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誰かが淹れてくれたコーヒーはおいしい。

誰かが淹れてくれたコーヒーはおいしい。

なんだいきなりと思われそうだけれど、これって本当です。味覚って、舌で味わうものと心で味わうもの、その両方が組み合わさってできているからです。

たとえば、多少の知識とコツさえ身につければ、おいしいコーヒーを淹れることは必ずしも難しいことではありません。仕事としてコーヒーに関わっているプロフェッショナルが言う「おいしさ」とは、まさに知識と技術の集積として得られた公式のようなものと僕は考えています。品評会やテイスティングが意味をなすのは、まさにこの「公式」が共有されているからともいえます。

一方、誰かが誰かのために淹れた一杯のコーヒーには、そうした知識や技術を超えた「おいしさ」が存在します。疲れたとき、スタッフが気を利かせて淹れてくれるコーヒーはいつもおいしかったなぁ。その秘密はおそらく、

してもらう/してあげる

という人と人とのつながりから生まれるほのぼのとした感情が、舌で味わうおいしさの上にさらに加味されるからじゃないだろうか、僕はそう思うのです。

知識を得たり技術を高めたり、あるいは情報を収集したりといった日々の努力はもちろん大切。でも、これからは、そればかりではなくもっとこうしたプラスαの部分にも目を配っていきたい。誰かのほのぼのとした感情を、いつも心の内のどこかに感じながら、生きたい。

そんな思いがムクムクと湧き起こってきたので、ちょっと変わったタイトルにはちがいないけれど、「誰かが淹れてくれたコーヒーはおいしい」という誰かにしてもらったこと、誰かにしてあげたいことをひとつの箱に詰め合わせたようなマガジンをつくることにしました。

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ところで、このマガジンはあえて有料(定期購読の場合、月額400円)としました。自分的にはかなりな冒険。では、なぜ有料としたか。

理由その1
カフェのカウンター席のような居場所をつくりたかったから。

昨日こんな面白いことがありましたよとか、いまこういうイベントを考えているんだよねとか、あるいはまた最近フィンランドにこんな素敵なスポットができたらしいぞとか、これまでお客様やスタッフ相手に当たり前のようにできていたそんな他愛もない話をする機会が、これからはめっきり減ってしまう。これは寂しい。そこで、カウンター席のお客様に向かって、そこに座ったお客様にだけこっそり耳打ちするような話をするための「特等席」をnoteという空間にこしらえてしまおうと考ました。

理由その2
あえて敷居を高くすることの必要。

最近、ツイッターもFBもインスタもなんか疲れません? 始めた当初はのんびりくつろげて、たまに気の合う友人が遊びにくる自分の部屋のようなものと思っていたのに、いつしか周りの目を意識してビクビクしたり、かと思うといきなりどこかから石が飛んでくるような殺伐とした場所に様変わりしてしまった。

その理由はいろいろですが、ひとつには「無料だから」というのが大きいと思います。誰でも立ち入ることのできる場所は自由で刺激的な反面、どうしても荒れてしまうのが宿命。どこにでもあるふつうの海水浴場とリゾートホテルに付帯したプライベートビーチとを比べればそのちがいは明らかでしょう。

書き手にとっても、有料にすることで誰の目に触れるかわからない無料のSNSよりは一歩踏み込んだ内容の話がしやすくなるメリットがあります。
以前、ある雑誌でコラムの連載をご一緒させていただいたバールボッサの林伸次さんとよくこんな話をしました。雑誌のようなメディアだと、どうしても差し障りがありそうなことをつい手加減して書いてしまうので、面白さとか生々しさがいまひとつ伝わりにくくなっちゃうね、と。林さんが、その後noteの有料マガジンですっかり人気者になったのはご存知の通り。

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とはいえ、有料にする以上、読んでよかったと思ってもらえるようなマガジンにしたいので、自分に対して次のようなルールを課すことにしました。

まず、月3〜4本程度のコラムについて、内容は以下の3つに限りたいと思います。

1.やさしい気持ちになれる
2.日々の生活にちょっだけ刺激を
3.クスッと笑える

また、随時更新の活動日誌については、来春をめどに立ち上げるフィンランド関連プロジェクトの進捗状況や、イベントの情報をアイデア段階からお知らせしていこうと考えています。Moiとのコラボレーションなどのリクエストもそこからどんどん提案していただければと思います。ぜひ楽しいことしましょう。そのほか、フィンランドをはじめとする北欧情報もピックアップしてお伝えしていきます。有料ならではの「お得感」増し増しで盛り込んでいきます。

記事については1本100円で購入できるようにもしてありますが、どう考えても割高なので、月額400円の定期購読をおすすめします(初月無料の設定になっていると思うので、とりあえずおためしだけでも)。コーヒー1杯よりも安いので、月に1回モイに行ったつもりで購読していただけると励みになります。

また、初めてでnoteの仕組みがよくわからないという方のために、とてもわかりやすく説明してみましたのでぜひご参考下さい↓

なお、「喫茶ひとりじかん」をはじめとする居場所づくりプロジェクトについての記事は、趣旨を説明し、賛同者や協力者を募るという意味合いがあるため引き続き無料でお読みいただけます。そちらもあわせてよろしくお願い致します。

では、マガジン「誰かが淹れてくれたコーヒーはおいしい」でお待ちしております。

タイトル画はイラストレーターの日置由香さんからお借りしました。ありがとうございます。ちなみに、いま思い出したのだけど、このドリップしている手のモデルは僕です。

また、1枚目の雰囲気ある写真は常連のJUSSIさんからお借りしました。Kiitos.

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月1回カフェでコーヒーを頼むより、ちょっとだけ安い価格に設定しています。行きつけのカフェにふらっと顔を出すような気分で購読していただけると嬉しいです。割高にはなってしまいますが、もちろん記事単体での購入も可能です。

ここでは、カフェで常連のお客様にだけこっそりお話しするようなエピソードを書いています。固有名詞や少しプライベートに踏み込んだ内容も登場...

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サポートいただいた金額は、すべて高齢者や子育て中のみなさん、お仕事で疲れているみなさんのための新たな居場所づくりの経費として大切に使わせて頂きます。

Kiitos!!!
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2002年より2019年まで北欧フィンランドをコンセプトとするカフェ「moi」を経営していました。渋谷のBunkamura→荻窪、吉祥寺でのカフェ経営を経て、日本とフィンランドとをつなぎつつ自由な発想による〝居場所づくり〟を構想中。http://www.moicafe.com
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