モハゑの日記

ありよしはるかです、デザイナーをやっています。

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最近の記事

作字した理由をさかのぼる

メリークリスマス!GMOペパボでSUZURIのデザイナーをしているモハゑと申します。そしてこれは、GMOペパボデザイナーのアドベントカレンダー 17日目の記事です。 先週のSUZURIアドベントカレンダーでは「作字」ひとつひとつの制作過程を振り返ってみたのですが、今回は、「そもそもなぜ"作字をする"という選択をしたのか」という点について、さかのぼって考えてみようと思います。 ▼先週のアドベントカレンダー はじめに(「作字」とは何か)まずは「作字」についての概要を、サッと

    • 作字の残骸2020

      メリークリスマス!SUZURIでデザイナーをしているモハゑと申します。そしてこれは、SUZURIのアドベントカレンダー10日目の記事です。 今年はたくさん作字をした1年だったので、今日はそれの残骸(よく言えば「過程」)をいくつか振り返ってみようかと思ます。ファイルに残骸を残しておく悪癖があって、ほんとによかったぁ! はじめに (作字について書く理由)わたしが初めて作字に挑戦しようと思ったとき、はじめにぶつかった問題が「何からやればいいのかわからない」でした。 スケッチし

      • ブラックサンダーの思い出

        ブラックサンダーを見ると、ブラックサンダーを教えてくれた予備校の友達を思い出す。 「パッケージはダサいけどめちゃくちゃ美味しいんだよ!」と言ってたなぁ。 予備校には知ってる友達が誰もいなかったから、あんまりよくは覚えてないけど、初日に確か「お昼一緒に食べてもいい?」って声をかけたんだよなぁ。 (いま、果たしてそんなこと自分にできるかなぁ?) その時に声をかけたその友達が、すごく気の合う子で、それからずっと仲良くしてもらったなぁ。 どうしてその子に声をかけたんだか全然

        • だから Netflix は最高。

          今年のお盆は、U-NEXT にお試し加入し、猛烈に韓国ドラマを観まくりました。なぜなら、観たいドラマがいくつか U-NEXT の独占配信だったからです。(ちょっと〜独り占めしないで〜!) その中のひとつに「梨泰院クラス」でお馴染みパクソジュン主演の「キム秘書はいったい、なぜ?」という作品がありました。 タイトルのタイトルらしからぬ感じにややモヤッとするのですが、それはともかく話は最初から最後まで面白くて、あ〜また観たいなぁと思い返すことが多々ありました(無料期間に解約した

        作字した理由をさかのぼる

          韓国ドラマを観てたら覚えた単語

          わたしは勉強が本当に嫌いなんですけど、好きなこと(5月頃から韓国ドラマ・韓国映画を猛烈に鑑賞)してただけなのに言語を学べたので、歓喜し、まとめました。 ちゃんと順を追って調べて学んでるわけじゃないので、ニュアンスがめちゃくちゃ推測の部分も多く、「言葉というものを認識し始めた赤ちゃん」または「自分が人間であると疑い始めたターザン」と思っていただければ幸いです。 やったこと❶ただただ猛烈に鑑賞する ❷耳が「どうやらこれは単語っぽい」とひとかたまりで音を認識し始める ❸辞書で調

          韓国ドラマを観てたら覚えた単語

          最近観た韓国ドラマ・韓国映画17本

          「え、韓国ドラマってなんでこんなに素晴らしいんですか?」という気持ちが止まらず色々観まくっているので、いちど時系列で書き出してみた。時系列っていうのは、わたしが観た順という意味(何様かしらね)。 そして、ヒョンビンのことが大好きになってしまった関係で視聴作品にめちゃくちゃ偏りあるので、そこはごめんの気持ち。 (補足:レンタルって書いてあるやつは全部 PrimeVideo でレンタルできた作品です。サブスクは Netflix・PrimeVideo しか加入してないので、他サ

          最近観た韓国ドラマ・韓国映画17本

          YouTuberのことを好きな理由

          YouTuberがタレントや俳優と圧倒的に違うところは、観れば観るほど、知れば知るほど、本人がどこにもカテゴライズされない「唯一の存在だ」というところまで認識の解像度を上げられること。また、それらを可能にするような機会が我々に十分に与えられてることだと思う(その機会こそがYouTubeそのものなのだが)。 人の手によって(ほぼ)脚色されない声色、反応や些細な言葉選び、ちょっとした仕草。また、動画内の自分語り(?)で見えて来る、その人の信念や哲学みたいなもの。仲良い友達じゃな

          YouTuberのことを好きな理由

          姉兄妹間でしか伝わらない世界がある

          わたしは3人きょうだいの末っ子で、姉がひとり、兄がひとりいる。年齢は、姉がわたしの7つ上、兄がわたしの4つ上で、歳はそれなりに離れている。今でこそ「遊ぶ」なんてことはほとんど無いが、小さい頃はよく一緒に遊んでもらった。 もしも年齢・知恵・知識がもっと近かったら見逃されていたであろう「妹(わたし)のおかしな言動」も、姉や兄によってきちんと拾われ、しっかり処理された。それらは定期的に話題に挙がり、大人になった今でも記憶から消えることなく脳の中に留まり続けている。 パッと思い出

          姉兄妹間でしか伝わらない世界がある

          髪を自分で上手に切るコツは、まず切り始めること。

          外出自粛期間が何ヶ月も続いて、ショートヘアであるわたしの襟足は、ヤンママの息子のそれにどんどん近付いていた。 いつかは絶対に切らなきゃいけないのだけど、それでも、「失敗したら?」とか「毛が散らばらないように準備しなきゃで億劫...」とか色々なことを思って、なかなか着手できないでいた。ましてやショートだ。ただ一直線に切れば良いというものでもなく、ハードルはかなり高かった。 でもある日の夜、急に髪を切りたいテンションになったので、ハサミと手鏡を持って洗面所へ向かった。 しか

          髪を自分で上手に切るコツは、まず切り始めること。

          「どうぶつの森」は何がおもしろいのか

          と、たびたび聴かれるんだけど、うまく答えられないので、心の片隅でたまに考えてた。 たぶん答えは「幼少期の一人遊びの時には叶わなかった無自覚の夢が叶うから」なのかなと思った。 わたしの幼少期は、レゴやシルバニアファミリーなどが中心だったんだけど、これらの共通点は「道具はあるがルールは無く扱い方は自由」というところにあると思う。 レゴでは、わたしはいつも「部屋」を作っていた。緑色の薄っぺらくてデカい正方形のレゴを床に見立て、数少ないドアパーツの中から好きなものを選んで差し込

          「どうぶつの森」は何がおもしろいのか

          スタンダードを敬う

          何かを人に提供している側にとって、「飽きられる」ということは最も怖いことだと思う。 例えば何か発明的なものを提供できたとして、その時は物珍しく持てはやされたとしても、世間がその発明に慣れてきた時には、飽きた、とか、時代遅れ、とか、ダサい、とか、言われる。 そういう「飽きられた存在(消費しきられて過去のものになる)」になるか「スタンダードな存在(世の中の大部分がそれを消費し続ける)」になるかは、紙一重のような気もする。 志村けんさんの追悼番組で、ドリフとかバカ殿とかが放送

          スタンダードを敬う

          よくわかんないけど心が震える瞬間ってのがある

          例えば、オリンピックで日本人選手が大活躍しているとき。インシデントが起きてチーム全員で問題に立ち向かっているとき。また、いま一緒にいる友達と出会えたのが奇跡だってことに急に気付いたとき、などもそうだ。 これらの共通点は何なんだろうと考えると、「全くの他人同士の中に、急にふわっと繋がりが見えてくること」なのかなと思う。なんかわからないけど心が震えて、誇らしいような気持ちになって、涙が出そうになるのだ。 いわゆる映画やドラマを観て受ける「感動」とはわけがちがう。自分がその中に

          よくわかんないけど心が震える瞬間ってのがある

          メガネを通販で買うときに気をつけること

          先日、初めてメガネを通販で買った。いつもJ○NSで買ってるので、特に理由もなく今回もJ○NS。 前回メガネを買った時に半ば強制的にアプリをインストールさせられ、会員登録をし、なんか悔しいなと思っていたが、それが今回役に立った。 会員登録したことで、自分のレンズの度数とかもろもろの情報をJ○NS側が持つようになってた。だから視力検査等も無しに、ネットで購入できるわけだ。 でもメガネって、服とか靴以上に、自分との相性(ファッション的な意味で)がダイレクトに重要になる。だって

          メガネを通販で買うときに気をつけること

          インスタに投稿しようと思ってやめた投稿

          最近、写真について深く考える機会があって色々考えていたんだけど、「真実を写す」という名付け、すごくない?調べる過程で世界最古の写真といわれる画像も Wikipedia で見たんだけど、ほぼ「絵」だった。でもそれは確かに、誰かが描いたものでは決してなくて、現実のどこか一瞬を切り取った「真実」なのだなぁ。それを思うとやっぱり、「絵」というものに対しては紛れもなく「真実」なので、名付け、確かになぁと思った。 . でも今って写真はいくらでも加工できるじゃないですか。どんな写真だって色

          インスタに投稿しようと思ってやめた投稿

          老いた

          お昼をちょっと過ぎたころ、コンビニへ行くために家を出たら、ランドセルを背負った小学生低学年くらいの子たちがちょうど帰ってきていた。 え、こんなに早く帰るんだっけ?いいなぁ...。彼らを眺めながら、ふと「彼らには未来がある」と、まるで婆さんのような言葉が思い浮かんでしまった。だって、笑顔の眩しいこと、眩しいこと。 自分がこのくらいの年齢の頃は、将来のことなんて全く考えていなかった。何になりたいのかも夢も特になくて、その瞬間の半径数キロくらい、自転車で行ける範囲が、人生の全て

          10年前のインターネット

          「プチホームページサービス」の提供が終了した。 思い出は残しておいて初めて思い出になれるのに、今って24時間で消えるものとかが好まれていて、でもそれって本来の「写真」とか「動画」というものの価値とかけ離れたものがつくったブームで、すごく寂しくて勿体ないなと思った。 例えば、自分のカメラロールにある写真で、本当は誰かを元気付けたり、励ませたり、笑わせたりできる。 SNSっていうよくわからない目に見えない繋がりの中で、たくさんの良いことが起こったけど、引き換えに失ったものも

          10年前のインターネット