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チームで本気の自己紹介をしてみたら思いがけない効果があった話

こんにちは、ファームノートのwebエンジニアの永沼です。先日、社内の獣医師と私たちwebエンジニアチームでやった自己紹介の話をベースに、自己紹介をチームでやると最高だぞー、という話をする記事です。
ちなみにこの記事自体もチームで書いています。記事をチームで書くのもいいぞー。

職務が違うとあまり接点がない

最近、社内の獣医師の福田さんと私たち札幌のチーム(TeamS)で自己紹介をすることをすることがあり、福田さん→札幌チーム、という自己紹介を以前やったので、じゃあ次は反対に札幌チーム→福田さん、という形でやりましょうということになりました。
私たちチームと福田さんは社内でも接点が少なく、このような関係性です。

・東京(福田さん)、札幌(私たち)間のリモートで仕事をしている
・獣医師(福田さん)、webエンジニア(私たち)で、普段ほとんど一緒に仕事していない
・いまのところあまりお互いに接点がないが、今後は接点を増やしていこうとしている

私たちの所属しているファームノートはエンジニアや獣医師の他にもいろいろなバックグラウンドを持った人がいます。

これまでは職務が違うと接点が少なかったのですが、今後は知識、経験、職務の違うメンバー同士が組織を横断してプロジェクトを進めていこうという取り組みがあり、まずはお互いのことを知るといいよね、ということで自己紹介をしてみました。

お、実は自分はそういう人間でしたかー

今回次のようなやりかたで紹介をしました。

1. メンバーの1人が自分自身の紹介をする
2. 他のメンバーがその人を紹介する

これは深く考えたわけではなくて、なんとなくそういう方式にしたのですが、思いの他うまく作用し、メンバーのことをより深く紹介することに一役買う結果となりました。

普通の自己紹介は自分自身のことを説明するだけです。この場合、「自分は自分のことをこう思っていますよ」という内容しか相手に伝えることができません。ですが、これに他のメンバーの視点で「この人は別のメンバーからみるとこのような人に見えます」という紹介が加わると、より人物像に深みが出てきて理解が深まることになります。

また、本人にとっても思いがけないエピソードが出てくることもあり「お、実は自分はそういう人間でしたかー」みたいなこともあったりしました。

「盲点の窓」に気づいてしまった

自分にわかっていない、かつ他人にわかっていること、というのは「ジョハリの窓」で言うところの「盲点の窓」にあたります。

4つの領域のうち、自分も他人もわかっていると思っている「解放の窓」の領域を広げることで、自己評価と他人の評価ずれがより少なくなり、円滑なコミュニケーションや能力開発、能力を発揮することにつながると言われています。
今回のやり方は他のメンバーからの紹介を混ぜたことにより「盲点の窓」領域を小さくし、「解放の窓」を広げるきっかけを作ることができたのかもしれません。これは思いがけない効果でした。

自己紹介をチームでやると最高だぞー

私達は普段、チームでプログラムを書くというのを行っています。複数人の視点が合わさることで、ひとりで書くよりもよりよくプログラミングを行う事ができます。

自己紹介も同じく複数人で行うことにより、複数の視点が合わさることで多角的に人物像浮き上がらせることができます。それは相手に理解してもらうのにも役立つとともに、紹介される人自身が自分をより理解し、自己評価と他人からの評価のずれを小さくしコミュニケーションを円滑にするということにも役立ちそうでした。

先ほども書いたように今回なんとなく他のメンバーからの紹介を混ぜたのですが、これは私たちが普段からチームで仕事を行なっていて、自己紹介もチームでやりましょうか、ということになっていなければ特に出てこなかった発想の可能性が高いように思います。
チームで活動することはメンバー同士が相互作用を引き起こす可能性をあげます。このことはこちらの記事でヽ(´・肉・`)ノが書いていた Expect the Unexpected な態度の一環といえるかもしれません。

半年やってもチーム活動って飽きないなぁ

自己紹介なんて無難にまとめようと思えば無難になるけど、今回チームで本気で取り組むことで思いがけない結果がでました。これも普段からチームでやっていることで醸成された常に本気をだす癖によるもの・・・なのかもしれません。