古谷一行さん死去
◉8月23日に亡くなられており、発表が昨日になったということですね。葬儀は家族だけで済ませて、初七日が過ぎてからの発表だったようです。2011年に癌を告白され、闘病しながらの役者生活でしたが。ここ数年は活動も休止されていましたが。映画『マチネの終わりに』とNHK版『悪魔の手毬唄』の磯川常次郎警部役が、最後に自分が観たお仕事だったでしょうか。残念です。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんの金田一耕助です。
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横溝正史先生は生前、石坂浩二では格好よすぎるし、〇〇だとカッコ悪すぎる、古谷一行がちょうどええと語っておられたとか。まあこれは諸説ありますが。自分たちの世代だと、映画版『犬神家の一族』で巻き起こった横溝正史ブームで、テレビドラマ版の古谷一行さんはとても馴染み深かったです。と言うか、映画版の金田一耕助役者よりも、多くの作品で金田一耕助を演じてきましたから。
混浴露天風呂連続殺人シリーズの左近太郎役とか、他にも松本清張ものなどでも多く出演したので。探偵や刑事など知的なイメージと、色気が同居した役者さんでしたね。実際、共演した女優から不倫を暴露されちゃったこともありましたが。若い人には、Dragon Ash の降谷建志の父親というイメージの方が強いのかもしれませんが。
個人的にはやっぱり、テレビ版の金田一耕助のイメージが非常に強いですね。テレビ版の金田一耕助シリーズは、結末や犯人を原作とは異なる形にするという試みが行われたため、評価が分かれる部分もありますが。原作の職員合わせて2回シリーズとか複数回にまたがる形で構成してたので、むしろ映画よりも原作に忠実な部分も多かったんですよね。
今の時代は、Amazon プライムでテレビ版の金田一耕助シリーズはかなりの本数が鑑賞できるので、子供の時に見逃した回など改めて見て、面白いですね。自分の脳内で勝手にいなかったはずのシーンが作られていたりもして、興味深かったりします。自分はマニアと言うほど推理小説には詳しくはないですが、やはりあのテレビシリーズの影響は大きいですね。
古谷一行さんのご冥福をお祈りいたします。合掌
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