やさぐれつつ思う
本日やさぐれデー
女には、やさぐれたい時がある。(たぶん)
ストレス耐性が著しく低くなり、何もしたくないし、何に対してもチッとか言って難癖つけたくなるし、眠いし、食欲は爆発するし、感情のコントロールがきかないので、ひとりで思う存分やさぐれていたい、という日が、たまーにあります。
自分の中の猛獣が、目を覚ましてしまうのです。
こういう時はもう、猛獣のしたいようにさせておくしかないし、させておくのですが。
猛獣でありつつも、猛獣であるそんな自分を興味津々で観察してしまうのが、私の悪いクセです。
PMSというもの
PMSとは、月経前症候群、というやつです。
同じ女性でも、その程度は千差万別です。
私自身は、そんなにひどいわけでもないけど、楽なわけでもない、といった感じで、それなりに悩まされております。
その都度、うーん、と考えてみるのだけれど。
女性が女性に対して書いている文章であっても、PMSとは、ホルモンバランスの乱れからくるものだから整えましょうとか、改善させるためのあれこれありますよとか、そういったものばかりで、そういったものを読んではまた、うーん、と考えてしまうのです。
そもそも、そういう考え方って、合ってるんだろうか。
そういうものを見ていると、なぜか、私の中の猛獣が泣くのです。
そして、こう思うのです。
頼むから、猛獣である私を認めてくれ。
ホルモンバランスは「乱れている」わけではなく、身体のバイオリズムのデトックス期間にあたる時期に「必要だから起こっている」だけなのではないか。
お天気で例えて言うなら、晴れた穏やかな日が好き、という地球人の視点から見れば、台風は、お天気が「乱れている」ように見えます。
でも、地球外にいる宇宙人の視点から見れば、地球は相変わらず穏やかにそこに浮かんでいて、「乱れている」ようには見えないのではないか。
あらゆる自然現象は、自然の中にある違う性質のエネルギーが作用し合って起こっているわけで、ある現象だけをクローズアップして見れば、それは確かにそこにあるのだけれど、全体のエネルギーとしては、常にバランスをとりあって保たれているというか。
つまり何が言いたいのかというと、PMSというものを、改善しなければならないものとか、なくさなければならないものと捉えるのではなく、必要だから起こっている自然現象なのだ、と私は捉えたい、ということです。
PMSと反抗期
PMSに悩まされているのは、女性だけではないはずです。
男性にとっては、なぜか女性が豹変する、得体の知れない恐怖の現象かと思います。
何が起こっているのかもわからないし、どう接していいのかもわからない。
わからない、って怖いですからね。
私がよく思うのは、PMSと反抗期は似てるな、ということです。
いつも間近で、まさに反抗期真っ只中の子どもたちをたくさん見ているので、なおさらそう思えるのです。
反抗期というのは、人生のイベント期なんじゃないかと、私は思っています。
特に中学2年生という時期には、病気や怪我をしたり、精神のバランスを崩したり、性格が豹変したり、といったことが起こりがちです。
でも、それが悪いことだとは、私は思っていません。
どの子を見ていても、ちょっとここらでイベント起こしておこうか、という魂のはからいを感じるからです。
本人や周りの家族にとっては少々つらい時期かもしれませんが、雨降って地固まる、というか、そういった出来事によって恩恵を得ることは少なからずあるように思います。
それぞれがそれぞれに何かを感じ、少しずつ変化し、イベントが起こる前とは違ったカタチで落ち着き、調和する。
そういうことって、全体がより良くなっていくためには、必要なことだったりします。
PMSも、そういうもののような気がしますが、本当のところは、どうだかわかりません。
寝るって大事
昼間、ごろんとなって昼寝をはじめたら、夫がだまって毛布をかけてくれました。
いつもよりちょっと長い昼寝から目が覚めたら、隣に、私と全く同じ体勢で寄り添って眠っている愛犬がいました。
猛獣である私にも、変わらず寄り添ってくれてありがとう。
眠い時は、寝るに限ります。
目が覚めたら、私の中の猛獣はようやく鳴りを潜めていました。
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