見出し画像

中野の川島商店街でテクノロジー奇祭をやります

こんにちは、市原えつこです。
4月に独立
してからほどなくして、シャルル・フレジェの銀座エルメスでの個展「YOKAI NO SHIMA」を観たのをきっかけに、天に撃たれたように、自分の中で奇祭・祝祭ブームが訪れました。

秋田県・男鹿市のなまはげ行事、愛知県の多賀豊年祭、鹿児島のトシドン、岡山県の裸まつり。奇祭・祝祭が醸し出す、近代の常識を超えた人類の根源的な生命力のようなものに無性に心惹かれていきました。

そんな最中に東京・中野区にある人情あふれる商店街「川島商店街」で例年開催されている、光のお祭り「東京行灯祭」のアートディレクターをやらないか、という依頼が舞い込んできました。東京行灯祭は行灯やキャンドル、電球など様々な“灯り”で昔ながらの商店街全域を彩るというお祭りです。

実は私は密かに持っていた夢がありまして、「商店街とか日常の風景を異物で埋め尽くしたい、ハックしたい」という願望がございました。セクハラ・インターフェースをはじめ色んな作品で祭りを埋め尽くし、商店街でテクノロジー奇祭やりたい・・・

とはいえこういう地域の公共の場所には店舗同士のいろんな利害関係があったり、その土地での長い信頼関係が必要だったりするものです。

しかし今回は川島商店街の役員(そして行灯祭の実行も担当されている)かつ中野区議員の小宮山たかしさんが地元での圧倒的な信頼と政治力を持っており、「あそこのお店は協力的だから作品展示に使えるかも」「あそこには依頼できるよ」「こういう資材あるよ」と商店街のことをほとんと把握されてます。また商店街のみなさんもお祭りに協力してくださるそうで、商店街を使ってあれこれができるまたとない機会でした。

中野区でテクノロジー奇祭をやりたい

とはいえ地域のみなさん的にどうなんだろう、外から来たやつが数年続いてたお祭りをテクノロジー奇祭にしたいとか言い出したら嫌がったりしないかな、と思いながら小宮山さんに「あの・・・奇祭にしていいですかね・・・今年」と聞いてみたところ

「あ、もうこういう感じに出してるしぜんぜん問題ないよ」と差し出されたタウン誌に

思い切り「今年は奇祭かも!?」って書いてあった。おっしゃ!!!!!!!!奇祭がとっくに既成事実になってた!!!

ということで、中野区で2日間の光の奇祭をやります。一緒に奇祭をつくってくださる出展作品・スタッフさんを募集します。

みんなで一緒になってエネルギーを高める儀式であるお祭り。肌寒い11月に、光を結集させて楽しい奇祭をやりましょう。約30店の商店街のおいしい屋台やパフォーマンスなども実施予定とのことです。

第5回東京行灯祭
11月12日(土)・13(日)/16:00〜21:00
開催地:東京都中野区 川島商店街
〒164-0013 東京都中野区弥生町3丁目14−6
交通アクセス:東京メトロ丸ノ内線 中野新橋駅より徒歩8分

-作品出展公募枠-

光の作品を募集します。ジャンル不問です。

★★応募フォームはこちら!!!★★

・インタラクティブアート
・商店街に放ってみたいプロジェクション作品
・キャンドルアート
・商店街であやしく輝く、光るファッション
・行灯照明に利用できるイラストレーションやビジュアルアート
・よくわからんけど人前に出してみたいもの、光る仮装

などなど、商店街の暗闇を照らす「光」の作品を募集します。割となんでもありです。
直接光を放つもの以外にも、行灯照明の「柄」として利用可能なビジュアルアートも募集しています(前年は世界の名画を利用したようです)

現在、東京工芸大学インタラクティブメディア学科浅野研究室の光を放ちながら行列する「笑明ロボ」や新作イルミネーション装置、
vvvvを活用しペイントとビジュアルプログラムのセッションをする光るライブペインティング集団「session β」が出展決定しております。
そして喘ぐ大根「セクハラ・インターフェース」も八百屋の近くに置いてしまおうと思います(大根も一応光ります)。
もはや光は関係ないですが秋田県人会のなまはげも出動交渉中です。

出展作品は今のところだいたい2日間で8〜10作品ぐらいを予定していますが、参加希望の日付、作品のサイズ、展示に利用する場所のスペックによって出品可能な作品数が変わってくるので、早めに応募いただいた方が良い条件で作品が出せると思います。(応募者多数の場合は選考させていただく可能性がございます)

その他詳細
・出展料は不要です。また商店街の資材・機材で賄えるものはできるだけサポートさせていただきます
・飲食の物販などは商店街の屋台と競合するので応相談ですが、作品に関する物販は自由に行っていただけます
・原則、雨天決行なのでその点ご注意ください(覚悟的な意味で・・・)
・その他お問い合わせ事項がございましたら info.tokyolanternfestival@gmail.com
までご連絡ください。

光るライブペインティング(Sessionβ)

笑明ロボ(東京工芸大学インタラクティブメディア学科浅野研究室)

セクハラ・インターフェース

-ボランティアスタッフ募集枠-

また実施に際しまして、一緒に会場飾り付けの照明をつくったり、照明の設営をお手伝いしたり、お祭りの現場をお手伝いいただける方を募集しております。商店街のみなさんもお手伝いいただけるようですが、人手があるに越したことはないので、「一緒に祭りに巻き込まれてやるか」という感じの奇特な方がいらっしゃったらぜひ。もちろんフル参加じゃなくてご都合よいタイミングでの参加で結構です。

★★★スタッフ受け付けフォームはこちら★★★


オマケ:参加アーティストさんと下見したときの様子

昨晩、光るライブペインティングの「session β」さんたちが商店街に下見に来てくれたので、その様子をチラリ

商店街の役員会と時間がかぶったので、ついでに出展作品についての打ち合わせも決行。商店街の役員のおじさま方の問題解決能力とクリエイティビティに感動しました(作家の提案に対しての解決力がすごい)

商店街を散策すると、川島商店街のローカルヒーロー「エンギオン」のコスチュームがあったり(イケてる)

小宮山さんの子供服洋品店から設備を掘り起こしたり

楽しかったです。

ご応募お待ちにしてます!!!一緒にあそびましょう!!w
また当日普通に遊びにくるのももちろん大歓迎です!商店街にたくさんお金を落としていってください¥

ではではまた。

第5回東京行灯祭
11月12日(土)・13(日)/16:00〜21:00
開催地:東京都中野区 川島商店街
〒164-0013 東京都中野区弥生町3丁目14−6
交通アクセス:東京メトロ丸ノ内線 中野新橋駅より徒歩8分

facebookページ

文責:市原えつこ

1988年、愛知県生まれ。早稲田大学文化構想学部表象メディア論系卒業。学生時代より、日本特有のカルチャーとテクノロジーを掛け合わせたデバイス、インスタレーション、パフォーマンス作品の制作を行う。主な作品に、大根が艶かしく喘ぐデバイス《セクハラインターフェース》、虚構の美女と触れ合えるシステム《妄想と現実を代替するシステムSRxSI》、脳波で祈祷できる神社《@micoWall》等がある。2014年《妄想と現実を代替するシステムSRxSI》で文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査委員会推薦作品に選出。

http://etsukoichihara.tumblr.com/

ご覧いただきありがとうございます!頂いたサポートは新たな自宅エンタメの試作費に使わせていただきます😎