタを見ることができました

もうまさに海の中は異世界そのもので、
ゆったり羽ばたくマンタがその感覚をさらに助長し
当然のようにむちゃくちゃ楽しくて、最高の体験でした

とはいえ旅行はあちこち行きたいですし、
石垣島に頻繁に行くにはお金もかかります
結果2,3年に1度、
石垣島にダイビングしにいくようになりました

1回で2,3日潜るので、
器材の扱いも潜行スキルも
少しだけ上達するのですが、
上達するというか慣れる程度ですが
次のときには2,3年空いているので、
すべてリセット、毎回初心者
10年で30本、1年で3本
本数の割にスキルは身についていない、
そんなエンジョイダイバーだったわけです
そしてそれでいいとも思ってました

7/6木 石垣島へダイビング旅行!

休みをとって、
東京から飛行機で3時間半!

コロナがやや落ち着きを見せ、
我慢していた分、今年は2回石垣島に行こうと決意
2日間6本のダイビング予定

ウミガメ3匹にマンタと大当たりだった一方、
カメラの電源周りが不調で、
写真は残せなかったのは大きな悔い

遊びながらも
ドリフトダイビングを見据えて
ヘッドファーストなどの講習をしてもらいました
ヘッドファーストはロープなどに捕まらず
頭から潜っていく潜り方のこと

お借りしたフルフットのフィンが
サイズが合わなかったのか、
無駄に強く蹴りすぎたのか
脱げて落としてしまう粗相があり

ひらひら海の底に舞い降りゆく白いフィン
慌てて深く潜って取りに行くガイドさん
本当に申し訳なかった・・・

以降、足を気にしすぎて心の状態がよくない
気がかりはひとつでも減らす方が安全だし楽しめるので
ストラップで締めるフィンに変更

実はこの気がかりを減らすことは
スキル向上の大きなヒントということに
随分、あとになって気づいものです

急に練習を始めたのには理由があり、
ショップの方に、唐突に来春に予定されている
モルディブのツアーに誘われたのです

もとから興味のあったツアーではある
いつか行きたい、行けるといいなとは思っていた

ただボートから飛び込んだら
即スムーズに潜っていかないといけないこと、
ドリフトダイビングであることなどを聞き、
今回は無理だと思った
スキルが足りないなと

でも目標があるから練習するものでしょと言われ、
それもそうかとその場のノリで
「参加する」と言って帰ってきた
ノリで決めて後悔するのはこれで何度目のことか
断るべきだったろうか

水圧で圧し潰される心

大げさに思われるかもしれないが
下手すれば、死ぬかもしれないと思った

ちょうど海洋事故のニュースが立て続いたタイミングだった

ふだんから耳抜きに不安がある
耳抜きしにくいし、強くやりすぎて鼻血が出るし
潜っていくまでに最初時間がかかる

不安はほかにもあった
逸れるかもしれない
流されるかもしれない
安全停止の際にうまく中性浮力がとれず
急浮上して減圧症になってしまうかもしれない
スクリューにぶつかるかもしれない
考え始めるととめどなかった

自分のことを
割りとなんでも飛び込んでみる方だと思っていた
こんなに臆病だとは思っていなかった

ダイビングにいくと
潜っていると
海の楽しさ美しさに侵され
いつも必ず想うことがある
ボートに戻るとき、
少しずつ浮上していくとき、
このまま海の中に残りたいと
そのまま沈んでいってもいいと
海の一部になるなら本望かもしれないと
海の底で貝になるのもいいと

それがいざ
自分のスキルでは事故があるかもしれないと突きつけられた途端
これほどまでに怖れを抱くとは

ショップの人に脅されたわけではない
むしろ彼は楽観的だった
大丈夫でしょ
自分のスキルで大丈夫かなって考える方が自分を追い詰めちゃうよ
周りの人が上手だなと思いすぎたら逆にリラックスできなくて危険だよ
マインドコントロールしよう
目標がある方が練習も身になるでしょ
やらないとうまくならないし
部活の合宿みたいなもんだよ

私の未熟を知っているはずなのに
どうにでもなるような
あっけらかんとした楽観さだった

本当に大丈夫なのか
死ぬんじゃないのか
この人は真面目に考えてないんじゃないか
自分が考えすぎなのか
思考がオーバーウェイトになり
どんどんと沈んでいく

そしてそんな自分が信じられない

モルディブだぞ
行きたいと思ってた憧れの海だぞ
ジンベエザメだぞ、自分
なぜワクワクしないのか
そう考えるのに
水圧で押しつぶされた心は膨らむことなく
波に揉まれたまま揺蕩い
浮上してこなかった


今回のポイント

  • ノリだけで物事決めちゃダメなときもある

  • いろんなとこに潜りに行きたくなる可能性があるなら
    スキルは意識しておいた方がいい

  • ダイビング中の気がかりをひとつでも減らす努力は
    スキル向上と同じくらい大事

  • 本文に書かなかったが、どういう点に気をつければいいのか知っとこうと
    海難事故とかの検索をしてしまったが
    心がさらに沈んだので調べるタイミング大事
    ①気分が上向きのとき、
    ②スキルが少し上達して余裕ができ、注意できることが増えたタイミング、
    ③最近巧くなったかもとか自分が調子乗りかけてるとき
    がオススメ


次回は、どのようにジタバタもがき始めたのか
何から始めることにしたのか記していきたいと思います
次の話へ

ちなみに、石垣島でいつもお世話になっているショップさん
とてもオススメなのでここで無断でご紹介

石垣島ジーフリーダイビングサービスさん
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