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「耳抜きは攻略!?しかし、なかなか一皮剥けるとはいかず」脱・初心者ダイバーを目指すログブック|海心地 LOG No.06

海の楽しさに浮かれ、その場のノリで
大いにスキルが不足していてるにも関わらず
モルディブ行きを決め、今さら焦ってスキルに向き合っている
ひかるです

2度めの伊豆・富戸ダイビング
この日もいろいろと得るものがあり
なにより奇跡的に急に耳抜きができるようになった話!

週末がそわそわ待ち遠しいのっていいよね

無防備に釣りに行って
こんがりと焼けた肌は
そのまま定着してくれるかと思いきや
そんな甘いことはなく
皮が剥けだし斑である
なんなら頭皮すら剥けてきた

剥けきる前に
上からさらに焼き増ししたい

あぁ、潜りにいきたいな
待ち遠しいな、待ち遠しい
海が遠い

1週間そわそわ、ふわふわしっぱなし
こんなことは、なかなかない
こんな週末大好き人間ではなかったはずだが
待ち遠しいのだから仕方ない

待ち遠しすぎて
ちょっと先のはずの石垣の予定も立て始めた
これが意外といいタイミングというか
一手遅かったというか

10月も飛行機の残席がほぼなく
11月に至っては第一候補はショップが埋まり
第二候補は飛行機が埋まっている
みんな早い

いそいそと予約したり、
便利グッズを探したりしながら海を待つ

人の振る舞いは失敗も工夫も学びになる

そして、ようやく迎えた週末8/19土

今日のショップさんは
富戸のポイント、ヨコバマからなんと
徒歩圏内にクラブハウスが!便利!
そして40人近い参加者たち!すごい!

ブランクありや、スキルアップ中などの
課題を持つダイバーさんたちとグループ
なかなか学ぶことの多い日となった

自分のテーマは、スムーズな潜行、
無駄に着底しない中性浮力、
機材のセットと片付け

前回、2回忘れた中圧ホースもバッチリ!
などと調子に乗ってると、
マスクを腕に通したまま
BCDを背負おうとする失敗を

ほかの方々も
フィンのストラップがハマらないことにエントリー直前に気づく
中圧ホースがハマりきってなくてインフレータが機能しない
ウェットスーツを着るのに大苦戦などいろいろあり、
人の振る舞いも学びが多い

耳抜きの秘策というか秘薬?

そして今回最大のトピックは、
フリスクとタイガーバームとの出会いだろう!

耳抜き苦手なうえ
毎回強く鼻を押さえすぎたりで鼻血がでる私は
ひたすら耳抜きの記事や動画を漁りまくって

とある記事でオススメされていたフリスクを
半信半疑ながら買ってきていた
潜る前、準備しながら口に入れとくと
空気の抜けがよいらしい

さらにブリーフィングの際
耳抜き不安なことを素直に伝えたら
今回のガイドさんに教えてもらったのが
タイガーバームという軟膏

メンソールな香りが強く
塗るとすーっとする
筋肉をほぐしたり炎症を抑えたりという効果があるみたい
これを耳管、耳の裏の柔らかいところに塗っておくと
これも空気の抜けがよくなるとか

やや強い薬で、皮膚が弱い人は少しかぶれるかも
私はたまに肌の塗った箇所が荒れてしまう
匂いも強いので周囲への迷惑とか、ちょっと注意が必要

さて正直どちらが効いたのかわからないが、
いざエントリーして、潜っていくと
かつてないスムーズな耳抜き!!

感動!!
本当に何の苦もなく空気が抜ける
うーむ、人体の不思議・・・

そして懸念がひとつ解消された大きな安堵

気がかりが消えることの効能

気掛かりがひとつ消えただけで
水の中での余裕が違う
何の生物を見たかも
いつもとはまるで違ってよく覚えている

いつもはログを書きながらも
なかなか見た生物を思い出せず
ガイドさんに教えてもらっていたが
この日はガイドさんよりも
早くいろいろと思い出せていた

こんなところで心のゆとりの効果を感じるとは

アネロン(ボートのときの鉄板の酔い止め)に続き
手放せない御守りができてしまった

ただしひとつ失敗
同時に2つの新アイテムを試したせいで
フリスクとタイガーバーム
いずれの貢献だったのか分からない
果たして個別検証はすべきだろうか・・・

とはいえスキルはまだまだ
BCDの使い方は向上したかもしれないが、
着底せず、移動もせず、止まって観察というのがなかなか

着底しそうになるし、
かといって空気を使いすぎると浮きそうなのが怖いし
抵抗しようと体に変な力が入っている

ただマクロの写真(小さな生き物の接写)を撮るためには必要だし、
当然、ほかのあらゆるシーンでも使う
中性浮力は基本にして奥義
今は本数を重ねるしかなかろう

帰りに熱海で途中下車
温泉で水平線と夜景を見ながら
露天と水風呂をエンドレス

ふと腕を見ると、
日焼けて剥け始めていた皮は
斑ら状態を脱していたものの
半分ほどまだ剥けきれず残っている状態

なかなか一皮剥けるとはいかないものである

8/20日 急な冷水

中耳炎になった
あれだけスムーズに耳抜きできていたのになぜ
しかも普段から支障なく抜けやすい左耳
気分が沈む

これまで順調に浮上してきた気持ちに
急に冷や水が流れ込んでくる
まるで富戸の海

朝起きると耳管のあたりの首筋に違和感があり
時間が経つにつれ耳奥がズキズキと痛んできた
鼻にも違和感あると思えばたらりと滲出液が垂れてくる
(最初はタイガーバームのせいかと疑いましたが違いましたのでそれはご安心を)

月曜を待っていられず
日曜診療の耳鼻科を探す

焦りが募る
そう、問題は次の週末
ナイトダイブが控えているのだ
キャンセルしたくない
少しでも早く治療を

六本木に耳鼻科を見つけ
ため息つきながら向かう

医師に聞くところによると
一概に耳抜きの仕方が悪かったわけではないかもしれない

先に鼻の炎症があり、
ふだん無菌状態の耳の中に、
耳抜きによって
菌の混じった滲出液か鼻水を
送り込んでしまったのが原因ではないかと

どないせいっちゅうねん
耳抜きに一筋の光明が見えたと思えばこれである
次は鼻炎を起こさないようにしないといけないのか?

アトピー持ちは粘膜も弱いらしい
ほとほとダイビング向きでない体質である

処方箋をもらったが
週末までに治るかは賭けである
晴れ男の運を信じよう
関係ないか
でもほかに縋れるものも拠り所もなし


本日のポイント

  • 人の振る舞いは、失敗も工夫も学びになる

  • 早めに準備し、しっかりとチェック
    インフレータでBCDにエア入れてみる=中圧ホースがつながっているかとタンクを開けてるかのチェック
    BCDのベルトなフィンのストラップなど締めるべきところは締まっているか、など

  • 気がかりが消えると思っている以上のゆとりが生まれる
    逆に言えば気がかりがあると気付かぬところで余裕がない
    せっかく潜っているのに楽しみきれず、何の生物を見たかも思い出せない


せっかく前進しだしたところで
急に中耳炎になり、思わぬブレーキ
仕方ないのでBCDの検討や水中写真の勉強を始める
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