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天龍さんが語るプロレス界の処世術

◉まずは退院、おめでとうございます。昨年はアントニオ猪木さんが亡くなり、昭和プロレスのレジェンドたち ももう、どんどん鬼籍に入りつつありますから。馬場・猪木・上田・木村・小林・大木・鶴田……昭和も遠くなりにけり、です。ということで、ミスタープロレス、天龍源一郎さんの興味深いお話が。

【天龍さんが語る“夜の付き合い” 一触即発の宴席! ナメられたら終わりのプロレス界での処世術】AERAドット

「環軸椎亜脱臼(かんじくつい あだっきゅう)に伴う脊髄症・脊柱管狭窄症」であるということがわかり、長らく入院生活を送っていた天龍さん。6月22日に退院し、すでにイベント出演などの予定あり、精力的に活動を再開される。今回は“酒豪”として知られる天龍さんに、相撲時代やプロレス時代の夜の付き合いにまつわる思い出を語ってもらいました。

https://dot.asahi.com/dot/2023062100123.html?page=1

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、若き日のイラストです。

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プロレスラーとしての知名度が高い天龍さんですが、大相撲でも前頭筆頭まで行った力士です。大相撲の力士自体が、給金の出る十両以上 が70人ちょっとしかいないという、狭き門ですからね。小結や関脇のような三役以上につけるのは、もう本当に一握りのスーパーエリートですから。江戸時代からずっと続くだけあって、谷町と呼ばれる贔屓筋の質と量も、プロレスよりも大きいようで。

昔から力士の谷町になると、莫大な金がかかると言われます。千代の富士の真珠を散りばめた化粧まわしは2000万円と言われ、これに対抗した若島津の後援会が贈った化粧廻しは、鷹の図柄に大粒のダイヤモンドを施し、1億円以上しましたからね。鹿児島県自体がもともと相撲が盛んな地域でもあり、そこそこの地元企業もありますから。東京生まれの井筒三兄弟が、名目上は鹿児島県出身にした、理由でもあります。

プロレスの場合は、力道山は自民党の大物を政治家であった大野伴睦に接近し、アントニオ猪木さんは二階堂進むをコミッショナーとし、裏社会との付き合いと同時に表 社会との付き合いも密に持っていた面があります。その点ではジャイアント馬場さんの全日本プロレスは、政治家とのお付き合いはあまりイメージがないですね。東声会の町井久之こと鄭建永が、力道山の後ろ盾でもあったことから、反社との付き合いも当然あり。

ここら辺は名作『仁義なき戦い』の中でも、菅原文太さん演じる広島のヤクザが、プロレス興行を手掛けるという形で、描かれていました。馬場さんは政治家とも反射とも、距離を置いていた部分がありますが。どうしてもお付き合いはゼロにはできませんからね。ここら辺は思い出話という形でようやく語られる、ダークサイドではありますが。当事者の口からはあんがい、語られませんね。天龍さんの貴重な証言ということで。

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