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東京佼成ウインドオーケストラ 課題曲コンサート2021大阪公演

【日時】2021年2月15日(月)
開演:19:00(開場:18:00)
【場所】ザ・シンフォニーホール
【指揮】大井剛史(正指揮者)

【演奏曲目】
吹奏楽の為の序曲/坂田雅弘(2000年度)

《2021年度 全日本吹奏楽コンクール課題曲(全曲)》
Ⅰ トイズ・パレード/平山雄一(第30回朝日作曲賞)
Ⅱ. 龍潭譚/佐藤信人
Ⅲ. 僕らのインベンション/宮川彬良
Ⅳ. 吹奏楽のための「エール・マーチ」/宮下秀樹
Ⅴ. 吹奏楽のための「幻想曲」-アルノルト・シェーンベルク讃/尾方凜斗 (第12回全日本吹奏楽連盟作曲コンクール第1位)

《~祝・アルフレッド・リード生誕100周年~》
音楽祭のプレリュード/A.リード(1970年度)
シンフォニック・プレリュード/A.リード(1965年度)

《~みなさまのリクエストから~》
マーチ「プロヴァンスの風」/田坂直樹(2015年度)
イリュージョン/鵜沢正晴(1981年度)
風紋/保科 洋(1987年度)

《アンコール》
ポップス・オーバーチュア「未来への展開」/岩井直溥

今週の月曜、大阪のザ・シンフォニーホールにて開催された、東京佼成ウインドオーケストラ(以下 TKWO)の課題曲コンサート2021に行ってきました。

毎年東京で開催されているコンサートが大阪で、しかも正指揮者の大井剛史さんとなると、これはぜひ聞きたい。

演奏曲目はその年の全日本吹奏楽コンクール課題曲と、往年の課題曲。

自分も子どもたちも吹奏楽部であったり、推しのオオサカシオンが課題曲の参考音源を演奏する事もあって、それなりにご縁がある課題曲。
でもやっぱり聞きたいのは、学生時代の曲だったり。

とはいえ、中学も高校も、課題曲は演奏しない部門の出場だったので、コンクールでの思い出はむしろ自由曲。

けれど、吹奏楽の音源の少ない頃あの頃、課題曲をダビングしたカセットを延々と聞いていたので、やっぱり大切な思い出でもあるのです。

「吹奏楽のための序曲」
初めて聴きました(^_^;)
こうやって、世代が違うと全く知らない曲になってしまうのも課題曲の特徴かと。

2021年度の吹奏楽コンクール課題曲は、昨年開催出来なかった2020年度の曲が持ち越しとなっています。

昨年の参考演奏はオオサカシオンだったので、TKWOで聞くのは初めて。
同じ楽譜なのにここまでアプローチが違うと分かるのもまた面白いところ。

わたしは打楽器の人なので、どうしてもそちらよりの雑感になりますが(^_^;)、小物や各楽器の音の使い方が全く違っていて新鮮でした。

課題曲Ⅲの「僕らのインヴェンション」は作曲家の宮川彬良氏の委嘱によるものですが、今回の演奏会のために、リハーサルにも来られたそうです、自転車で(笑)
東京公演では会場にもいらしていたそうで、羨ましい限り。

後半は今年生誕100年となる、A.リードの吹奏楽コンクールの楽曲から。

「音楽祭のプレリュード」、オオサカシオンの定期演奏会、大和高田公演に続いて、今年3度目(笑)
プロの団体違い、指揮者違いで聴けるのはなんとも贅沢。

そしてこの演奏会のある意味目玉、リクエストによる過去の課題曲演奏。

「プロヴァンスの風」、お嬢(長女)の学生時代の課題曲。
顧問が盛り上がって走り倒し、「風じゃなくて嵐だった」という感想が忘れられない一曲

「イリュージョン」、知らない曲だなぁとのんびり聴き始めたら、トランペットのメロディで身体が震えました。
長く曲名が分からなくて探していた曲に、まさかの再会!
涙が出るほど嬉しかったです、もう忘れない!

「風紋」、まさに学生時代にやりたかった曲。
大人になって機会に恵まれましたが、思っていたよりずっと難しい曲。
昨年のTKWO大阪定期では保科洋さんの交響曲3番が演奏され、その時にアンコールで期待した曲だったのですが、指揮者の大井さん曰く「今日のためにとっておきました」との事でした。
聞けて嬉しかったです!

アンコール、ずっと置いてあるドラムセットを使うんだろうなぁと思っていたら(笑)、その通りでした。

あの頃の課題曲を、生演奏で聞く機会をくださった事に感謝です。

東京佼成ウインドオーケストラの皆様、指揮とMCの大井剛史さん、この公演を実現して下さった皆様に心から感謝を!

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