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音楽のちから


みなさん、こんばんは。ゴールデンウィーク明けの月曜日、どんな気分でお過ごしですか?
 
わたしは「ゴールデンウィーク、最高だったなあ…」という気持ちでした(見事に風邪をひいてしまったけれど)
 
三連休ではじめての埼玉県に行ってきました。はじめてのフェスのために!
 
音楽雑誌MUSICA(中学のころによく買っていた…)が主催するフェス「ビバラロック」。
 
 
結論から言うと、もう最高で、終わった夜は夏フェスのラインナップを検索していたし、今日の昼休みには都内のDJイベントを探していました。
 
 
My Hair is Badは、武道館公演ぶりでしたが、そのとき以上に粗ぶっていて、胸を抉られて茫然となるし。
KEY TALKはそんなに詳しくなかったのにノリノリで、なにより、スタンドからアリーナを見ると、恐ろしい数に人間が、波のように一気に動くのです。彼らの音を反響するように、ぐにゃぐにゃ、ぐわって感じで。
VIVA LA J-ROCK ANTHEMSではゲストヴォーカルのyuiが、スピッツの「チェリー」のカバーからYUIの「CHE.R.RY」を歌いだして鳥肌が立ちました、そんな組み合わせ最高すぎる。
ORANGE RANGEはライブで観るのは3回目でしたが相変わらずものすごいたのしくて、曲中人が輪になって空間をぽっかり空けて、一番盛り上がる瞬間に全員で中心にむかって走り出してぶつかる(ウォールオブデスというらしい笑)やつにはいって揉みくちゃになって踊りまくって。まるでタイのソンクラーンを思い出させる解放的で気持ちがいい時間でした。
四球星は、「新喜劇かよっ!」ってくらいお腹を抱えて笑いました。YouTubeで観ていたのの1000倍くらい面白かったです、楽しかったです。
SiMは家庭教師ヒットマンREBORN!の雲雀を思い出さる俺様具合で、スタンドにいる人たちを一声で跪かせて。
東京スカパラダイスオーケストラでは、わたしの青春の曲を何曲も歌っている細美さんが登場して感涙もの。
マキシムザホルモンでは、前に座っていたお父さんが、両隣にいる小学校低学年くらいの息子と娘の肩を抱いてヘドバンしているのを見て「こんな家族になりたいなあ」と思ったり。
DJダイノジは野外で、日が涼む頃で、風が冷たくて、段々と踊ることによってあがる自分の体温とのギャップが気持ちよくて、知らない人とずっとハイタッチしていて。
大トリの10-FEETは、会場を完全にひとつにしていて、ものすごいパワーを感じました(としか、あの光景を表現できない自分の乏しい語彙力が悔しい)
 
見たことないステップ、一斉に振り上げられる拳、飛び散る汗、絶叫、むちゃくちゃなのに胸に突き刺さる言葉、たのしそうに踊る顔、知らぬ人々のハイタッチ、一斉に動く人のかたまり、うるむ瞳、まるでその曲を何度も何度も聞いてきたかのように自然と動き出す自分の体。
  
正直、今回のラインナップできちんと知っているバンドは三分の一くらいでした。
でも終わってみると、その倍のバンドのことがもう好きになっている、気になってしょうがなくて、お金を払ってまた彼らの音楽を聴きに行きたいと思っています。
 
 
ものすごい体験でした。
月並みの言葉だけど「音楽のちから」のすごさを感じました。
 
きっとかれらはお金より権力より欲望よりずっとずっと強い。
世界平和も、だれかのいのちを救うことも、彼がわたしを好きになることも、いがみ合った人々が和解することも、「もしかしてできるかもしれない」と思わせる圧倒的なものを観ました。
 
あの空間で、我を忘れて音に夢中になれたことが本当に幸せだったと思います。

…あれだけすごいものを見て、勇気をもらい背中を押され、でも日常に戻ると、すぐにちいさな自分に収まってしまいそうになるから、だからまた、行って、直接、叱咤激励されたいです。
 
 

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