輪島塗カップとペンに注文殺到
◉議会での演説と晩餐会のスピーチ、両方とも評価が高かった岸田総理の訪米ですが。バイデン大統領夫妻に贈った輪島塗に、注文が殺到しているようです。まぁ、素人の自分が見ても深みのある光沢は独特で、職人が何十何百と塗っては乾かしの工程を経て、得られた重厚さですし。これは、欲しくなりますよね。輪島塗と言うと、お椀や蒔絵のイメージですが、コーヒーカップもあったのかと、驚いた部分もありますしね。その新鮮さに、欲しくなった方もいるでしょう。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。
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詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。熱くても、外部には伝わらない構造ってのも、いいですね。もともと輪島塗は、江戸時代には頑丈さで愛された漆器だったそうで。北前船によって、上方にももたらされ、全国的な評価が。漆器自体は各地にあるのですが、やはり焼成珪藻土を混ぜた下地を何層にも塗るので、頑丈なんですよね。珪藻土は、ジュラ紀以前の珪藻の化石なんですが、能登半島は古い地層の岩盤がある地域で、この珪藻土の質論も、全国的に有名ですし。
なにしろ、アメリカ大統領への献上品ですから。日本国政府が、親分への場納品として認めた品質。これは、宮内庁御用達と同じ、ブランド品になります。政府お墨付き、これは現代日本では、相当に高い評価ですから。しかも、購入したらそれが被災地への支援にもなりますし。最高の場で宣伝されて、アメリカや世界各国で報道され、しかも宣伝費はほぼ無料と。絶妙な一手でしたね。早い段階から、お土産にしようとしていたのか、ニュースからはわかりませんが。おそらく、1ヶ月かそこいらの期間だったのでしょう。
もともとの製品でも、バイデン大統領府祭のファーストネームを入れるだけでも、大変な作業。以前、漆の作業工程を動画で見ましたが、ほんと塗っては乾かしの繰り返しで、大変な作業でした。いちおう物書きの端くれなので、輪島塗のボールペンとか、ほしいですねぇ。依頼するなら万年筆で、鳳凰と故郷の妖怪・一反木綿をリクエストしますかね? こういう地場産業が、ちゃんと復活していくことが、復興には大事なんですよね。日常生活に戻っていける。注文殺到で、2年待ちは、注文した方の心意気ですね。
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