見出し画像

京アニ放火殺人犯の他責性

◉なんですかね、この不快感は。こういうだいそれた事件を起こす人間は、だいたいが親との関係をこじらせ、他責性があります。戦前の津山三十人殺しの都井睦雄、戦後の附属池田小事件の宅間守死刑囚、秋葉原通り魔事件の加藤智大死刑囚、同じです。生い立ちに同情すべき点はありますが、似たような状況にあっても、多くの人間が他者を殺害するなんて方向に、爆発してはいません。こんな事件を起こしてるのは、やはり本人の人間性の問題だと思います。

【小説家夢破れ、転じた憎悪 「底辺の人生」秋葉原事件に共感―青葉被告公判・京アニ放火殺人】時事通信社

 2019年、京都アニメーション第1スタジオが放火され36人が死亡、32人が重軽傷を負った事件で、殺人罪などに問われた青葉真司被告(45)の公判は、京都地裁で計8回の被告人質問が行われた。被告は職を転々とした半生を「底辺」と称し、秋葉原無差別殺傷事件に共感を寄せた。京アニ作品に憧れ、小説の執筆がよりどころだったが、コンテストでの落選を機に憎悪へと転じた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2023102200254&g=soc

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、

◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉

津山三十人殺しの都井睦雄は、女性にふられた逆恨みから村民30人を殺し、3人が負傷。附属池田小事件の宅間守死刑囚は、なんの関係もない小学校に侵入して小学生8人を殺害し15人が負傷。秋葉原通り魔事件の加藤智大死刑囚は、掲示板荒らしに対する抗議の表明手段と訳のわからんことを言い、7人を殺害し10人が負傷。京都アニメーション放火殺人事件では36人が亡くなり、34人が負傷。同じ村落に住む都井睦雄はともかく、他は顔も知らない他人を、無差別殺人ですから。

 9歳の時に両親が離婚し、貧困と父親からの虐待を経験してきたという被告。「処世術」は8年間働いたコンビニで身に付いた。「話し合うより、バイバイする方が30分で済む」。気に入らないことがあればパイプ椅子を机にぶつけ、女の子の胸ぐらもつかみ、最後は首になった。「真面目にやっても報われない」と、下着を盗むなどして逮捕され、「犯罪に追い込まれた」と語った。

何が「真面目にやっても報われない」だか。真面目にやってねぇじゃん……としか言えませんね。犯人は1978年5月生まれらしいですが、2019年7月18日に京都アニメーション放火殺人事件を起こしたときは、41歳。コンビニでのアルバイトが30歳までの8年間とのことなので、2008年ぐらいまででしょうか。ただ、2007年に女性への暴行などで有罪判決を受け、2012年に起こしたコンビニ強盗事件で3年ほど服役。なんのことはない、20代の内から問題行動を繰り返していたわけで、他人のせいにしてるだけ。

 17年3月、完成に7年かけた小説が京アニ大賞に落選した。期待した編集者からの連絡はなく、「裏切られた」と思い、以前からうたぐっていたアイデアの盗用は「確信」へと変化。ネットに投稿した小説は見向きもされず、18年1月、ノートを燃やした。たがが外れ、「裏切り者とぱくったやつらは許さない」と投稿し怒りを募らせた。19年6月、さいたま市の大宮駅前で大量殺人を計画したこともあった。

7年かけようが100年かけようが、駄作は駄作。3日で書き上げようが、傑作は傑作。赤川次郎先生とか、年間24冊の本を出版したことがありますが。52週で24冊って、2.1週間で1冊のペース。年365日だと、15.2日で1冊。週に1日休んでいるとして313日、13.0日で1冊。でも、どれもベストセラー。作家は、取材とか家庭のこともありますから、それこそ1週間で1冊、書けないこともないでしょう。自分も、集中すると1日3万字ちょっと、3日あれば10万文字の小説一冊がかける計算ですが。赤川次郎先生とか、実際はそれ以上のペースでしょう。

漫画家は全国で3000人から6000人とセルシス社が推計しています。小説家は純文学や推理小説などジャンルが広いので総数がわからんですが、ラノベ作家の人数は総勢9082名とのこと。この20年弱で一気に増えたのですが、それでも医者の約34万人と比較しても、才能の世界だというのがわかります。医者だって、めったになれないのに、その37倍も難しいのですから。スポーツや音楽の世界よりはそれでも広き門ですが、程度の問題です。小説家なら自分でもなれると、薄っぺらのペラペラな思考で書いて、成功する世界ではないです。

 18日午前10時16分、第1スタジオの路地に入る姿が防犯カメラに捉えられていた。「京アニは光の階段を上り、自分の半生はあまりにも暗い。コンビニ、派遣、郵便局時代、小説、全て実を結ばずに終わった」。こう振り返りつつ社員も「同罪」と決意し、同31分、ガソリンを入れたバケツを手に正面玄関をくぐった。

ただの逆恨みです(断言)。就職氷河期世代とか約1700万人いて、正規雇用者数がだいぶ改善されたとはいえ2022年時点で931万人と、54.7%に過ぎません。でも多くの人間が犯罪など犯さず、それでも歯を食いしばって日々を生きてるわけで。一見華やかに見える作家も、例えばラノベ作家は〈総勢9082名のうち、5453名が3冊以下でその文庫キャリアを終えている計算になる。〉とのこと。60.04%が3冊以内に消える、とても厳しい世界。

売れたら売れたで、いつ売れなくなるかと不安に苛まれ、やれ才能が涸れたとか揶揄されり、修羅の道が待っています。それこそ、この犯人のような狂人に、理不尽に命を狙われる可能性もある。筒井康隆先生は変なファンがやってくるので、自宅に高い塀と監視カメラを設置し。胡桃沢耕史先生も、直接の死因ではないですが、ファンを名乗る女性に対応したら刺され、三年後に亡くなっています。そこに思いを致せない時点で、他者との関係性も構築できず、ロクでもない人生になるわけです。

作家は、癖は強かったり奇矯な面はあっても、コミュニケーション能力は高いです。この犯人と違って。もし話芸に自身があったなら芸人に、演技に快感があれば役者になったでしょう。バイト先でのコミュニケーションさえ逃げる程度の人間に、優れた作品が書けるはずもなく。彼が死刑になったら、作品を全文、公開してほしいですね。たぶん、パクリとツギハギだらけの駄作でしょうけれど。こういう、だいそれた事件を起こした人間が書きがちな内容ということで、犯罪者予備軍への警鐘になるでしょうから。

気に入った方は、サポートで投げ銭をお願いします。あるいは、拙著をお買い上げくださいませ。どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ


売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ