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日本神話_因幡の白兎

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日本昔話や絵本にもなっている『因幡の白兎』

実は海外にも同じような話があります。


つまり、古代に海外と接触していた可能性があるのです。


音声で聴きたい方はこちら

因幡の白兎


オオクニヌシという神様がいました。

彼はスサノオの6代目の子孫となります。


オオクニヌシの異母兄弟がいっぱいいて、彼らは八十神(やそがみ)と言います。

八十神は80柱の神がいるわけではなく、いっぱいいるという意味で八十とつけているのです。

意味としては、八百万の神々と同じですね。


そんな八十神たちにオオクニヌシはいじめられていました。


ヤガミヒメへのプロポーズ


ヤガミヒメという絶世の美女がいました。

どれくらい美しいかというと、オオクニヌシ含めて八十神全員が好きなほどです。


そこで、オオクニヌシ、八十神は全員で同じ日にヤガミヒメへプロポーズしにいきます。

八十神たちが一列に並び、1人ずつ告白していくような感じだと思います。


Amazonプライム番組の『バチェロレッテ』的な感じなんですかね。


全員でヤガミヒメにプロポーズしに行く時にも、オオクニヌシはいじめられ、八十神たちの荷物持ちをさせられます。


そんな中、一匹のウサギと出会います。


怪我をしているウサギ

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オオクニヌシは荷物持ちのため、最後尾を歩いていました。

すると、皮を剥がされたウサギと出会います。

このウサギこそ、因幡の白兎のことですね。


ウサギは隠岐島から本州へ渡るために、ワニ(サメ)を騙しました。

その復讐として、ワニ(サメ)に皮を剥がされてしまったのです。


ちなみに、古事記や日本書紀にはワニと書かれています。

もちろん、日本には、海には、ワニはいないので、サメのことだと言われています。


皮を剥がされたウサギは八十神たちにアドバイスを受けます。

「皮を剥がされたのであれば、海水に浸して風に当たると治るよ。」

想像すると、当たり前ですが、皮膚に海水が滲みて、めちゃくちゃヒリヒリして痛いですよね。


ウサギの痛みは増幅してしまいます。

オオクニヌシは丁寧に治療方法を教えます。

「真水に浸して、花粉を塗ると治りやすいよ。」

ウサギはその通りにすると、痛みが和らぎました。


そして、ウサギは予言をします。

「ヤガミヒメと結婚するのは、オオクニヌシあなたです。」


その後、プロポーズをしに行くと、

八十神たちを抑えて本当にヤガミヒメと結婚できました。


以上が因幡の白兎のあらすじです。

ちなみに、インドネシア、ニューギニア、インドで同じような話があります。

他国では、ワニを騙して、子鹿や猿が渡るという話があるのです。

古代に日本と他国は繋がっていたのかもしれません。


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