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〝人権〟という言葉を貶めたのは誰か?

◉人権は、個人が差別されず生きるために、大事なものです。それは天が与えたものではなく、個々の人間の合意の上に成立する、協定のようなものです。でも、人権を盾に他人の人権を攻撃したり踏みにじる人間が、跡を絶たなかった。被害者よりも加害者の人権を声高に叫ぶ人、党派性でダブルスタンダードを恥とも思わない人間が、人権人権と騒げば、そりゃあ人権を軽々しく口にする人間が警戒されたり、忌避されるのは当然でしょう。若者は人権を怖いと思っていません、人権を振りかざす人を怖いと思ってるだけで。

【人権を「怖い」と敬遠する若者 ジャーナリスト安田浩一さんの危惧】朝日新聞

 人間が持つ基本的な権利であり、何人も侵害されることがあってはならない――。「人権」について誰もが尊重し、とくに若い世代は、格差やジェンダーなどの身近な問題も含めて関心が強いとされる。その一方で、ジャーナリストの安田浩一さんは最近、取材の現場で「人権」という言葉が敬遠されたり、怖がられたり、時にはからかいの対象にされている、と感じることが増えたという。(聞き手・中島鉄郎)

https://www.asahi.com/articles/ASS2J4VHVS26UPQJ008.html

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、


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■近頃の若いもんは~■

けっきょくこれも、パピルスにさえ記述がある「近頃の若いもんは~」と同じです。若者を、だらしない・意識が低い・やる気がないと批判し、老人たちから安い拍手をもらう。1964年生まれの安田氏は、今年60歳。昔なら還暦で、立派な老人です。その老人が、もっと歳上の老人たち───60年安保や70年安保の世代に媚を売って、こういう記事を書く。そう言われた若者は萎縮してますます人権を振り回す人を忌避するか、逆にそういう老人のダブルスタンダードを、理路整然と指摘する。むしろ、そういう若者が昭和の時代より増えています。

聖賢は言います、「後生畏るべし。いずくんぞ来者の今に如かざるを知らんや」と。歳下の人間を侮ってはいけない、どうして若い世代が今の世代より劣っているなんて言えるのか。昭和の時代に、朝日新聞などが主導してきた言論の多くが、批判されています。非武装中立論がお花畑な空理空論で、朝日新聞が称賛してきたソビエト連邦・中華人民共和国・北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)がとんでもない全体主義国家で、軍事独裁国家で、侵略国家であったことがバレてしまいましたから。

■危ないと怖いの距離■

例えば包丁は、料理をするのに便利な道具ですが、同時に危ない存在です。しかし、怖い存在ではありません。怖いと思うのは、〇〇フォビアと呼ばれる恐怖症の人であって、普遍的なものではありません。包丁が怖い存在になるのは、料理以外の目的に使おうとする人間が、手にしたときです。安田浩一氏がやっているのは、これと同じ話のすり替えです。問われるべきは、「自分たちが人権を棍棒や凶器として使う危ない人と思われていないか、ですよね。無謬だとは言わせませんよ?

上記noteでも指摘していますが、被害者無謬で、挨拶した写真を謝罪写真と称して、晒し上げる。やってることは、集団イジメと何が違うのか? しかも、杖をついたもう一人のNHK関係者はトリミングして、隠す。いろいろと言い訳は可能ですが、そういう態度の積み重ねが、「この人たちは信用できない、カルト宗教に勧誘してきて、入信したら脅す人に似ていないか?」と感じるのは、当然ですね。自分たちを省みず、ひたすら他責に終止する、その姿勢も呆れられたわけで。こちらの、昭和の手法も見透かされていませんか?

■差別の当たり屋行為■

X(旧Twitter)で〝安田浩一〟で検索すると、もうこの記事の批判のオンパレードです。朝日新聞公式がポストしたこの記事、執筆時点で8.5万閲覧で194イイネ、イイネ率は0.2%とほぼ炎上。最終的には0.1%台になるでしょう。朝日新聞の拡散力も落ちたもんですが、それ以上にインターネット世代の若者は、こういう他責性やダブルスタンダードを見抜いて、イイネを押さない。イーロン・マスクのTwitter買収後、閲覧数が可視化されることで、サイレントマジョリティも可視化され。支持されていないことがバレちゃった。

こういう、若者の不支持にイラついて、「近頃の若いもんは~」をやらかしたのでしょうけれども。安田氏が、元ネット荒らしtpknこと野間易通尊師とやっているNoHateTVとか、視聴回数がせいぜい1万台で、下手すると3000回台のことも。一般社団法人ColaboのYouTubeとか、再生数数百台も珍しくありません。まず、自分たちがおかしいことを主張しているから怖がられている、という現実を認めませんか? 保守派論客の内藤陽介先生に至っては、歯に衣着せぬ批判を浴びせています。

えせ同和のやり口そのままに、善男善女を恫喝し、不当な利得をむさぼる”差別の当たり屋”連中が口にする”人権”なんて、恐ろしくて仕方ないのがまともな人間の感覚。本来の意味で人権を尊重するためにも、まずは社会のダニを一掃するのが先決。

https://x.com/naito_yosuke/status/1759809708649844782?s=20

差別の当たり屋───まさに、かつて日本共産党が激しく糾弾していた、差別の当たり屋行為が、目に余った結果ではないかと。部落解放同盟の朝田善之助が唱えた朝田理論、すなわち「不利益と不快を感じさせられたら全て差別」「差別か否かというのは被差別者しか分からない」と同じことを、日本の人権派はやってきた結果に思えますが……。そこが認められなければ、朝日新聞も早晩100万部を割り込み、旧メディアとして見向きされない存在になるでしょうね。

■ネトゲ戦記妨害無視■

例えば、室井佑月先生に対するこちらの罵倒とか、簡単に反転させて反論ができてしまうんですよね。ドイツの政治学者カール・シュミットを持ち出す以上は、彼がユダヤ人法学者のフーゴー・プロイスを称賛した結果、失脚したことは知っているでしょうに。その事実を隠して、御用学者とレッテルを貼る。そういう卑怯な手法が見透かされてるだけで、若者はむしろ聡明になっています。そして、カール・シュミットにあった是々非々さえなく、党派性丸出しの人間が、人権人権と言い募ることに、気づいています。

ひたすら仁藤夢乃を敵視し、暇空茜を擁護し続ける室井佑月を見ていると、カール・シュミットの"政治的なものの本質は友と敵とを区別することである"ということば、思想を思い出す。ちなみにシュミットはのちに失脚するが、数年間はナチのイデオローグ、御用学者だった。

https://x.com/sansdieu01/status/1759771828317553042?s=20

それでは、「ひたすら暇空茜を敵視し、仁藤夢乃を擁護し続けるこの御仁を見ていると、カール・シュミットの"政治的なものの本質は友と敵とを区別することである"ということば、思想を思い出す。ちなみにシュミットはナチのイデオローグだったが、ユダヤ人法学者を賞賛し失脚、おかげでニュルンベルク裁判では不起訴。」と返しておきますかね。ちなみに、左派が大嫌いな岸信介も、東条英機内閣の頭角に成功したため、極東軍事裁判では、起訴されていません。

暇空茜氏と、一般社団法人Colabo関係で東京都と係争中の裁判内容と、何の関係もない著作『ネトゲ戦記』の出版妨害、それも京アニ放火殺人事件を持ち出しての脅迫を、朝日新聞も毎日新聞も報じていませんが。そういうダブルスタンダードを繰り返すから、見捨てられてるだけですよ。自分にはこの記事が、朝日新聞の断末魔の叫びに見えます。「自分たちは正しいんだ、正しいから従え!」と、イライラした癇癪に。

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