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西郷輝彦さん死去

◉ああ、鹿児島県出身の人気タレントがまた一人……。自分らの世代は新御三家の時代で、元祖御三家である西郷輝彦さんは、むしろ歌手としてよりも俳優のイメージが強いです。『どてらい男』は幼稚園の頃でしたが、かすかに記憶があります。小学生の時代は『江戸を斬る』が大ヒットして、水戸黄門と交互に放映されていましたね。九州男児らしい太い眉毛と彫りの深い顔立ちで、当時は大人気でした。

【西郷輝彦さんが前立腺がんで死去、75歳 「星のフラメンコ」 橋幸夫、舟木一夫と「御三家」】日刊スポーツ

歌手で俳優の西郷輝彦さん(本名・今川盛揮=いまがわ・せいき)が20日午前9時41分、前立腺がんのため都内の病院で亡くなった。75歳だった。所属事務所サンミュージックが21日、発表した。葬儀は近親者のみで営む。

西郷さんは、バンドボーイとして活動する中でスカウトされ、1964年(昭39)に「君だけを」で歌手デビューし、同曲と「十七才のこの胸に」で日本レコード大賞新人賞を受賞。同年には、同名の映画で銀幕デビューも果たした。66年には「星のフラメンコ」が、リリースからわずか2カ月で50万枚を売り上げる大ヒットを記録し、曲をモチーフにした同年の映画「遙かなる慕情 星のフラメンコ」では主演を務めた。橋幸夫、舟木一夫と「御三家」と呼ばれ人気を呼んだ。

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、青空の写真です。

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タレントになるまでの人生も、破天荒と言うか。歌手としてだけではなく、作詞作曲家としての面もあり、自分の上の世代にとってはそれはもう、大人気だったそうです。とはいえ、『星のフラメンコ』は自分が生まれる前のヒット曲ですからね。大ヒット曲ですし、いろんな歌手がカバーしたり、志村けんさんなどが逆で多用したので、むしろそちらの印象の方が強かったりします。

1975年から1981年まで続いた『江戸を斬る』のシリーズは、自分のほぼ小学生時代とかぶりますね。西郷さんが主演されたのは第2部から第6部まで。ヒロイン役が松坂慶子さんで、鼠小僧次郎吉を松山英太郎さんが、魚政の女将を春川ますみさんが演じておられ、ここら辺の配役も素晴らしかったですね。桜吹雪を見せない遠山金四郎役ということで、脇キャラクターとのアンサンブルが絶妙でした。

もっとも、当時は刺青は直接肌に描いていたため、売れっ子であった西郷輝彦さんの拘束時間を減らすためであったとか、松坂慶子さんが多忙になり、後のシリーズほど出番が減ったりとか、色々と大人の事情もあったようですが。主題歌『ねがい』が西郷輝彦さんだったので、その点では歌手・西郷輝彦というイメージも、『星のフラメンコ』よりもこちらのイメージです。

そういえば、娘の辺見えみりさんですが。両親が離婚していたため、自分の父親の名前を西郷ではなく西城と勘違いして、当時新御三家として大人気だった西城秀樹さんが自分の父親だと、一時期勘違いしていたとか。辺見えみりさんにも、西郷輝彦さんの遺伝子はきっちり伝わっていたのか、眉毛の太めの鹿児島の女性っぽいなと、最初に見た時思ったものです。娘は父親に似ると言われますが。

前立腺がんの闘病はかなり長期にわたり、晩年はずっと投票されていたようですが。75歳という年齢は現代の平均寿命から考えると、早いですね。自分にとっては昭和の時代の大スター、徳島県出身の大人気役者でもあったので、この訃報はやはりショックですね。なんだかんだ言って、鹿児島関連のイベントなどにも積極的に参加されており、地元のテレビやラジオなどでもお見かけしましたから。

西郷輝彦さんのご冥福をお祈りいたします。合掌

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