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(2023:その 7) 私の生まれかわりの悟り

最近の一連の出来事を今月の部内教会での神殿講話で話した原稿です。
色々ありすぎて大変ではありますが、心折れずになんとか頑張っています。
つたない知識をフル回転して、皆様が少しでもいい方法に行けるようにやさしさをベースとした厳しい対応をしていっています。

以下神殿講話の原稿です。**********************************************************************
(2023:その 7) 私の生まれかわりの悟り
本日は、私についての生まれかわりの悟りについてお話をしたいと思います。(かしわ手)

 以前お話しておりましたが、昨年の6月29日の大教会の神殿当番で不思議な体験をした後に、長年患っていた躁うつ病が現在までお薬を飲まずに普通に過ごせるようになりました。
気分もですが、体調も格段に良くなりました。
頭の回転や気力も1年前には比べられないように向上したように感じています。
以前は座りづとめの地方をしていても、
あしきをはろうて たすけせきこむ の3×3回が数えられず、間違えないように地方の席から御霊様、親神様、おや様のお供え物の三宝を目で追って数えているような感じでした。
でも今は何もしなくても3×3が普通に数えられます。
また、気力や理解力も上がって、仕事でも頭の回転がかなり速くなりました。
1年前は年のせいなのでしょうがないと諦めていましたが、今54歳ではありますが体力・知力・気力とも30代になったようで10年間の寿命を戴いた気分です。
この戴いた10年の寿命をようきぐらしの為に使わないといけないなぁと思ってはいたのですが、そのせいか最近神様は私の今回の人生のハードルを上げてきています。
ここ1か月のことですが、会社では弁護士や医療機関が入り込まないといけないような案件が3件つづいています。
教会関連でも、弁護士に頼まないといけないような案件が2件発生しています。
1件だけでも、『こりゃ大変!』というような案件です。
社員が会社を辞めないといけないような案件ではどうしたものかと悩んでいました。
1年前の私だったら1件だけでも即うつ状態になって自分が倒れていたと思うのですが、なぜか今は普通に何とかしなければと頑張って対応できている状態ではあります。

 1件は一人の社員のアルコール依存症が酷くなって入院した案件です。
元々お酒好きの方だったのですが、家庭や仕事のストレスが重なって酒量がコントロールできなくなってきて、会社を色々な理由をつけては頻繁に休むようになり、仕事が滞り担当していた客先案件の納期が守れずに今大問題になっています。
私の父がアルコール依存症でしたので、早くこの方を医療機関に繋いで以前のように元気になってもらわないといけないと思い、本人やご家族を説得して、ご納得の上で9月1日より断酒の為に精神病院に任意入院されました。
入院の日は私もご本人とお母さまと一緒に病院に行きました。
病院の先生は、
『夏の暑い日に普通の人が水を飲みたいと思う欲求と、アルコール依存の状態になった方がアルコールを飲みたいという欲求は同じレベルの生理的欲求なので、本人の意思がどうこうという問題ではなく、どうしようもないのですよ。』
と言われ、
『だから入院して状態を管理しながら禁断症状を抑えつつ断酒するしかないのですよ。つらいでしょうけれど一緒に頑張りましょう。』
と言われていました。
私もご本人と別れる前に、
『あなたが退院されるまで私もお酒を断酒して待っていますから、一緒にアルコールを断つように頑張りましょう!』
と手を取って病室に送り出しました。

 もう1件は、社員がコンプライアンス違反で別の社員から訴えられて、その社員が心を入れかえないと会社にいられなくなっている事案でした。
このことで私は弁護士とも相談していましたが、最近のビックモータの案件などを考えるとかなり深刻な問題ですので、1週間以上眠れない日が続きました。
そんなある日、24時に寝つきはしたのですが深夜2時に目が覚めて考え込んで寝付けずにいました。
『なんで神様はこうも会社や教会でいろいろなことを私に見せるのかなぁ~?
神様が私の病気を治してくれたのはありがたいが、いきなり私の人生のハードルを上げてきたよなぁ。なんでかな?でも寿命を10年はいただいたから頑張らないといけないよな。。。』
と、悶々として4時過ぎまで考え込んでいましたが、やっぱり眠られないので、早いけれど起きて一人で朝づとめをしようと思い、2階の神殿に上がっていって朝づとめを始めました。
拍子木を叩きながら、ふとある考えが浮かびました。
それは以下のことです。
祖父は会社と教会を作ってどちらもやっていましたが、私が生まれる3年前に亡くなっていました。
私は祖父の直系として教会に生まれました。
そのせいか小さい時から信者さん方から、
『もいちゃんはおじいちゃんの生まれ変わりやねぇ~』
と良く言われていました。
自分では、
『そんなことある筈ないだろう。』
と全然気にしていなかったのですが、ふと朝づとめの最中にそのことを思い出しました。
そして、今私は計らずにも祖父が作った会社の社長をしており、また同時に教会の会長もしています。
もしかして本当に私の前生は祖父なのではないかと思いました。
そう思った瞬間に、最近会社や教会で見せられていることは他人事ではなく、全て自分が作った会社や教会や自分の子や孫達の問題であると悟りました。
そう悟った瞬間に涙が出てきて、自分の不甲斐なさのせいで皆さんを苦しめていると思えてきて、声も出せずむせび泣き嗚咽してしまいました。
そのまま暗い神殿で一人座りづとめとておどりをしました。
朝づとめが終わった後に、嗚咽しながら神様の前で頭を畳にすりつけて土下座して自分の考え違いのお詫びを長々と申し上げました。
なんで他人の為にこんな苦労しているのだろうと思っていた自分の浅はかな思いを恥じて心から懺悔しました。
これは実際に私が祖父の生まれ変わりであるかどうかは関係ありません。
私が勝手にそう悟っただけですが、そう思えることにより
『自分が祖父であるならば今回の一連の問題にどう対処していったらいいか』
と考えることができるようになりました。
その日の朝会社に出社した後にこの話を問題を起こしている社員に涙ながらに真剣に懺悔しました。
『あなたは私の鏡だから一緒に変わりましょう。』と。
そうしましたらそれまであまり態度を改めてもらえなかったその社員もその日から態度が改まり、状況はいい方向に好転していきました。

 また、借金問題に苦しんでいる信者さんがいるのですが、以前から自己破産を勧めてはいましたがご本人はなかなか動いれくれませんでした。
そこでまずは自分が動かないとこのご家族はたすからないと思い、その日のうちにその方に電話をして、
『以前私の義理の父が事業で失敗して1億円の借金を作って夫婦で自己破産する際にお手伝いしたことがあるので、来週の二日間会社を休んでノートパソコンを持ってそちらに行くので、弁護士に相談できるところまで借金の内容を整理した資料を一緒に作りましょう。』
と申し出ました。
その方に了承して頂いたので、早くこの問題を解決したいと思っています。

 神頼みだけではなくまずはやれることを全てやり遂げないと神様には動いていただけないと思いますので、自分が変わり行動することが大事だと再認識しております。

 なぜか、病気や借金問題や離婚やら色々なことを私は経験させてもらっていますので(笑)、この経験を活かしてやれること、やるべきことをやっていきたいと思っています。

 良いことだけを言う宗教家ならばいくらでもいますが、実行が伴わないことが殆どです。
そんな中でも、おや様は言われたことは全て実行されてきた稀な方でした。
だから多くの先人がおや様について行かれたのだと思います。
私も教会長として社長として信者さんや社員の皆さんに言ったことはまず自分が実行していきたいと思っています。
そして、一緒に苦しみ、一緒に悩み、そして最後に一緒に笑える教会長を目指していきたいと思っています。

 そういった気持ちで皆さんと一緒にこれからの人生を精一杯生きて行きたいと思っていますので、これからも宜しくお願い致します。

以上つたない話ではございましたが、御清聴ありがとうございました。(かしわ手)

 

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