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トランスジェンダー本に出版妨害脅迫メール

◉クレーマーに成功体験を与えてはいけない。テロリストに成功体験を与えてはいけない。これは世間でもよく言われることですし、接客業を経験したのなら、実感を持っている人も、多いのではないでしょうか。なぜなら、成功体験を与えると、それで終わりではなく、さらなる要求を突きつけ、エスカレートするからです。クリミア半島を強奪するのに成功したプーチン大統領が、次にはウクライナ併合にエスカレートしたように。今回の件も、KADOKAWA学芸ノンフィクション編集部がヘタれた結果、脅迫メールにまでエスカレートし、もはや犯罪です。

【トランスジェンダー扱う書籍の出版中止求め書店放火予告、産経新聞出版に脅迫メール…警視庁が捜査】読売新聞

 産経新聞出版(東京都千代田区)が4月3日に発行予定の書籍「トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇」について、同社宛てに出版中止や取扱書店への放火を予告する脅迫メールが届いていたことがわかった。警視庁は今月29日に同社から被害届を受理し、威力業務妨害事件として捜査している。

 産経新聞東京本社によると、脅迫メールは今月19日、産経新聞の情報提供窓口に届き、複数の取扱書店にも同様のメールが送られていたことが確認された。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20240330-OYT1T50183/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、原本の表紙カバーです。

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■言論弾圧する人々■

詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。当初は書籍『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』として刊行される予定だったのが、産経新聞社の出版部門である産経出版から『トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇』として刊行することに。既に、翻訳自体は出来ていたので、刊行自体はスムーズに。自分も、まだ新しい邦題が決まっていない時点で、Kindle版注文しました。でも、予想通りの出版妨害が。

似非同和行為もそうですが、こういうクレーマーやテロリストには勇気を振り絞って、脅しに屈しないことが大事でしょう。ちょうど先月も、暇空茜氏の『ネトゲ戦記』刊行に対しても、脅迫メールが届きました。日本の大手マスコミは、ほとんどが言論の自由に対する挑戦を、スルーするという異常事態。単なる愉快犯の可能性も否定はしませんが、こういう行為は絶対に許してはならないのですが。その後の、続報もなく。この国のマスコミは、再生可能エネルギータスクフォースでも国家賠償請求訴訟でも、都合が悪いことは阿吽の呼吸でスルー。この国の癌はマスコミです。

■差別する反差別?■

事前検閲してはならない、批判があれば言論ですべき。こんな基本が守れない人がいるのは、戦後民主主義の敗北。旧Twitterで、コチラのポストが炎上していました。34.7万閲覧で17イイネ、イイネ率0.004%と、大炎上です。某落語家のブラックジョーク「あたしゃ差別と●●人が嫌いだ」を、リアルで見るとは思いませんでした。134引用ポストと、批判殺到で鍵アカウントになったようです。もちろん、誹謗中傷が酷いのでと、被害者コスプレ付きで。完璧です。ここまで完璧な天然物は、市場で高騰して当然ですね。

差別者による「トランスジェンダー当事者やその理解者・支援者はとんでもない事をしでかす奴らだ」という印象をつけるための自作自演と推測。 だいたいこういう事する奴はみんなそう。早く捕まれ。
しかしそもそも出版しなければ起きなかった事件。出版中止しろ。本屋はこんな本取り扱うな。

https://x.com/Sally_jicho/status/1774132092475187434?s=20

これ、自作自演でなかったら、どうするつもりなんですかね。というか、3行で矛盾する内容なんですが。思想的に右か左かよりも、全体主義か否かで、その人の立ち位置を測れば良いと思うのです。全体主義か個人主義か? 個人主義でも、公共の福祉のためには人権が制限されるのは当然と考えるか否か。ここのラインが守れない人間は、だいたいが反政府主義を拗らせた、全体主義者です。他者の思想信条や、信教には踏み込まない、こういうのは最低限のラインだと思うのですが。正義の名の下に、容易に踏み越える人がいますね。右にも左にも。

■業界も及び腰に?■

さて、この出版妨害について、『事実を整える』のNathanさんが、恐るべき指摘をされています。丸善やジュンク堂のhontoで、登録が出来ないとのこと。もうこうなると、一種のシャドウバンですね。実際に店舗を持っている流通グループとしては、厄介ごとに巻き込まれたくないからでしょうけれども。これこそ、脅迫メールを送ってきた人間の、政治的目的=本を流通させない、でしょうに。むしろ、こういうことをすれば「あそこは抗議を異常に怖れるな」と足元を見られて、次のターゲットになるだけでしょう。

トランスジェンダーになりたい少女たち。
ダメだこれ。電子書籍ですら、丸善やジュンク堂の共通システムのhontoでは「ほしい本」の登録すらできない。他のトランスジェンダー関係で発売日が3週間以上先の電子書籍は登録できたのに。

https://x.com/nathankirinoha/status/1774709722916307100?s=61&t=tcAJZFtthV9PcLEiLOD2MQ

けっきょくこの騒動、KADOKAWA学芸ノンフィクション編集部がヘタれた結果、ですからね。『宇崎ちゃんは遊びたい!』騒動では、朝日新聞や毎日新聞など全国紙5紙に広告を打つという、見事な〝積極的無視〟を繰り出し、クレーマー対策のお手本を見せたのに。部署が違うとノウハウや意識も違うのか、それとも役員の編集権への介入があったのか、そこは解りませんが。残念です。KADOKAWAグループは、音羽グループや一ツ橋グループのような、出版グループになりたくて、買収合併を繰り返し、寄せ集めですから。

学芸ノンフィクション編集部よりお詫びとお知らせ

来年1月24日の発売を予定しておりました書籍『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』の刊行を中止いたします。

刊行の告知直後から、多くの方々より本書の内容および刊行の是非について様々なご意見を賜りました。
本書は、ジェンダーに関する欧米での事象等を通じて国内読者で議論を深めていくきっかけになればと刊行を予定しておりましたが、タイトルやキャッチコピーの内容により結果的に当事者の方を傷つけることとなり、誠に申し訳ございません。

皆様よりいただいたご意見のひとつひとつを真摯に受け止め、編集部としてこのテーマについて知見を積み重ねてまいります。
この度の件につきまして、重ねてお詫び申し上げます。

2023年12月5日
株式会社KADOKAWA
学芸ノンフィクション編集部

https://www.kadokawa.co.jp/topics/10952/

でも、こういう事実も。

【御礼 アマゾン総合1位】

『トランスジェンダーになりたい少女たち』がアマゾンで本の売れ筋ランキング総合1位になりました。
皆様、本当にありがとうございます。

トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇
amazon.co.jp/dp/4819114344

https://x.com/sankeibooks1/status/1774322317956730943?s=61&t=tcAJZFtthV9PcLEiLOD2MQ

Amazon総合ランキング1位は、凄いです。自分なんか、ジャンル別1位が精一杯ですから。というか、こうやって「和製フェミやそのお友達界隈が攻撃し、騒いだ作品は逆に売れる」という実績を、積み上げるのが、最高の対抗策でしょう。幸い、『宇崎ちゃんは遊びたい!』も『ネトゲ戦記』も『トランスジェンダーになりたい少女たち』も、ベストセラーに。ここが確立すると、今後はわざと和製フェミを挑発する作品さえ、出てくるかも知れませんが。逆神として世間に和製フェミとお仲間界隈が認識されれば、最終的には中ピ連みたいに自然消滅でしょう。


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