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2泊3日ゆるゆる福岡旅③

最終日は1人行動だ。ゆっくりカフェでモーニングをしてから、太宰府天満宮に向かうことにした。

この日も良い天気だ。泊まったホテルのある中洲川端駅付近には素敵なカフェがいくつもあり、その一つに入る。若いビジネスマンや、観光客と思われる外国人が多い。食材の配達に来た人も20代かな。若々しくて元気な街だなと思う。

のんびりお店を出て、電車で向かうことにした。西鉄の乗り場には「花畑」行きと表示されている。なんてかわいい地名〜!楽園感が増してきたなとテンションがあがる。

西鉄二日市で太宰府線に乗り換えると、車内いっぱいが太宰府天満宮の広告になっている。いろんな言語で書かれているから、海外からの観光客がとても多いのだろう。

広告で知ったが、太宰府は梅が有名らしい。菅原道真公が梅を大事にしていたことから、神苑にもたくさん植えられており、春先はとてもキレイなのだという。太宰府駅周辺から、梅紋のモチーフがいたるところに使われていた。

赤い色と大量の梅紋がかわいい
珍しい電車なのか、みんな写真を撮っていた

表参道は、午前中から混んでいる。気になるお店がたくさんあるけど、まずはお参りをしようと思い、まっすぐ境内を目指した。

よい季節だったせいか、空が青く、太鼓橋も楼門もとてもカラフルで、やはり南国感があるなと思ってしまう。

御本殿は大規模な改修中とのことで、お参りは仮殿になった。現代的で、不思議な建物だった。

眩しいくらいの明るさの中を歩く
横から見た仮殿。今までに見たことのない雰囲気だ
分院みたいなものだろうか。有名な神社の名前が書かれた小さい社がたくさんあった

太宰府天満宮は、近年たくさんのアートプログラムが行われているようで、正面は華やかでスタイリッシュな雰囲気がした。

しかし、少し奥の方に入ると、他の神社でも見る、樹齢を重ねた大木や薄暗く静かな場所もあり、そういうところが少し落ち着くな、とも思ったりする。

どことなく人懐っこそうな狛犬。関東で見るのは、もっと神経質そうな気がするんだけど‥

一通りゆっくり歩いて周り、お土産にかわいいお守りも買い、満足して帰路に向かう。行きは素通りした参道を、今度は時間を気にせずぶらぶらする。

お昼過ぎにかけて、どんどん観光客が増えていく。お土産物やスイーツ屋さんは活気があって、カフェも混雑しているようだ。運良く和風のお茶屋さんに入れて、一休みした。

梅ヶ枝餅の焼き立て美味しい。甘いのとしょっぱいのと苦いののバランスに和む

旅行の記念と、手作りの物が欲しくて久留米絣のワンピースなどを見る。かなり迷ったけど、よいお値段がしたので今回は断念です。いつか迷わず買えるようになりますように。

福岡の中心部に戻ってきた頃には、お昼をだいぶまわっていた。この日は、地元の人にオススメされたうどん屋さんです。うどんって、福岡発らしい。香川じゃないんだな‥。

注ぎ足し用出汁のヤカン付き。コシのない柔らかな麺がふよふよに出汁を吸っている。キリッとしたのを好む関東のと違って、カドが全くない丸くて優しい味がする

最後に立ち寄った喫茶店は、お店の人とカウンターのお客さんがずっと喋っていた。タバコで黄ばみ、少し薄暗い店内に、陶器か粘土のツヤツヤしたピエロの置物がある。懐かしいな。福岡、楽しかったな。

時間切れだと思って空港に向かった。しかし、天神からだとあっという間に着いてしまった。予想外に時間に余裕ができたので、スカイデッキに出てみた。

国際線も乗り入れてるから、しょっちゅう飛行機の離発着が見える。航空写真好きが集まる場所のようだ。大きなカメラを持った人がたくさんいる。特に、リタイア後のアメリカ人男性っぽい風貌の人が、何グループもいた。太宰府より外国人カメラマンが多い気がして、意外だなと面白かった。

福岡は、空港が市街地に近いために高さ制限があり、高層ビルがないらしい。友人は「福岡、住みやすいよ。空が広い!」と言っていたが、確かになと思う。

デッキでのんびりしている人もいる。いい天気で気持ち良さそうだった

福岡旅、楽しかった。結局食べ物の思い出が多いな。まだまだ行ってみたいお店もあるし、もっとゆっくり、できればしばらく、住むように滞在してみたい。

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