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会うこと(またはリュクス巡礼)

一時帰国でとても楽しみにしているのは「人と会うこと」だ。

もちろん家族との再会。前にも何度か書いているけれど、私と母との距離は仕事を始めた時(沖縄県に住むようになって)なんかにちょうど良くなったな、と思い始め、海外に住むようになってお互い優しくなれたな、と思うことが増えた。それは好きとか尊敬しているとかとは別の話で、人との距離って本当に難しいなと思った始めのことだった。

年に一回の一時帰国は家族の好意に甘えてしまっている。長く泊めてもらったりあちこちに連れていってもらったり。有難い。家族でも全ての家族がそんなふうになれるとは限らないのだろうから、本当にありがたいなぁと思う。
なんとなく家族だから最後までずっと会っている気もするが、東北の震災、さらにこの2年で「何かの時に会えなくなってしまう可能性」というのはかなり現実的なことかもしれないのだなと感じるようになった。会える時に会う、というのは本当に大事だと家族の中で最も強く感じている。

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家族はもちろんのことなのだが、「会いたいと思う人に実際に会いに行く」というのも帰国した時には大事にしている。お金がかかるといえばそうなんだけれど、金銭には換えられない大事な心の交流ってものをこれまでもたくさん感じてきた。


昨日はnoterさんの中でも、年齢やnoteに対するスタンスの近さで仲良くしてもらっているグループのお二人に会いにいった。お一人は3年前の夏、交流を持ち始めたばかりだったが「会いましょう!」と猛烈アタックをかけて仲良くなったverdeさん、そしてnote記事を通して日常生活レベルで交流(訳わからないかもですが、日常でちょこちょこっと便利なことを教え合ったり勝手に情報を相手の記事から拾ったり、ってことです)して「うっわ、この人大好き!」ってなったわたなべますみちゃん

verdeさんは相変わらず柔らかい光を放つような美人さんで、でもエラく切れ味のいい刀を腰につけている(比喩です)。そのギャップがめちゃくちゃいい。彼女の優しげな笑顔に惹かれて集まる人はつい相談してしまいたくなるのだが、舐めたことをいうと切られます。笑

ますみちゃん、初めましてなのにちぃっともそんな気がしない。もちろんオンライン上での交流はあったけれど、全然家族並みの親近感が自分の中にある。優しいのに気をつけないと焼かれそうな赤い炎を背負っている、そんな人だ。そして待ち合わせ場所では赤い上着を身につけていらして、私は一人で笑ってしまった。

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多分お二人とも、人との距離がとてもフレキシブルな上、「心が健康」なのだ。会って話しているだけで元気が増幅する。あ、決して私が吸い取ってるのではなく、お互いの波長が会うので共振している感じ。

人生に対しての視線の向け方というか、自分自身を根底で信頼している人特有の鷹揚さというか。安心して話していられるというのは本当に貴重な時間だ。

SNS上でアホな無駄話をしたり結構真面目な相談をしたりしてきたのもあり、変な期待値もないし、けれど一緒に過ごす時間が湧き出る泉の水のように3人の間に何かを満たしていくんだ。なんて幸せなのだろう。

目の前で人に会うということ。
それは効果効率なんてものではなく、もっと豊かで稀有なものなんだなぁと実感できる。

verdeさん、ますみちゃん、本当に素敵な時間をありがとう〜!

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あちこちに出没予定です。note上で接点をいただいたあなたにも会えるのを楽しみにしています。(7月8日、千歳烏山のわたなべますみちゃんのランチ会に行く予定です。よかったら一緒にご飯食べに行きましょう。)

今電車の中なのでリンクはあとで貼りますねぇ〜!

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