松本人志性加害疑惑の行方
◉週刊女性の報道で、松本人志氏による性加害を訴えていた女性の、隠されていたメール 部分が出てきました。何やら週刊文春と週刊女性の、代理戦争的な要素を呈していきましたね。個人的には、吉本興業側からでもなければ、当事者である松本人志氏やスピードワゴン小沢氏からでもなく、週刊誌側から養護論的なものが出てくること自体に、とてもとても政治的なものを感じてしまいます。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、
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■文春の再反論待ち■
ただ、おそらく週刊文春側は、このダイレクトメールでのやり取り部分は、すでに入手しているはずですので。おそらく想定内の反論というか、吉本側の仕掛けではないでしょうか。吉本側もそれは想定しているので、公式の反論ではなく、おそらくは吉本側と何らかの友好関係がある週刊女性に、情報を提供して週刊文春側の反応を見ているのではないでしょうか?
なのでこの件に関して言えば、週刊文春側の再反論が確実にあるでしょうし、それを見た上で判断を下しても遅くはないと思いますけれどね。SNS上では早くも、伊藤詩織女史のメールを持ち出して、被害者が恐怖心や一種のパニック状態、ストックホルム症候群的に好意的な返信メールをしたという指摘も出ていますが。それとは違うような気がしますけれどね。知らんけど。
■個人的な感想です■
自分自身は、松本人志氏は間違いなく天才だと思うし、漫才にしろコントにしろ彼が乗り換えた笑いの文法は素晴らしいと思います。彼のお笑い論や考え方など、作話論の観点からも、ものすごく参考になります。ただ、彼自身に関しては、爬虫類的な不気味さや、粘着質の人間性を感じて苦手な部分は昔からあります。爬虫類自体は好きなんですけどね。
水道橋博士著『お笑い男の星座』で暴露した、爆笑問題との確執 に関しても、お仲間を集めて徒党を組んで吊るし上げるというのは、自分は好きになれませんので。横山やすし師匠に対しても、相手が落ちぶれてから笑いものにするギャグも、粘着質だなと感じた部分でした。たぶんダウンタウンというユニット自体が、松本人志氏の冥い狂気を秘めた天才部分と、陽気なヤンキーの浜田氏のバランスなのでしょうけれど。
なので、今回の騒動に関して言えば、松本人志氏が清廉潔白かと問われれば、そうは思えないと、個人的な感想を言うしかないです。だいたい、ミュージシャンやタレント、お笑い芸人などは追っかけが普通にいて、ライブ終了後には適当に見繕ってベッドを共にするのは、ありふれた風景のようですし。大槻ケンヂ氏など、当時の思い出をギャグにもうしていますから。そんなこと知らなかったというのなら、自分に判断する材料はないです。
■人民裁判は辞めろ■
個人的な好き嫌いは置いておいて。自分はもうテレビ はぶっ壊れて20年以上、自宅では見ていませんが。X(旧Twitter)やYouTubeの動画によると、番組から スポンサーが一時的に撤退しているのか、なぜかAC──公共広告機構のCMが、挟まれているとのこと。これって、一種の人民裁判ですよね? 法治国家でそんなことが、許されるのでしょうか?
実際問題として、群馬県草津町の問題があったわけで。元町議が黒岩町長から性被害を受けたと言いふらし、ライター と被害を告発する電子書籍まで発売し、元町議を支える会まで発足し、北原みのり女史や一般社団法人Spring、フラワーデモなどが草津町をセカンドレイプの町などと、暴言を吐いて貶めた事件があったわけで。大椿裕子社民党副党首なども、酷いもんでした。
もちろん、まだ裁判は決着がついていませんが、出された録音データの証拠や、元町議自体が虚言の一部を認めるなど、旗色はかなり悪いです。でも、現時点で 松本人志氏を批判している人たちは、草津町を批判していた人たちとかなり被ります。そういう前科がある以上、この件に関しては軽々に結論や判断は出さず、様子見に徹するのが良さげだと思うのですが。
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