守っているのは言論の自由と治安

シュナ尊師も、フォロワーから安い拍手が欲しくなったのか……なう尊師レベルやtpkn尊師レベルのことを、口走りだしました。

@chounamoulさんのツイート: https://twitter.com/chounamoul/status/1104284339758489600?s=09
差別憎悪扇動は、それを守る警察も含めて、完全な悪。どんな正当化の理屈も全て間違い。完全な悪。

■京都で行われたデモに、警察が警護に付いたことがお気に召さないようですが。言うまでもなく、警察が守ってるのは言論の自由であって、差別を守っているわけではありません。ちゃんと届け出をして、所定の手続きを経たデモであれば、それがある個人や集団にとっては不快であっても、法の下の言論の自由の範疇です。その内容に不満があるなら、言論には言論で対抗すべきです。気に入らない言論の弾圧を警察に望むとは、その弾圧が自分に向けられる可能性について無防備すぎます。

差別は悪というのは、一般論としてはありですが、ここでは単なる個人の主観的な感情にすぎません。法に触れているか否かが重要で、法に触れる差別と法に触れない差別を混同して、雑なことを言ってますね、シュナ尊師も。そもそも何が差別か、定義が不明です。何が差別かは俺が決めるでは、反差別の美名の下に大学院生をリンチしたことを隠蔽したり、仲間のセクハラ行為に口をつぐむことになります。まさに、正義の暴走です。「暴言を吐くな、このクソ野郎!」レベルのギャグです。

■ 日本は罪刑法定主義なので、心の中で何を思おうが主張しようが、それが法に抵触しない段階では、罪とはなりません。心の中でどんなに差別心を持っていようと、それが具体的な言葉や行動の形で外に発露し、他者を傷つけたり不利益をもたらさない限りは。逆に、反差別のヒロインで裁判の判決が近いから大学院生をリンチした件は隠蔽しようとか、在日コリアンで裁判が近いからドイツで原発事故についてデタラメを吹聴しても責めるなとか、そっちの方はよほど問題でしょうね。

■宗教が定義するような絶対的な罪があって罰があるのではなく、罰を規定した法によって言動が罪と認定されるのが近代法の考え方。京都のデモは、その法を逸脱していないのですから。そして、そのデモを潰そうと数百人の反差別界隈が集まってきたのですから、無用な衝突や治安を守るために警察が出るのは当然。差別を守っているのではなく、一般の国民の治安や安寧を守ってるのです。個人の内面の思想信条にまで規制するなら、それは弾圧です。気に入らない思想の持ち主は、洗脳や抹殺したいのですかね?

■この程度のことが解らぬ人ではないと思うのですが、過激なことを主張して、安い拍手をもらいたいのでしょうか? 自分は正義で、悪だと認定した人間には何をやってもいいとか、敵を守る人間も敵だとか、なんですかねこの党派性丸出しの単純思考を、SNSの左派にはやたら見かけます。自分もそういう部分はあるので、以って他山の石、ですけれども。

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