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お金の基礎体力つけようよ

人生を上手く歩こうとしたら、いろんな面で ある程度の柔軟性ってどうしたって必要になる。特に自立する年齢になったら、稼ぐということと自分の人生を組み立てるということがもとめられ、やがて誰かと人生を歩くと決めたら家族への責任と自分の人生としての生き方とか、それらは実に微妙な要素の変化と比重の変化を見せながら変わっていくから。人生ステージでお金は必要な額も流動性を持たせる量もかなり変わってくるんだ。

ファイナンシャルプランは これをすごく単純に色分けしてこう見るんですよ、こう計画するんですよと教えてくれるけれど・・・正直私はその分け方はいくら何でもごーいんではないですか?と思ったことがある。もちろん個別の状況を一緒に考えてくれるけれど、それより「各個人の基礎体力」から行くべきでは?って。


計画を立てて行動する。これって実は結構容易い。ゴールが見えているなら階段は作りやすい。


これが誰かと一緒に生きる=結婚を考えると 考えていくファクターが2つ所か3つとか(それぞれの親族のこと、自分の仕事のこととかね)になる。子供が出来れば単純に考えても4つ、そこに介護なんて入ったら5つ。もうこの大雑把なファクター分けだけでも いかに人生が複雑になってくるかが分かってくる。これを無理矢理単純化することは いいこともあるが全てに万能ではない。だから柔軟性がモノを言う。


そりゃそうだ、変数1個(自分の生活)だったのに比べて、2個、3個と増えていけばあれこれ難しくなるなんてことは、証明問題みたいにして解かなくたってわかる。

せめてせめて。

人生ステージで 要素が増えたり減ったりすること、そしてそれは避けられないこと、どの時期にどれだけ必要か、自分の収支の「フレーム」とその柔軟度を知ることは本当に大事だ。

自分の一生のお金のやりくりを考えていると、小さな「訓練」と「柔軟性」がとても大事なことに気付かされる。訓練とは収支のフレームワークについて、柔軟性とはフレームの大きさを大雑把でもいいから臨機応変に変えられるということ。

もっと貯金が必要だとか運用がだとか、それはその後だ。

自分の人生を知らないまま、人生にステージがあるということをあまり意識しないまま、そのうえに家計のフレームワークが出来ないとなったら お金が欲しいなんて言うのはホントにナンセンスだとおもう。道具はきちんと使い方を知って使うもの。使う場所と使い方がわかっていなくて、「このハサミ、調子悪いから新しいのが欲しいなぁ」と年柄年中言っているようなものだ。


こんなこと、もの凄く当たり前で基礎中の基礎、と思ってきた。でもどうやら違うらしい。そりゃ、《いくら欲しい》っていう話なんかも ただの希望になっちゃうよね。


お金塾の最初の2講座(来年からは多分4ー5講座)は 正直魅力的なタイトルがつけられない。けれどこれは基礎体力作りみたいなもの。基礎体力トレーニングに華々しい名前なんてどうやってもつけられない。


それでも、一度やってみるといかに自分の基礎が出来ていないかを知って愕然とする。全然運動していないのにスクワットなんてやったら数日大変な事になるのと一緒。出来る気になってるひとが殆どだが、基礎体力およびそのトレーニングは決してそんなのほほんと出来るモノでもない。かといって複雑すぎるものでもないんだけれど。


どんなヒトでも 自分の人生を自分らしく充実させる という目標は人生において一緒ではないかな。

だとしたら、自分自身とがっちり四つに組むため、その道具であるお金と向き合うのはとても大事だし、各人生ステージで違う必要なお金のことを考えるのはそんなに簡単じゃないことを知るべきだ。

その予測がなかなか上手く行きにくい人生ステージを目の前に、フレームワークという基礎体力がなかったらどうやって本来の目的である自分の人生に取り組む、が出来ると言うんだ。


毎回「靴がわるいのか、靴擦れをおこさない靴下があるのか、汗が早く乾く吸湿性のよいシャツが必要なのか、高機能な帽子が大きく助けてくれるのか」と、いらぬ部分に目を奪われて 本来の目的なんて忘れかねない。

この話が「はぁ?」な方は、是非単発でいいから基礎体力講座のお金塾を受講してください。結構筋肉痛になりますよ。でも体が良いシェイプに整うのもよく分かると思うんだけど。



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