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デンマークで丸1年銀行強盗ゼロの理由

◉北欧のデンマークで、2022年には銀行強盗が1件も発生しなかったそうです。すごいですね。日本では、2022年の1月~6月に発生した店舗強盗事件は10件(日本防災通信協会調べ)だそうです。犯行現場が特定・公表されている事件のみですから、実際はもっと多いでしょうし、年間トータルなら20件ぐらいになるんでしょうかね? いずれにしても快挙なんですが、理由はキャッシュレス化が進んで、そもそも銀行に大量の現金が必要なくなったから、というのが大きかったようです。これもまた、キャッシュレス社会による恩恵ですかね。

【デンマークで初の「丸1年銀行強盗ゼロ」達成、一体なぜ銀行強盗がいなくなったのか?】GIGAZINE

デンマークで銀行強盗の発生件数が年間0件を記録し、2022年はデンマークの銀行にとって強盗が1度も来なかった初めての年になっていたことが分かりました。背景には、キャッシュレス化の浸透に伴い現金需要が大幅に減少している実態があると分析されています。

https://gigazine.net/news/20230121-danish-bank-year-without-robberies/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、強盗で検索したら、ピッタリの写真が見つかりました。

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詳しくは、元記事を読んでいただくとして。日本の銀行強盗が未だに置いのは、世界的にも現金信仰が強いからという面はありそうです。どこかの一般社団法人が、売春は買う男のほうが悪いとのたまっていらっしゃいますが。銀行強盗をしようとする悪人を根絶できないが、盗むべき現金がなくなれば、銀行強盗がそもそも派生しないという現実を見ると、需要側ではなく供給側の元を絞るというのは、あながち間違いではないですね。もちろん、犯罪の原因となる貧困を、脱するために支援は必要ですが。でも、同じ貧困でも犯罪を選ぶ人間と選ばない人間がいるわけですから。

さて、自分の世代だと、1979年の三菱銀行北畠支店人質事件を思い出します。1979年に起きたこの事件、犯罪史上特筆すべき凶悪事件で、犯人の梅川昭美の異常な人格も含めてインパクトが大きかったです。そしてなにより、この事件後に模倣犯が多数出たんですよね。この事件の3年後の1982年に始まった『久米宏のTVスクランブル』でも、この事件が間接的に取り上げられていましたが。それは、誘拐事件での成功率の低さを取り上げ、誘拐事件よりも銀行や郵便局の強盗のほうが成功率が高いという、身も蓋もない話題だったんですが。逆に言えば、三菱銀行北畠支店人質事件の後、どれだけ模倣犯が出たかという話。

「オレはキチガイやない、ただ善悪を弁えんだけや」という梅川昭美の言葉は、重いです。確かに彼は粗暴でしたが、精神に異常をきたしていたわけでなく。立てこもってからの行動も、人格の異常さと合理性が同居した、実に戦慄すべき人物でした。死んだ人間を、死んだふりではないかと疑ってナイフで刺せと命令してみたり、耳を切り落とさせたりと、まぁウィキペディアレベルの記述でもその異常さが際立ちますが。梅川昭美は突入した景観によって射殺されるのですが、その最後を報じられてもなお、模倣する人間が全国各地で出たという。漫画を読んで性犯罪に走っる人間がいるから規制しろとか、アホな意見が出ますが。なら、報道を制限したほうが良くないですか?

吉展ちゃん誘拐殺人事件は映画『天国と地獄』の予告編を見てと犯人は証言していますし、三浦和義氏のロス疑惑も、当時大ヒットした『ナイル殺人事件』の心理トリックを模倣した疑いが、指摘されています。言われてみたら、富豪の女性が新婚旅行で殺され、旦那も脚を撃たれるというプロットと、確かに同作と非常によく似ています。実際、三浦和義氏は周囲に、同作を見てとても面白かった旨を吹聴していたそうですから。でも、世界中でヒットした作品ですから、創作の影響を受けて模倣する云々は、ゼロではないにしても責任的にはほぼないでしょうね。真似するほうがバカ、ということで。

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