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好き、は色褪せるんだろうか

絵本の中、マンガの中、小説の中。主人公の恋愛は多くが両思いとか結婚とかでhappily ever after(ずっと幸せに)で終わる。
だから子供達は、少なくとも女の子たちの多くは、そこがゴールだと思ってるんじゃないだろうかと昔からうっすら考えている。「夢はお嫁さん」って書かれたもの、よく見たよね。

想い合う奇蹟、それを手に入れたと理解できる瞬間っていうのは確かにものすごく幸せなことだ。幸運であれば人生に一度もしかしたら数度、その「もう何も要らない」って思えるような幸せな瞬間を味わうことができる。

でも私は、その奇蹟を経て「続いた先」になにがあるのかを知りたいと小さい頃から思っていた。Happily Ever Afterは本当にEver After(それからずっと)なのか。シンデレラはずっと王子様(のちの王様)と手を繫いでいたんだろうか。Ever Afterのその先ではみんな、チャーミーグリーンのおじいちゃん、おばあちゃんになるんだろうか。

自分の人生はその試行のひとつだ。

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1,928字
極めて個人的な意見満載。毒を吐くほうではないですが、時々は正直になります。 気付いたらアメリカの田舎暮らしが長くなったので、その実際のところの話なども。

たなかともこの「自分の意見が強過ぎるなぁ」とか、「誰でも読める所に置くのは違うなぁ」というもの、外に出すほどでもないごく個人的なことが入っ…

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