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次期Apple Silicon? M1Xのスペック

◉Appleが開発したM1チップの高性能さは、各方面に衝撃を与えました。あまりにもインパクトが強すぎたせいで、インテルは株主から開発能力を疑われ、糾弾されてしまい、あわててApple批判のCMを作ったり、あまり精度がよろしくないデータを持ち出して、M1チップの性能と自社製CPUとの非核を始めてしまったり。しかし、M1チップは更なる衝撃の前触れでしかなかったようです。M1 Xチップが今年デビューする可能性はかなり高そうです。

【次期Appleシリコン「M1X」と称されるスペック情報が登場。グラフィック大幅強化?】Engadget Japanese

アップル独自開発のAppleシリコン「M1」チップ搭載Macの3モデルは、高い処理能力と優れた省電力性能が注目を集めました。その後継チップとして準備中と噂される「M1X(仮)」のデータと称されるものが、CPUデータベースに登場しました。

アップルがM1後継チップ開発に取り組んでいると初めて噂されたのが、M1 Mac発売直後の11月のこと。有名リーカーLeaksApplePro氏の「もしもM1が速いと思うなら、それはM1Xを見ていないからだ」とのツイートが話題を呼んでいました。

もともとiPadやiPhoneに搭載されていたAシリーズのCPUも、CPUを強化したXシリーズが存在しました。AppleはGPUを独立したグラフィックボードに集約するよりも、メインCPUに付加する形での形式を好むようで。X シリーズはメニーコアによってかなりの処理能力を発揮するタイプですが、M1Xもまた、同じように大量の CPU コアを搭載することで、かなりの処理能力向上が期待できます。これでまた、インテルが追い詰められそうです。

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■コア数大幅アップ■

詳しくは、上記Japanese Engadgetのリンク先を読んでいただくとして。M1Xチップは、単純に CPU のコア数を増やすだけではなく、名 CPU の方も高性能処理のコアをさらに4個も増やし、これだけでも処理能力大幅向上。内蔵 GPU もM1の8コアから16コアと倍増。ベンチマークスコアがどんな数値になるか、怖いぐらいですね。特にマルチコアでの処理能力が、とんでもないことになりそうですが。

もちろん、Mac OSやiOS系では、ギークベンチなどのベンチマークスコアがWindows系よりも高く出る、という批判は以前からあります。そういう傾向はあるのかもしれませんが、現実問題としてそのベンチマークスコアに見合った、サクサク感があるのも事実です。逆にAndroid系や、Windowsマシンを使用していると、スペックの割には驚くほどの処理能力ではないなと感じることが多いです。これはスマートフォンやタブレット型では顕著ですが……。

■今後の進化に期待■

もう一点興味深いのは、Appleの近年の傾向として、RAMの使用量を減らす方向で進化しているのが見て取れる点でしょうか? 元々Mac OSは、大量のRAMを使用してぶん回すタイプのOSでした。潤沢なラムがあればあるほど、快適に使えるのですが。これはある意味でMacの値段が上がる要因の一つでもありました。ところがiPhoneでは、Android系に比べて半分か1/4のRAMでありながら、かなりサクサクと動作します。

これはライバルであるWindows系の特徴でもあったのですが。どうやらAppleは、自社の弱点は弱点として認識し、それを克服する方向を模索しているような感じはします。もっともAppleの場合、次の垂直統合のターゲットはRAMである可能性が高いのですが。M1Xチップに関しては、RAMの搭載量とその使い方にも注目して、正式発表を待ちたいですね。マイクロソフトやグーグルなどライバル他社は、戦々恐々でしょうけれど。

いずれにしろ、垂直統合の強みを徹底的に活かすAppleにとって、CPUというパソコンの心臓部を自社設計でコントロールできるようになったのは、本当に大きいです。どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

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