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moi通信-reprise #008


桜もかなり散った東京です。


この時期を指すことばに「葉桜」というものがあります。


この「葉桜」ということばについて、辞書では「花が散って、若葉の出始めた桜」と説明されます。


それは、花が散ってから葉が出るという桜の木ならではの特徴から生まれたことばでしょうが、同時にまた、花が散ってもなおその余韻を味わいたいというひとの心がそんな表現に現れているようにも思われます。


ちなみに「葉桜」の季語は夏。


今年はいつもより開花が遅かったぶん、春はいっそう駆け足で通り過ぎていったようです。街はすっかり初夏の様相ですね。


それでは4月初めのmoi通信をお届けします。

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