はぁいはーい、教えてモグモグ、略してオシモグ、第4回！
いやぁ前回ね、質問や相談が無さすぎて自作自演という醜態を晒したけどもね。まぁそのおかげというか、憐れみを感じてくれた皆さんから質問や相談がドバッときたからね。もう嬉しくてやる気が漲っているよ。やったるでー。よーし、ではでは、いくよ！

「モグさん、こんにちは。好きな男性からリプを貰えた時、うまく言わなきゃうまく言わなきゃって気持ちがパンクしちゃうんです。リプする前に落ち着く方法あったら教えてくださーい！」

乙女やなぁー♡可愛いなー♡
でも僕、その気持ちよーくわかるよ。僕も先日、すごく良く似た感じになったもん。

僕には中学からめちゃくちゃ仲の良かった友人がいるんだけど、その友人の名を仮に玉葱君として。玉葱君とは大人になってもかなりよく遊んでいたのに、数年前から音信不通だったんだよね。電話番号も替わって連絡を取ることもできず、それでも風の噂であの彼女さんと結婚したってとこまでは知り得たから、まぁ幸せにやっているんならいいかと思ってたんだけど。去年、実家の魚屋が更地になってしまって、今年に入って同級生から「玉葱君の家、更地になってしまってたけど連絡とってる？」と連絡があり、皆が心配し始め。そして先月末に、また別の同級生…仮に大村君として。いや実際、大村君なんだけど。大村君から連絡が来て僕も流石にこれは良からぬ事が起きていると思った。僕は勝手に大村君は未だ玉葱君と繋がっていると思ってたし。玉葱君といえばそんなにコミュニケーションが得意な方ではなかったのだけど、一番近い存在が僕と大村君だったからね。深い友人関係を完全に絶って玉葱君は今どうしてるのかと心配になったから僕は大村君の相談に真剣にのったんだ。「実家が更地になったのが去年なら、これまでの住所に手紙を送れば転送されるかも」という大村君の発案に「そうだね」と答えた、そして大村君が「こんな手紙を用意した」と送ってくれた画像に写っていたのが、表にも裏にも北斗の拳の漫画がベッタベタと切り貼りされた封筒。表にはセリフのみも含めると15枚の切り貼り、裏にはデッカく「胸に7つの傷の男に告ぐ」という切り貼り。怖いよ、ていうか、やりすぎで引いた(苦笑)。さすがに僕も、返信うまく言わなきゃ言わなきゃって気持ちがパンクしちゃいそうだったよ。で、長々と語っている途中に薄々気づいてしまったのだけど、着地地点を確認して現実を受け入れた。ホントごめんね、質問くれた方の「気持ちがパンク」と僕の「気持ちがパンク」、全然違うモノだったわ。完全なる時間の無駄遣い、てへぺろ。

やい、乙女♡上手くなんて答えられなくたって大丈夫だ。むしろ、ぎこちない会話から始まって段々近づいてゆく、それが恋だ。素敵じゃないか。落ち着く方法なんてマスターしなくてOK、そのまんまでいいんだよ、パンクしちゃって多少ヘンな返しをしちゃえ。好きな人とのやりとりでパンクしている自分を楽しめ。
ただ、毎回返事は北斗の拳のセリフとかだと、相手には想いが届かないから気をつけなね。ちなみにあの封筒は届かず戻ってきたらしいよ。

以上、お相手はモグモグでした♪

【Writone】
“オシモグ第4回”をオーディオブックでどうぞ。

アクター：上ノ森シハ

アクター：明後日キララ

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