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HondaJetを地域の足に

◉良いニュースですね。創業者の本田宗一郎氏の夢が、形になったホンダジェット。国内航空産業の、復活を夢見て自転車にエンジンを付けたバイクを売ってた小さな町工場が、世界的な企業になれたのは、その志ゆえ。日本国内での採用はまだまだですが、こういう形で利用が進むといいですね。そうやって生み出された利益は、より大型の機種の開発費に。夢は広がります。本田技研工業に関しては、厳しい意見も聞きます。でも、The Power of Dreamsを掲げられる企業が、今の日本にどれだけ在るか。

【ホンダジェット、地域の足に 車と乗り継ぎ移動サービス】日経新聞

ホンダは2023年中にビジネスジェット機「ホンダジェット」を使った移動サービスを国内で始める。従来は企業などが購入やリースで自社のビジネス目的に利用するのが主だった。車やバイクとセットにしてスマートフォンのアプリなどで一括して予約や決済ができるのが特徴だ。定期便が少ない地方空港間での活用を狙い、地域の便利な足にして経済活性化にもつなげる考えだ。
21日、新サービスの説明会を熊本県などで開いた。10月に実証実験を始める。ホンダ自身がサービスの事業主体となって今後、23年までに正式に提供する地域を選び、連携する企業などを決める。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC194ZD0Z10C22A9000000/

ヘッダーはWikipediaのフォトギャラリーより、HondaJetの写真です。

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日本国内の購入は、まだ10機。国産ジェット機の発展のためにと、心意気で購入された方もいますが、なかなか7億とかする機種は、購入できませんからね。こういう形で、国内の需要を少しでも増やしたいです。三菱のMRJがかなり情けないことになってる現状、やはりHondaJetには、期待しちゃいます。現状では、すぐに大型化はできませんが、HondaJet 2600 Conceptでは11人乗りを構想。このレベルなれば、離島などの航路も自然と開けるでしょうし。そこには大いに期待したいです。でもしばらくは、現状機種の航続距離を伸ばし、実績を重ねること。

アホな国粋主義者が、支援戦闘機F-2の開発では日本は国産で素晴らしい機種が造れたはずなのに、アメリカの横槍で共同開発にされた、なんて寝言を言っていますが。現実には、現段階でようやっとF-22のエンジンパワー並みの機種ができただけで。日本とアメリカでは、国の予算も軍需産業の歴史も規模も、ぜんぜん違うんですから。利権に絡む連中が流した与太話だってことで、自分は了解しています。繰り返しますが、MRJの情けない状況が、全てです。HONDAは自国のエンジン開発能力のなさを自覚し、最初からGEと共同開発で、名より実を採ったわけで。

ニッチなジャンルですが、世界一を達成し、大きな事故を起こすことなく実績を積み重ねた先に、リージョナルジェットやジャンボジェットが在るのは歌はいないですね。HONDAが三菱のように、政府との結びつきを強めれば、予算も潤沢になるでしょうし、民間機よりも安全基準が低めの機種の発注で、もっと早く成長できたでしょう。でも、それをしないのがHONDAの志でしょう。軍事と密接な結び付きがあった日本の航空産業が、敗戦で滅びるさまを見た本田宗一郎氏の、民間からの航空産業復活の志。それがないと、The Power of Dreamsは語れません。

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