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Colabo界隈への疑義

◉なんかもう、サッカー関連で埋め尽くされていたTwitterのトレンド一覧も、日本がワールドカップ決勝トーナメントでクロアチアに敗退した途端、トレンドに〝Colabo〟がさっさと復活してしまったように。比例の大弁護団による記者会見以降、ずっとトレンド入りし続けていますね。旧メディアはほぼ無視ですが。会計や公共事業や法律に詳しい人による集合知で、次から次へと疑惑が噴き出している状態ですから。常に燃料投下されている感じですね。

Colaboの不動産取得に対して「相場なら6000万円相当のはずのものを1億で買っているのは不自然ではないか?」などの疑問点を提示する人が現れる

土地に4500万、建物に5500万払ってるけど、算定したら「高く見積もっても」2500万と3500万だという主張をされてますね。 ただ、この算定方法が正しいかどうかは素人には判断できないから、他のプロの人の確認をまつしかない。いまのところは眉つばだと思ってみておきます。

https://togetter.com/li/1983281

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、タイヤの写真です。他意はありません。

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■李下に冠を正さず■

相場よりもはるかに高い価格で、不動産を購入したのではないか……という上記の指摘は、批判というよりも疑問というレベルの話ですが。それにしても、一般社団法人Colaboには現在、都民や国民の税金を委託事業を通して、間接的に政治活動に還流させている疑い──友好団体に研修という形でスタッフらが参加し、研修費用という形で還流させている疑義など──があるわけですから。李下に冠を正さず、瓜田に履を納れず。

まさに昭和の時代の闇が、現代でどこに隠れていて、樹液を吸ってたかが、可視化されるかもしれないかもです(仮定)。どうにも思想の右左関係なく、官僚や宗教やいろんな団体や個人が入り乱れて、こっそり樹液を作ってた疑い(あくまでも仮定)。でも日本の歴史を調べてみるとこれって、江戸幕府が役人の役得でいろんな予算が抜かれて、倒壊したのに似てるんですよね。ひょっとしたら、やばい事案。

江戸幕府って、下級役人の名目上の給料が存外低かったため、そのぶんを「役得」という形で、補填することが認められていました。例えば食事で鯛を将軍に出しても、ひと箸とかふた箸つけるだけで降ろされ、残りは賄い方などの下級役人が、分けて食うような。 最初はそういう、人情的な仕組みだったのが、次第に魚を100匹購入して、厳選して20匹を使ったら、残りの80匹は役得として役人が持ち帰ったり。高級鰹節はひと削りしたら、賄方が着服へ。

幕府の予算が210万両の時に、大奥の予算が20万両ほどだったそうで。多くは特にそういうずさんな会計がまかり通っており、皇女和宮が降嫁して以降はさらに予算が膨らんだらしく。もっとも大奥に限らず、こういう役得の構造がいろんな組織に蔓延してしまい、ついに江戸幕府本体を倒壊させたということ。自分は今回の騒動に、類似性を感じます。現代日本の官僚も、天下りの利権を付けて予算を組むとされますが。まさに役得の構造。政治家と自治体の共犯でもあります。

■占いが都の委託事業■

若草プロジェクトも、批判が寄せられています。相談内容の項目に、易相談が入っていますから。易とは、古代中国で生まれた占いの体系。生活困難な女子や、DV被害などの女性に心理カウンセラーなどが話を聞くのではなく、占い、ねぇ……。どんな内容をやっているかは分かりませんが、それ本当に困ってる女性の役に立ってるんですか? それ以前に、本当に困っている女性が着ているんですか? Colaboで保護した女性が、実績水増しのために来ていても(仮定)、都にすら確かめようがないですよね?

【Colabo騒動延焼記】公金事業を行っている若草プロジェクトにて占いが行われていた事が発覚、東京都に政教分離違反の疑い?

委託事業で宗教行事やっていいのか?

https://togetter.com/li/1983235

Twitterを見ていたら、旧統一教会やカルトの、信者を集めるための初期手法に似ているとの指摘がありました。たしかに、自分が上京した30年ほど前からずっと、駅などで駅舎の修行をしているのでただで見せて欲しいなどと言って近づき、霊感商法の緒(いとぐち)にする宗教団体があったのは事実です。政教分離とかあまり固いことを言う気はないのですが、旧統一教会問題で、カルトから抜けるために別のカルトを紹介する、困った人間さえいますから。李下に冠を正さず、瓜田に履を納れず。

■政治活動での非対称性■

もう一丁、一般社団法人Colaboの政治活動について。公式サイトから見解が出されているのですが、こちらも案の定突っ込みどころがあると言うか。批判が出ていますね。沖縄の辺野古基地移転問題で、仁藤夢乃代表他数名のコラボ関係者が座り込み(ただしパートタイム)に参加しているが、動員などではなく自発的な行動と、強調しているのです。保護されている立場の女性が、同調圧力に逆らえるとは思えないのですが……。

Colaboが辺野古や韓国で“活動すること”が政治活動に当たらないと言う見解

※個人の感想です。 ※言論の自由は憲法で保障されています。 文字通りそんなことを思っているのはごく一部だけだろう。

https://togetter.com/li/1983046

百歩譲っても、基地建設反対運動としての座り込みですから、こんなの最初から明確な道路交通法違反ですから。つまり、犯罪行為。もしも保護した女性やスタッフに、自発的な参加希望者がいても、仁藤夢乃代表側から断るべきではないでしょうかね? もちろん未成年であっても、成人済みのスタッフでも、思想信条の自由は憲法が保障するところです。言論の自由にしても同じ。しかし、それをやっていいのは政治団体。李下に冠を正さず、瓜田に履を納れず。

■元公務員からの疑義■

元は経済産業省の官僚でもあった宇佐美典也氏など、お役所の制度やシステムについて詳しい方からも、一般社団法人Colaboについての疑問……と言うか批判が、湧き上がっています。自分のような、役所で公務員の経験をしたことがない人間でも、首をひねるような内容ですから。内容が分かっている人たちからしてみると、あるいは委託事業を申請して蹴られた経験がある法人からしてみると、疑問があるようです。それ、マズイですよね?

普通は、上限に達した時点で、税金が関わる打ち止めじゃないですかね? そこから先は全部自腹ではないかと。四半期ごとに帳簿をつける理由は、それですよね? そして、Colaboと都の共犯関係の疑い。

こちらはもともととの役人として19年間も仕事され、現在は司法書士という方も指摘です。1時間以上と長い動画ですが、冒頭で暇空茜氏への疑問も指摘されており、名誉毀損では暇空茜氏の敗訴の可能性も言及し、かなりニュートラルな立場に思います。その上で、一般社団法人Colabo側への疑問にも言及されています。ご自身の実体験から、Colaboが削除した〝ある文言〟について、あくまでも推測と断った上で考察されています。

■困難女性支援法?■

東京都側としては、会計検査院の介入を、異常に恐れていること。確かに独立した組織で権限も大きく、捜査能力も高いですからね。政治家が地検特捜部を恐れるようなものでしょう。しかし、こうなると一般社団法人Colaboと東京都の部署がズブズブの関係だったのではないかと言う、この問題が噂され始めた当初から指摘されていた点が、ただの妄想でなかった可能性さえ出てきます。疑惑は深まった。さらにこんな指摘が、Twitterのタイムラインに流れてきました。

画像も転載。

添付画像

https://www.shugiin.go.jp/Internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g20806007.htm

2024年に発行する困難女性支援法? そんなものが動いていたとはつゆ知らず。なるほど、現時点で一般社団法人Colaboや、それに類似した女性支援団体の会計に疑わしい点があったり、国や都道府県側にずさんな管理をする危険性があると可視化されると、支援法の文言が変わったり削られたり、あるいは公共団体がわからの監視の強化や、報告書の提出や会計報告が厳しくなると、困る人間が一定数いる可能性があるのですね。全国各地で。

そりゃ、いきなり大弁護士団が結成され、著名人や各種団体などが応援を表明するなど、総力戦の様相になるわな……という印象です。この想像がどの方向に向くか分かりません。名誉毀損で暇空茜氏が110万円ぐらいを払って幕引きの、せこい問題として終わるか。それともロッキード事件+リクルート事件+ハンナン事件のような大規模な、疑獄事件に発展する可能性もゼロではないと思ったりします。とりあえず推移を見守りたいと思います。

どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ


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