大学って、必要なのかなぁ･･･
と、受験を前にした子の母がいうことじゃないだろ！と言われそうだけど。

必要かどうか、じゃなくて

個人的には大学でこそ学べること、人間関係、出会える人達というのもあると信じています。その年齢・・・10代最後、20代前半の時期に　いろいろなバックグラウンドのいろんな考え方の人と知り合い、世界の小ささと大きさをすこしでも考えられたらそんな素晴らしいことはないですよね。

同様に、学校じゃなくても自分の足で世界をみていくのも大事。知らない世界、知らない文化、本の上でしか知らなかった歴史を建物や土地や風景から知ること。自分の知らない世界がどれだけあるのか、自分のしっていることがどれだけほんのわずかなことか、知っていたことがどのように世界を繋げて　一体化する知識になれるのか。それをこの年代に知っていけたら、その後の人生がどれだけ変わるだろう・・・そこは　ほんの一部やってきただけだけれど　私も知っています。

若いウチはいくらでも失敗してほしい。いろんな分野で自分より「もの凄い」人達に沢山会って刺激を受けて、ときにぺしゃんこになって、自分のやりかた、道を見付けて欲しい。

それを見付けるのに、滅多に出会えない同年代の面白い友達を見つけるために大学を使ってもいいんじゃないかなって、この時代ならありかもしれないって、思うんですよね。
昔から言われていることだけれど、18歳でその後の人生の方向性を決めていくって、難しいですよ。資格をとるための勉強をする、続ける・・・そういうのも転ばぬ先の杖かもしれないけれど、資格のための勉強ってつまらないじゃないですか。

大学に行ってくれればOKなんて時代じゃ無いですよね。資格だって身をまもってなんかくれないかもしれない。
今うちの息子は（大学で、もしくは将来ずっと続けると言う意味での）やりたいことがみつからないっていうんですよ。・・・やりたいこと、なんてなぁ。そうそう見つからんって。

でもかーちゃんはね、仕事の出来る成功者になって欲しいんじゃないんだよ。自分自身の生かし方、輝かせ方を自力で見つけられるようになって欲しいんだよね。
そのために「とりあえず安全な収入の方法を見つける」ならそれはOK、でもそんなの何かの並列でやればいいとおもうんだよ。

大学は資格ややりたいこととか自分を見つける場所じゃない。そこから始めないと、大学が必要かどうかだなんて、本当の答は分からないよね。